もう無理かと思ったけど、7.2合目山小屋までなんとか辿り着けました。
山頂山小屋チェックインの時間がヤバい。
【癒しの7合目】
そんなこんなで辿り着いた7.2合目。
(ほぼ)始めての山小屋でようやくちゃんとした休息をとる。
食事を済ませ、7.2合目を出発。
徒歩3分で次の山小屋到着。
おい。
なんだこのぬるさは。
もうちょっとバラけさせてもええやろ!!!!
1個前の山小屋まで8時間半かけて登って来たんだぞ!
徒歩3分て!!!!
と言う気持ちを抑えつつ、まぁさっき休んだばっかりなので今回の山小屋はスルー。
お次の山小屋は7.9合目。
6合目からのペースアップしたペースで登れれば、おそらく1時間ちょい登れば到着するハズ。
登りだして30分後程。
の子がツイキャスを開始。
今回のツイキャスは電波も比較的安定していて、次の山小屋までがっつり続く。
の子キャス(7.2~7.9号目)
富士山配信~龍の谷
7.2合目でがっつり休んだとは言え、やはり全員に疲労の色が見える。
俺に至っては骨折してる足の指が腫れてきてる(痛みはほとんど無い)。
~配信内の会話~
俺「骨折した指が腫れてきた。」
の子「いかれてますわ。骨折して富士山登山とかいかれてますわ。」
の子「いかれた奴らが集まるバンド。神聖かまってちゃん。宜しく。」
しかし疲労感は強いもののとにかく天候が良いので、とにかく先も見えない、景色も見えない、雨でずぶ濡れの今までの登山に比べれば雲泥の差。
の子も「すんげぇ綺麗」を繰り返し、配信に景色をよく映す。
こんな感じ。
始めの方は3人ともちょっと恥ずかしそうにすれ違う登山客に「こんにちは~…。」と言ってたのに、ここら辺になってくると挨拶も手馴れくるようになる。
キャス内でもの子の元気な「こんにちは~!」と言う珍しい挨拶が見れます笑
いやぁ。山は人を育てますなぁ。
【神聖登山隊】
更に配信しながら登る。
1時間程で7.9合目に到着(まだ配信中)。
いやぁ。7.9号目。
3290mですよ。
登り始めたのは1500m。
約1800mも登ってきた訳ですよ。
んでこの景色。
もうひたすらに感慨深いです。
ここを過ぎるともう山頂まで山小屋が無いので、ここでがっつり休憩を取る事に。
俺も事務所からの指令であるビデオカメラを回しながら、しばらく雑談。
そんなひと時をパシャリ。
この画、信じられます?
こんなところで配信ができるようになるなんて!スマホ(アプリや電波)の進化凄い!って言う意味での信じられないも勿論ですが。
7年前、の子から「配信でやって行こうぜ」って言われた時には、こんな画が見れるなんて、僕には想像も出来なかったです。本当に信じられない。
こんな場所で、沢山のリスナーさん達に囲まれながら、配信をできる僕達は本当に幸せだな…ってしみじみ思っちゃいました。
の子が配信中に「神聖登山隊ですよ。」って言ってたけど、家に帰ってこの写真を見返した時に、「これは、なんか、神聖登山隊だなぁw」と思って笑っちゃいました。
そんなしんみりタイムも程なく終了。
繰り返しになりますが、ここからまた山頂までは山小屋無し。
残り2号分。
只今3290m。
山頂3776m。
こう見ると「なんだ、もうちょっとじゃん。」と思えるんだけど、やはり、ここからが、キツかった。
タイムリミット(18時)まで後3時間。
再度計算してみるも、やっぱりギリギリ。
酸素が自覚できる程に薄くなってきてる。
頂上の酸素は地上の2/3と言われてるらしいが、ここら辺になってくるともうほとんどそんなもんなのかも知れない。
更にここから道が途端に急勾配になる。
風も強くなっていく。
それに伴って気温も一気に下がってきてる。
ラストスパート。
出発。
否。
出陣です。
【ラストダンジョン】
7.9合目を出発して30分。
長く続いたの子キャスが終わった頃。
道はこんなんになっていた。
この足場がまた見た目以上にキツい。
ゴロゴロの岩で足がとられてよろつきながら登るのが、物凄く体力を消耗していく。
また小雨も振り出していた。
寒い。
6合目付近から習得した「立ち止まって、立ったまま休憩の術」を駆使するも、動いてるウチはそんなに感じないのに、立ち止まるだけで途端に寒さが襲ってくる。
風が強いから、急速に冷やされる。
「疲れが取れたから歩き出す」のではなく、「じっとしてると寒いから歩き出す」のサイクルになっていく。
そこから登ること更に30分。
ついに姿を現した、ラストダンジョン。
このギザギザ道の先に、頂上があるハズ……!!(あのポコッとしてるやつか…??)
ここか辺からまたの子が配信を開始。
そしてまた置いてかれる俺。
骨折してる足も普通に痛み出してきてたので、無理せず自分のペースを死守。
この時点ではもう焦る気力も無かったのが本音。
ま~このラストダンジョン、キツかったです。
とにかく書くことがキツかったしかない。
ずっと何も変わらないのである。
とにかくずっと岩道で、とにかくずっと急勾配で、とにかくずっと寒くて、とにかくずっとキツい。って道が2時間。
その2時間の間、寒さ的な意味でもタイムリミット的な意味でも休めない。
まさにラストダンジョン。
もう、本当に、限界だって……ってところからの、この仕打ち。
「これを登り切れば頂上……!!」
この一心だけが、3人を支えていました。
でも、やっぱりあのポコッは頂上じゃありませんでしたw
むしろラストダンジョンの半分も攻略してなかったwwwww
(もう心身共に限界過ぎて写真撮る余裕無し)
若干心が挫けかけるも、そっから更にラストスパート
全員の心が「こ…今度こそ…今度こそ頂上のハズ……」でいっぱいになる。
そして
ついに
噴火口!!!!到着!!!!!!
やっと…やっと富士山を制覇し……ってここも頂上じゃないんかーい!!!
判ったよ!!登りゃあいいんだろ!!登りますよ!!後どんくらいだ!!20分か!?30分か!?
2分で着きました。
と言う訳でっ!
17:45!!(チェックイン締め切り15分前)
登山開始から12時間45分!!!
登頂です!!!!
(ホントすみません画像ないですあああああなんで撮らなかったんだ限界だったからですすみません)
の子キャスで補完して下さい!笑
ラストダンジョン→登頂→晩御飯の様子
富士山配信~ラストダンジョン火星
チェックインしてすぐ晩御飯を食べる。
メニューはカレー。
ま、またカレー!?知ってたら7.2合目飯ラーメンにしたのに!!笑
(でも正直7.2合目で食べたやつの方が美味しかったっす)
その後、俺は全てが限界だったので、すぐ寝る。
二人は配信。俺も見とけば良かった…!と思う程夜景が綺麗。
の子キャス
タイトル無し
山小屋の布団はとにかく狭かった…!!
寝返りがうてない。
んで遅く高山病がきてしまったらしく、頭が痛い。何度も何度も起きる。
細切れの夢を沢山見る。なんか基本的にぐわんぐわんしてた。
疲れきってるハズなのに全然深い眠りにつけない。
諦めてトイレに行こうと起きたら、mono君がガバッと起きて「良かったー!トイレ行きたかったんだけど怖くて行けなかったから助かったー!!」って言ってついてきた。
mono君……。
神聖かまってちゃんのリーダーにして、今年で29才の男の子である……。
それでもなんとか細切れに寝て、4時起床。
よし、もう頭痛は無い。
朝ごはんを食べる。
メニューは米と、海苔と、ふりかけ。
完全に修行僧です。
4:40退館、配信をスタートさせて日の出を待つ。
凍えるほど寒い。
景色は凄まじく綺麗。
の子キャス
富士山~ごらいこう
う~ん。。。出そうな気もするけど、これはちょっと厳しいなぁ。。
5:20、日の出を諦め、下山開始!
おっと忘れるところだった!!!!
人に撮影お願いして
頂上でチーズ!!!
だ、誰?この人達……???
ボロボロ笑
よ、よっしゃー!下山開始じゃああーー!!!
【下山】
3人ともペースがめちゃくちゃ早い。
こ、これは早過ぎないか…???
と、心配になるペース。
特にの子。
念仏のように「とにかく…風呂に入りたい……。」と言っている。
勿論俺もmono君も早いトコ降りてしまいたい気持ちは変わらない。
ペースは相当早い。
しかし一向にの子に追いつけない。むしろ離されて行く一方。
化け物が頭角を表し始めた……。
そして、あんなに辛かったラストダンジョンを30分程で全員制覇。
登りはパンフレットの目安時間の2倍時間がかかった。
全員素人。当然である。
しかしこのペースはパンフレットの時間を遥かに上回っている。
お風呂パワー。恐るべし。
更に1時間後。
なんと驚くべき事に3人は既に7.2合目、あのチューペット館に到着していた。(※わらじ館です)
の子が「とにかく早く降りちゃいたい」と言い出し、7.2合目から分かれる事に。
俺とmono君が休憩してるウチから既に歩き出し、あっと言う間に米粒の様になる。
俺「ば、化け物や……。」
mono「(カッパの)化け物だ……。」
(※カッコ内は想像です)
の子のペースはとんでもないが、俺&monoも相当なペースで下る。
程なくして大砂走りコースと言う御殿場ルートの下山専用ゾーンに突入。
細かい石が敷き詰められていて、滑る様に下る事ができる。
確かに早いはとんでもなく早いが、足の負担がヤバい。(動画を僕のインスタにあげてます。)
時折休憩しながらまた下る。
休憩もそこそこに下り続けて3時間。
の子から信じられないLINEが。
「先着きました。」
俺&mono「(カッパの)化け物だ……。」
(※カッコ内は想像です)
いやいやいや、いくら大砂走りが早いって行ってもとんでもないペースである。
少なくとも俺もmono君もゆっくりしてた記憶は一切無い。
たぶんこんな感じで下っていったんだろう。
※画像はイメージです
と言い続けながらも下り続け、2人も程なくして一番最初の山小屋に到着!!
富士山は信じられないことがいっぱいでした。
凄い景色の中配信をしたり、mono君がトイレ行けなかったり。6合目だと思ったのに新6合目だったり、頂上だと思ったのに何度も騙されたり。
言いだしっぺの僕も、「達成したい」とは思ってたけど、「達成できる」とは思ってなかった。
まさかこの3人で富士山に登って、全員で登頂して下山出来るなんて!
それも配信しながら!!!
信じられないようなことがいっぱい起きたけど。
辛くて辛くて辛いことだらけだったけど。
でも
ホントにホントに、楽しかったなぁ。
その後、みんなでお風呂に行ったり、大阪でフェスに出たりしますが、それはまた、別のお話。
―富士山配信・完―
終わったぁあああああ!!!!
長かったぁあああ!!!!!!
長かったぁあああああ!!!!!!
終わったぁあああああ!!!!!!!
○ここまで読んで下さった皆様も本当に有難う御座いました!!
今回に限らずですがコメントとか、ツイッターでの応援とかホントに有難う御座います。
本当ブログ書くモチベーションになってますです。
○ツイキャス
今回ブログ書くにあたっての子キャス見直したんですが、ほとんどの子の声しか聴こえないんですね、アレww
結構喋ってたつもりなのに俺の声ほとんど聴こえませんでしたwww
○まだ写真余ってます。
景色の画像限定でインスタグラムにでもあげようと思ってますので、もっと見たい方はそちらもどうぞw
○戻ります
3週間も富士山日記書き続けたのでなんか変な感じしますが、来週からまた普段のくだらないこと書くブログに戻ります!
それではまた来週~ノシ