一億総活躍大臣様、介護離職を防ぎたいなら、やはり介護職離職や介護職が職場を転々としている(転々としてせざるえない)その状況の改善も考えるべきではないですか?

11月から2002年に取得したホームヘルパー2級の資格で介護ヘルパーとして働いていますが、改めてつくづくそう思います。

一億総活躍というかなり時代錯誤的なスローガンのもとに、ほぼ厚生労働大臣と厚生労働省ががんばるべきことが話題になっている感のあるネタが上がっていますが、私としては、介護離職を無くしたいのなら(かなりハードルの高いというか、高すぎると思っています)、介護職離職も考えるべきだと思います。

いくら特別養護老人ホームを増やしても、ハコモノを増やしてもそれを動かすというか、運営するスタッフがいなければいけません。ロボットで対応するにはまだまだすぎます。

ハコモノを整備しても受け入れる方々がいなければ十分に機能しません。つまりは介護職の方々をどうするかです。

介護は、長期にわたる可能性が高く、かつ、いつ終わるかははっきりとわかりません。
介護休暇をとりやすくしても(確かにそれは必要です)、介護休暇もいくらなんでもその長期にわたっては無理でしょう。

となるとやはり介護職の存在は重要で、その離職問題は大変です。

寿退社というと、女性をイメージするのが、日本では一般的だろうと思いますが、介護の世界では、男性でもその待遇の低さから、結婚を期に退職するということで、こういった言葉が出されるというのを報道などで目にしたように、介護職離職をどうするかも合わせて考えるべきだと思います。

一億総活躍大臣とそれを任命した安倍総理大臣ぜひ特養などのハコモノ整備だけでなく、そのハコモノで働く方々や、介護の世界で働く方々のことも考えてください。

ヘルプマンを目指して!えびけん 海老名けんたろう