8月のブログでは、2度目の蚕の羽化を経験できたところまでは書きました。
3個の繭のうち、1匹だけ羽化できて♂だったこと・・・
(お蚕様、1頭・2頭とカウントするそうですが、「匹」で行きますね!)
その後餌として買ってきたシルクワームはなんと、22匹(+おまけ2匹)のなかで11匹が蛹化。
9月は羽化と交尾、産卵を観察できました!!
しかも、♂6匹、♀5匹、と羽化の時期がずれたので、ほぼきっちりとペアリング成立
大吉が食べる分、、、どうするのよぉ!
また買ってくるさあ!
22匹のシルクたち、よく食べよく育ち、鉛筆より太い位になりました。気が付くと、もう糸を吐き始めている1匹がいたので慌てて用意したのが、トイレットペーパーの芯!
間に合いました。気に入らない、ということもなくそのままそこで繭づくり。
お気に召さず、渡り歩きながら落ち着いた子もいました~~
選り好みするので、蚕の倍の「まぶし」が必要なんだそう。
おちりの先から黄色いのが出てるでしょ?産卵管と両脇のフェロモン袋?これでオスを引き寄せます
♂の羽化が1週間後だったので、待ちきれず無精卵をたくさん産んじゃった後でした
こちらの卵、直後はクリーム色ですが、2・3日経つとオレンジ→茶色→小豆色、と変わりました。
冬を越さずに2週間後に孵化するものは非休眠卵というそうです。冬を越すのは休眠卵。これらを孵化させるのはなかなか難しいそうです(´・ω・`)どうなりますか…(^_^;)
今回も、なかなか外に出て来れないでいるお蚕さんがいました。
早めに気づき、カッターを使って慎重に糸をほぐし、穴が開きました。
中にもう羽化したお蚕さんが見えます 目と触角です!
この子はこの後、自力で這い出してきました。
もう1個も穴を開けましたが、中で動く気配がしません。
羽化している成体がいるんですが、動きません。
結局繭を切り開くところまで行きました。ここまで来たら動きました繭の中でほぐれた糸に脚や体が絡まって動けなかったようです。
↑手前に写る茶色のは蛹の殻。
さっき這い出してきた♀を、先に羽化していた♂たちに近付けると・・・
ぶわwwwっと羽ばたきます。飛べないですけど、、、
翅が見えません(笑)羽ばたかせて、♀のフェロモンを感知して寄っていくのです。
♀を真ん中に挟んで♂2匹で争奪戦~~~
↑♂です。櫛のような触角が太く、毛足?が長いんです
こちら、一番先にペアになっていた、♀。容器のふちにとまるようにしてお☆様になっていました。
お疲れ様でした。
そして、♀が死んだのに一生懸命おちりをくっつけに行った♂(左)
こちらの♀。一通り産卵した後も、産卵管を押し付けるようにして、産卵を続けたい様子・・・でも卵は出ません。塗れた綿棒で少しこすってあげましたらば・・・
ププププッと塊が出ました!!卵詰まりをしていたようで、その後続けて産んでいました。(クリーム色の卵が後から出てきた分)
苦しそうだったから・・・よかったね!
お蚕様(幼虫)→蛹化(ペーパー芯の中)→羽化&産卵(画像右)→☆になったカイコガ(画像上)
色が変わった卵…10月頭で孵化してもいい頃なんですが、・・・
まだです!
時期任せにほっておいてはダメなのかな・・・??
養蚕家は温度管理・薬に漬けて孵化を促す、とか書いてあります…でもそんなのできないwww
先に書いたように、この先は難しいのかも知れません(´・ω・`)
全員☆になって、同じ場所に埋めてあげました。
卵のこれからはもうしばらく様子を見たいと思います。
ちなみにこの後、餌用に買ってきたシルクワームは、大吉が食べた2匹以外、買った翌日に全滅!!
その後買ってきたシルクワーム10+2匹は、1匹も死なずに成長、これまた6匹がもう繭を作っちゃいました…買ってきて1週間で蛹になる・・・
大吉は2~3日に1度の食事なので、食べ切る前に死ぬか蛹になるか…お蚕さんの飼育、エンドレスはさすがに・・・きついなあ(笑)