【ののの】

 

のの字書く。

 

誰かにかまって欲しくて、

 

「どうしたの?」って気に掛けて欲しくて、

 

「大丈夫だよ」って寄り添って欲しくて、のの字書く。

 

ホントは抱きしめて癒して欲しいのに言えないからって、もじもじながら、のの字書く。

 

そんな気持ちで書いたのに、気付いてもらえなくて、またイジイジしながらのの字書く。

 

自分が踏ん張ってなきゃ、強くいなきゃって思ってて、

 

いい歳して自分の言葉を持ってないなんてカッコ悪いし、

 

そもそも誰かに甘えるなんて問題外だし専門外。

 

だけど、誰だって一人で立ってるのが辛くなる時もある。

 

それはきっと弱さじゃないし、てゆうか弱いところがあったっていいじゃない。

 

にんげんだもん。

 

そんな、人として当たり前な“愛すべき可愛さ”を、受け入れ抱きしめ生きていこう。

 

だから…もしも寄り掛からずにはいられなくなったなら、

 

のののののって書けばいい。

 

 

 

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