残念なご報告になります。

卒業犬が車に轢かれて亡くなりました。


その子はとても元気な子でした。

里親さんの元で1年以上、幸せに暮らしていました。

いただくご報告は全て里親さんもその子もとても幸せそうでした。


ある日、里親さんは首輪とリード1本でお散歩に行きました。

そこでリードが外れてしまい、走り出してしまったその子はそのまま車に轢かれて、亡くなってしまったそうです。



残念でなりません。

せっかく幸せを掴んだのに

里親さんも幸せだっただろうに

そんな一瞬の油断から、その子ともう二度と会えないことになってしまったのです。


里親さんと幸せになってねって送り出したのに…

最期はどんなに痛くて辛かったことか…

もっとご家族と長い時間を共に過ごしたかったよね…

と、とても凹みました。





アイドッグではトライアル中はもちろん、外で呼び戻しが出来るようになるまでは、ダブルリードをお願いしますとお話しをしています。


家での呼び戻しは割とすぐに出来るようになるかもしれない。

でも情報や刺激が多い外で、呼び戻し出来るようになるのってなかなか難しいことだと思います。


ダブルリードなんて恥ずかしい

誰もしていない

うちの子は大丈夫

なんて思われる方もいると思います。


私も最初はそうでした。

でも今ではダブルリード(または首輪とハーネス部分がジョイントされたシングルリード)でないと怖いのです。


大きな音や地震、車や人や動物といった光や物の刺激などが目の前で突然起きたとき、犬はどんな反応をするか分からない方が多いはず。

人だって何かの拍子にリードが手から離れてしまうこともあります。

夏に子猫に襲われた時も、こんなことってある?と思ったし、逃げ出す先住犬は逸走に繋がってもおかしくなかった。


亡くなってからでは遅い

亡くなってから後悔しても遅いんです


今回のことは、自分自身への教訓にもなりました。

私でさえこんなにやるせなくて凹んでいる。

目の前で愛犬が死ぬ瞬間を見ていた飼い主さんは、どれほど後悔されたかと思います。

そんな思い、して欲しくないんです。




改めてのお願いです。

元気な子、お散歩の引きの強い子、お散歩に慣れていない子、中型犬・大型犬など、ダブルリードをお願いします。


せめて「もう家族にも慣れてるからシングルでも大丈夫」だと判断されるのであれば、

首輪よりもハーネス(それでも絶対安全ではないと思ってます。ハーネスが抜けたという話もたまに聞くので)

そしてショルダーリードを選んで欲しいと思います。


散歩中にハーネスが抜けた、首輪が抜けた、リードが滑り落ちた…

どれも考えられるし、多分どれかしら経験された方も多いのではないでしょうか。


そのためのダブルリードです。

そのためのショルダーリードです。





今回の件、代表も強い憤りを感じていました。

リードは愛犬の命を守る命綱です。

どうかそのことを念頭に置いてください。


そして今後譲渡するにあたり、元気な子や必要があると判断した子は今まで以上に、ダブルリードを守ってくださるご家庭とお話しを進めたいと思います。