介護報酬 引き下げへ最終調整や障害者福祉サービス報酬についての引き下げの報道が出るなど(のちに総額据え置きとの報道)しています。これら報道を目にして、久しぶりに、介護の世界をマンガにし、ドラマ化もされた「ヘルプマン!」を読み返しました。
この13~15巻は、「介護職員待遇編」といわれるものです。2009年に刊行されています。
ヘルプマン13
ヘルプ14
ヘルプ15

13巻は、主人公の介護士たちが、OLと合コンをするシーンから始まります。OL達が介護士と知り、主人公たちから離れ、給料が安くて上がらない人たちだと話しているというシーンです。そして、仕事先では、慢性的な人手不足で疲弊する現実が描かれ続けます。
”介護職は、重労働で、低賃金”と

主人公は、介護職に誇りを持ち、楽しんでやっているものも、給料の上がらない現実(実際には上げられない現実)、疲弊して辞めていく職員たち、法律、制度に縛られ、理想に燃えて介護職に就くもバーンアウト

マンガということもあり、15巻はいい形で終わるわけですが、ここ最近の介護報酬や障害者福祉サービス報酬に関する報道を見て、読み直してみると、このマンガがすべてではないのですが、やはり改めて考えざるを得ない問題だと思います。

このマンガの内容が、過去はそうだったけど、今はそんなことないとなればいいのですが、現実の厳しい声をいただくことからすると、今回の改定は本当に現場がより疲弊させてしまうのではないかと危惧いたします。