●8月1日23:00〜

あれよあれよと、子宮口が全開となり、いきむ姿勢に切り替えます。助産師さんに、


「陣痛が来たら、ふぅーっと息をはき、吐き切って大きく吸ってーー、いきむーだよ!!


「2回目も同じー、
吐いてーー、吸ってーー、いきむ!!」


「3回目いける?ダメだったら深ーく呼吸。赤ちゃんに酸素送ろうねーー。赤ちゃん元気だよー!」


のターンを、✖️40回ぐらいやりました。


尿意があれば、尿道に管を入れて、そこから排泄。これもまた痛い、、。3回ぐらいやられた。


前回の娘の出産時は、3回ぐらいのいきんだターンで出てきたイメージだったんだけど、、今回は違ったようで。しかもこんなに頑張っているのに、少しずつしか降りてこないと。
 

どうやら陣痛が弱まっているらしい?
途中、陣痛促進剤を追加され、それでも状況は変わらず。


助産師さんがお医者様へ連絡。
吸引分娩いく?などの会話もちらほら。


イキんでるのが、長年の便秘を出すイメージは変わらないんだけど、そこまで出てない、進行がイマイチってのは私でもわかってて。


もう体力的にも限界を迎えてたので、いっそのこと切ってくれ、、と頭で願いつつ、陣痛がきたらいきみつつ、エンドレスモード。


お医者様の判断で、通常分娩から、異常分娩に切り替えますとの通達をうけ、吸引分娩の準備が始まります。


よくわからずだったけど、まずは麻酔が撃たれ、股を切開され、シリコンのカップを子宮内にグイッと入れられ、これがまた激痛で。


「次の陣痛来たら言ってね」


と、タイミングをみてイキみます。
吸引のスイッチをいれ、ひっぱりあげる!!


1回目は失敗。
クーリングモードになり、次の陣痛まで待機。


もう、眠いし、汗すごいし、早く出てくれーと念じながら、陣痛スタート。


お医者様と目線を合わせながら、ふぅぅぅーっっっといきんだタイミングで、


どぅるん


と出ました。
1:09、子宮口全開から既に2時間が経過していました。


痛みは、あったけど、前回の出産よりは痛くない。ひっぱられたからかな?すぐさま息子は産声をあげ、保育器へ。


お医者に、


「臍の緒、4周も巻いてるじゃん!!!前代未聞だよ!」と、驚かれ、後処置をしてもらいます。


臍の緒4周での経膣分娩は、本当に稀らしく、ベビーの心音が落ちずに、元気でいることが条件。


お腹に貼られた心音チェックで念入りにベビーの心音を確認しながらのお産でしたので、帝王切開ではなく、吸引での判断になったみたいです。


後処置の胎盤出しと、会陰縫合は、耐えられるけどやっぱり痛い、、。
 

赤ちゃんは元気そうで、保育器でミャーミャー泣いてました。少したって、抱っこしてみる?と言っていただけたので、右の脇腹あたりへ。


念のため検査があるから、と、回収される時間ギリギリまで、おっぱいを吸わせたり、顔をみて余韻にひたりました...。


難航するお産の中でも、やっぱりイメージするのは、


想い描く幸せな未来


大きくなった娘と息子が遊ぶ姿
やんちゃな子供達
それを見守る私と夫


幸せな時間
家族としての絆
自分が思い描く未来


どんな人生を生きたい?
どう過ごして生きたい?
それを叶えるにはどうしたらいい?


今回の出産までの道のりは、こんな想いが交わったものでした。


自然妊娠は絶望。憧れはあるけど叶わぬ夢。
でも治療という選択をすることで、叶えられる未来もある。私達夫婦の決断。


色んな感情が涌き出でてますが、全ては誕生、この時のために...


諦めなければ失敗はない
一瞬一瞬、悔いのない生き方を


長々とお読みいただき、ありがとうございました✨✨


赤ちゃんを望む、すべての方々に幸せな未来が訪れますように、、

2021.8.3 chisa