来春4月に神奈川県議会議員選挙に出馬意向を表明している”えびけん”こと海老名けんたろうです。

議員になり、政治活動をしている中で、私は、「社会の多様性を守りたい」と思っています。
政権交代選挙で自民党から民主党に変り、2年前に今度は民主党から自民党にまた政権が変りました。そして今、また総選挙が行われていますが。この一連の流れの中で、特定の政党にレッテルを貼り、悪しざまに非難し、議論しあう余地がないような展開に、とても息苦しさを感じます。そしてそのレッテルが貼られると、その後は議論を全く受け付けないという状況になる様な事態も発生することもあります。

言うべきことを言うことは重要ですが、人と議論する上で、その存在自体を否定したり、人格を否定するようなものは議論だとは思えません。しかし、そのような状況が生まれています。

松下幸之助塾主は、「万差億別」と言いました。私もそう思います。人それぞれ違いがあります。バックボーンの違いがあります。それは考えの違いになります。考えの違いについては、ときには、その違いゆえに戦わなければならないことがあります。方向性を1つ選ぶ際には、考えが違えば、選ぶ方向も違うことになるので、戦うというか、議論しなければいけないと思います。ただ、考えが違うからといって、相手の人格や存在を否定するようなことは許されるべきではなく、それが個人レベルから、組織レベルになっていくと、多様性を破壊することになると思います。

私が無所属で議員として活動している理由は、
 X政党だから何言ってもダメ!とか、
 Y政党ならすべていい!
なんてあるわけないと思っています。
無所属としてそれぞれの政党の存在を尊重しながら、それぞれのいい面、悪い面をみて、是々非々で議論をして対応していきたいと思っているからです。

議員になったころから、はっきりとこの「多様性を守りたい」と認識していたわけではありませんでしたが、ここ最近の流れをみていると、ヘイトスピーチや、書籍でも、「ファシズム」なんて言葉が出てきたりすることや、この総選挙中に討論番組の自粛といった件が出てきているのを見ると、「多様性」の危機が迫っていると私は感じていますし、ここ数年、私自身も息苦しさを感じています。

さまざまな立場の人たちが自由に生きていくには、自由に発言していくには「多様性」が守られていなければならないと私は思います(相手のことを考えずに好き勝手にやっていいわけではありません)。もしそれが、政治のイズム的なものとして、リベラルと言われようとも、私は「社会の多様性」こそ自由に生きていく基礎になると思っています。

改めて、私は政治信条として、「社会の多様性を守る」ことを持ち、活動をしていきたいと思います。

県政を通じて茅ヶ崎市をよくしたい!来春、茅ヶ崎市から神奈川県議選に挑戦意向を表明”えびけん”こと海老名けんたろう