妻の生きた証 | いままでありがとね

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結婚して22年。
2012年10月4日に子宮体癌で亡くなった最愛の妻の闘病の記録と
今までいっしょに過ごしたかけがえのない時間の記憶を綴っていこうと思います。

昨年の1月だったと思います。

妻がなくなり、3か月を過ぎた頃、私がいつも読ませて頂いているブログで

『WALKING TOUR』のことをはじめて知りました。

『WALKING TOUR』はsaparaさんが2004年にFlashアニメーション作品として

インターネット上の掲示板に公開したものです。

音楽には当初、黒石ひとみさんの『PLANETES』が使用されていましたが後に『WALKING TOUR』

として新たな歌詞をつけた楽曲が現在使用され現在の『WALKING TOUR』となりました。



当時、『WALKING TOUR』を見て、涙が止まりませんでした。

私の荒みきった心に一筋の光を見出したのです。

私はパソコンでFlashの映像を再生していましたが、最初のうちは無音で再生していました。

映像だけでも感動の涙は止まりませんでした。

何度か再生していて、無音で再生していたことに気がついて、スピーカをONにしてみて、

はじめて黒石ひとみさんが歌うその曲を聞いたのです。

映像だけでも感動しましたが、そこに黒石ひとみさんが歌う『WALKING TOUR』を聴いた時、

魂が震えるような感動でした。


黒石ひとみさんの作品は『美しの里~癒しと音楽と絵と写真』というサイトで直販していて、

CDを購入して聴くようになりました。

昨年の3月頃から仕事に向かう車の中で黒石ひとみさんのアルバムを毎日聴きながら

運転していました。

車を運転しながら毎日泣いていました。

あまりの感動にショップのレビューを何度か投稿しました。

現在も、1,2カ月に1度くらいのペースでCDを購入しています。

先日、新昨のアルバムがないかショップのHPを見ていて、

『WALKING TOUR』のDVD版が出ていたので内容を見ると、

そこには何か記憶のあるキャッチコピーが載っていました。

「妻が旅立って3カ月を過ぎたころ、『Walking Tour』を知りました。

その映像を見て音楽を聴いて、毎日声を出して泣きました」


ああ、自分と同じような人がいるんだとその時思ったのですが、そのコピーに憶えがあり、

ショップに投稿した自分のレビューを読み返して自分が投稿したものだと気が付きました。

キャッチコピーとして使っていただいたことが、妻がこの世に生きていたことを多くの人に

知ってもらえるようで嬉しくなりました。



『Walking Tour』黒石ひとみ

星が空から 突然消えても
世界は変わらずに動いて行く
心が荒れて 涙も涸れ果て
それでも太陽は昇って行く

悲しみの波 乗り越えるため
ただ前を向いて歩く 次の一歩へと

歩いて行こう
生まれた証に
夢へ続く それぞれの道を生きるために
愛する人や家族 ひとりじゃないから
つないだ手の幸せが
続くよ 明日へと

この瞬間を 精一杯に
ただ前を向いて歩く 生きている限り

歩いて行こう
疲れ果てるまで
いつか夜の 新しい星に変わるまでは
宇宙の全てのもの
生命めぐり合い
愛は決して終わりなく
続くよ 永遠に

歩いて行こう
生まれた証に
夢へ続く それぞれの道を生きるために
愛する人や家族 ひとりじゃないから
つないだ手の幸せが
続くよ 明日へと


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