日曜日、発表会が無事終了いたしました
(直前は発表会の準備と息子の高校入学の準備が重なり、頭がハゲそうでした)
今年は会場がなかなか抑えることができず苦労しましたが、結果スタインウェイのフルコンが置いてある、なかなか素敵な会場で開催することができました
ピアノは音抜けがしにくく弾きやすくて、会場の残響時間も今までの会場より長くていい感じ
バックの照明も1部、2部、3部…と、年齢に合わせた色に変えて頂きました
今年の始まりの挨拶は、YくんとHちゃんの兄妹にお願いしました
(初めは「え〜」と迷っていたYくんですが、やってみたらそれで吹っ切れたそうで、演奏も落ち着いてできたようです!やっぱり何事も経験が大切!)
さてさて発表会ですが、
小さな子は小さな子で、あんな小さな子がたった一人で舞台に立って頑張ってる😭と思うとウルウルしてしまうし
大きい子は大きい子で、どうしても今までの経験などがある分、小さな子とは違う緊張があって、その怖さを乗り越えて演奏している姿にウルウルしてしまうし
どの子もみんな最高でした!
実はある生徒さん、とても忙しくて暗譜が間に合うか微妙でした。
曲も長いし、無理に暗譜じゃなくてもいいよーと伝えていたのですが、
「先生がこんなに教えてくれているから頑張りたい!」
と言ってくれて…
直前のレッスンでもどこかで止まってしまい、止まってしまうと入れなくなる、の繰り返しで、不安なまま当日を迎えました
開演前から顔がこわばっていて、お母様が
「もう、ずっと逃げたい、逃げたいって言ってるんですよー」
と…
気持ちが痛いほどわかるだけに、不安を取り除いてあげる言葉も見つからず
ただ
「わかるよー、逃げたくなる気持ちすごくわかる…」
と横に座って共感してあげることしかできませんでした。
「止まってしまって、どうしても入れなくなったら先生が楽譜を持って駆けつけるから!止まったって大丈夫よ!地球ひっくり返ったりしないから!」
と慰めにもなっていない慰めの言葉をかけ送り出しました。
始まってしばらくして少しつっかえてしまったところはありましたが、止まってどうしようもなくなるということはなくそこは乗り越えることができました。
何かあったときにすぐそのページを持って行けるように楽譜と生徒を目で交互に追いかけながら
『がんばれ!がんばれ!』
とつぶやきながら聴き
一番暗譜があやしかったところは見事に乗り越え、そこからは私も少し安心して聴くことができましたが、暗譜が怖い、怖いって言っていたのに、小さくまとまることもなく音楽的に弾いている姿にもう胸が熱くなり
見事弾ききったときには心からのブラボー!を叫びました(心の中で)
この生徒さんに限らず、みんな一人一人それぞれドラマがあり、演奏を聴きながらそれが思い出され胸に込み上げるものがありました。
みんな、感動をありがとう
講師演奏はショパンのスケルツォ第2番を弾きましたが、最後の最後で暗譜飛ぶ〜(お決まり)
まぁ止まらずに弾けたので良しとします(自分に甘い)
また来年も頑張ろうね!