チバトレブログ

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フリーランスのパーソナルトレーナーです。活動拠点は、Re New表参道。プロアスリートのサポートを目的としたパフォーマンススタジオです。日々の生活の中で学んだことをブログを通じて発信していきたいと思っています。

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今シーズン最後の大会が終わりました。良い形で締めくくれて、気持ちよくオフトレに入れます。


長いシーズンでした。


良いこともたくさんありましたが、僕は性格的に苦しかったこと、悔しかったことを思い出してしまいます。


今のクライミング界は、成長スピードが尋常じゃありません。全くノーマークだった国から、突然凄い選手が大会に参戦してきます。今まで活躍していなかった選手が、大会中に化けてスターになります。


誰が本当に強いのか?
誰が次の時代を作るのか?


全く読めない状況です。
セッターも監督もコーチもトレーナーもデータマンも本当に大変だと思います。


僕もずーーっと余裕なし。
脳ミソフル回転、アドレナリン出っぱなしで一年間走り続けました。眠れない夜、悔しくて眠れなかった夜も少なくありません。


脳の処理能力が選手たちほど大きくないので、きつかったですよ。いやぁ、本当に。


ただ、成長は自分でも実感できています。選手が何を思い、何を感じて、僕に何を求めているのか?前より理解できるようになりました。技術的なことより、今年はコミュニケーション面での改善に力を入れてきました。


改めて僕に求められている一番大切な仕事はなんでしょう?自問自答。


一言で言うとサポートしているクライアントを感動させること。予想を上回るパフォーマンスを引き出すことです。


他のことを意識する必要はありません。選手の目線、選手のおかれている状況を考え、最大限サポートする。それしかありません。


すると、自然と結果も付いてきます。


パーソナルトレーナーの仕事の原点です。
シンプルなことです。


来年は、もっといい仕事ができるように今年の残りの時間を大切に過ごしていきます。イベントや通常パーソナルもやれるだけやるつもりです。


今後ともよろしくお願いします。
















自分の存在理由は何か?
この一瞬で何に集中すべきか?


瞬間瞬間の判断で次の展開が変わっていきます。
今起きていることは、過去の自分が引き寄せたもの。


今さらどうにもならないことばかりです。


そして、今努力しなければ未来の自分に起こることは、理想的なものにはなるはずがありません。



過去を受け入れる。
未来に向かって努力する。


その繰り返しです。





世界選手権の男子ボルダー競技スタート。智亜も順調に予選を全完登でグループトップ通過。


全く不安がありませんでした。思い切りもよく、迷いを感じさせない素晴らしいクライミングでした。


コンディションもどんどん上がってきています。良い時の智亜らしい肉体のハリがあります。





大会期間中は、あまりら道具を使わないようにしています。慣れている刺激で整えることで、感覚を変えないようにします。


体に触れ内側の状態も探りながら、負荷をかけます。言葉を聞く以上に精神状態も伝わってきます
。身体はウソをつけません。


変わらないようにみえる動きも、様々な調子によって感覚が違ってきます。微妙なズレを修正し、これならイケと思えるバランスを探します。
  

ある時、上手くいっても次も同じようになるわけではありません。何がきっかけで潮目が変わるかは読めません。そこが面白いです。経験と直感を頼りに判断するしかありません。


どこにピークを合わせるか?
どこまで我慢するか?
最初からいくのか?


この駆け引きが勝負の世界の醍醐味です。


世界選手権もここから後半戦。気を引き締め、選手と一緒に頑張っていこうと思います。
DAIGO先生のお話

この話、共感できる人多いと思います。痩せてる人は、自分は太らないと確信しています。それは、習慣がどうとか、職業的にとか、美意識とか、努力してるからとかではなく、食べる量を自然とコントロールできるからです。


必要以上についつい食べ過ぎちゃうなんてこと自体がないんです。そうしたらその後だるくなるし、苦しいし、頭の働きも鈍くなると分かってるからです。


食べ過ぎても困らない生活をしていること自体が太る原因です。ダイエットなんて考える必要はありません。単純に太らなければいいだけの話です。


そのためには、自分をコントロールして何かを成し遂げようとする生き方を貫く姿勢が大切なのかもしれません。


ガチクライマーに体重コントロールが苦手な人はいません。本気で登りたい課題があれば、食べたい気持ちが起こらなくなります。


人間の体は、感情によって様々な反応が内側で起こるようにできています。表面的な部分は結果であって、原因ではありません。

僕の出張パーソナルグッズのほとんどは、負荷をかけて体を強くするためのツールではなく、運動システム全体を適切に機能させる上で必要な刺激を獲得するものが中心になっている。


強い負荷は、競技動作の中で獲得した方がパフォーマンスに繋がりやすい。逆の発想は裏目にでることが多い。これは経験から学んだこと。


骨盤の歪み、股関節の歪み、肋骨の歪みなど、様々な構造の問題を残したまま、強化に踏み切ってしまうと、不自然な組織の発達が促されてしまい、理想的なバランスから遠ざかっていってしまう。


言うなれば、ナビの設定が合っているのか確信がないにも関わらず、、


まあ、こっちでしょー


と軽はずみに爆走できてしまっている心理状態である。個人的には、助手席に絶対に乗りたくない。


身体は様々な組織同士が複雑にバランスを取り合おうと働く仕組みになっている。どこか一箇所に異変が見つかった場合、関連している様々な関係性を確認していく必要がある。


面を変え、重力と関わる状況を変え、多角的な視点で、マクロ的、ミクロ的、受動的、能動的、反射的、思考的、習慣的、先天的、経験、受けてきた運動教育など、ありとあらゆる可能性の中から問題の本質を探っていく。


直接患部にアプローチ??そりゃないのは、専門家じゃなくても分かります。では、隣り合う関係性に問題があるのでしょうか?それも疑いやすいだろうけど、それだけでは全ての問題は解決できない。さらにさらに視野を広げ、大きな範囲の関係性も合わせて見ていくことが求められる。


外交官が、世界情勢の問題解決を考えるのと同じくらい、人体の仕組みを整えるのは、一筋縄ではいかないだろう。完璧だと思って出した答えが、一瞬のうちに甘かったと思わされることの連続。


パーツの多さ、複雑性を極める構造、それを操るシステムの完成度の偉大さを実感するたびに、何から手をつけるべきか迷う。頭の中にインプットできる知識、経験にも限界がある。


運動指導経験の長い人ほど割り切って考えていることだろう。


がむしゃらに競技と向き合っていて、スランプと栄光のサイクルを何度も繰り返しているベテランアスリートの方が、人体の本質を理解できている可能性は極めて高い。



僕自身も自分の身体と真剣に向き合い続けることが一番の勉強法なんだと気づくまでにどれだけの時間を使ってしまったのだろうか、、、


何の迷いもなく自信満々に運動指導している若手トレーナーを見ていると羨ましいと感じることさえある。
(同時に心の中で全く違うことも思っているけど、、、笑)



今日はそんなお話。