夜に簡単にできる自律神経用セルフケア from やこうかずえ | 自然治癒力学校 公式ブログ

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「病気は才能」のおのころ心平が理事長、
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こんばんは。

腱を調律して体の音色を響かせる
腱引き師のやこうかずえです。
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◆◇  私たちを生かしてくれている2つの神経 ◇◆
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普段は東京の原宿で
「原宿道場  一伶庵」を開き
そこで腱引きをしています。

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今、このメルマガを読んでくださっているということは、スマホやタブレットをを持っているか、PCの前に座っているかだと思います。

メルマガを見ようとする行為にも何かしらの筋肉を使っています。

スマホを持つ、座る、という動作は私たちが「その動作をやる」という意思の元でできます。

そんな自分の意思で動かせるのが、筋肉です。その神経は解剖学用語で「体性神経」といいます。

その対極にあるもう一つの神経。
それを「自律神経」といいます。
こちらはよく聞く言葉ですね。

自律神経とは、自分の意思ではコントロールできない自動的に働く神経のこと。

寒い時には、毛穴をキュッとしめて
体温を逃さないようにしたり、
暑い時には汗をかいて、熱を逃がして体内の温度を一定に保つようにします。

走るとドキドキするのも
全身に速やかに酸素を届けるため
心臓の鼓動の速さや、強さが自律神経によって高められるからです。

胃や腸も、胃液を出したり、蠕動運動をしたり、休みなく動いてくれています。

気持ちでもこの自律神経はフル稼働します。緊張すると、ドキドキしたり、手に汗をかいたり。恥ずかしいと顔が赤くなったり。

この体の反応は全部自律神経がせっせと働いてくれています。

私たちを生かすための活動を24時間休みなしに司っている司令塔なのです。

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◆◇ 自律神経が乱れる原因 ◇◆
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この司令塔。2人の司令官がいます。

主に昼間の活動時や、緊張した時などに働く交感神経と、夜の休む時や、食事時、リラックスする時に働く副交感神経。

この司令官たちがそれぞれ適度に適切な時間にお互いが程よく入れ替わって働いてくれると、体のシステムが円滑に働きます。

ところが、その勤務交代が上手くいかないと、バランスが乱れて、システム不良が起こってくるのです。

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ここで、俺が俺がと出張ってしまいがちなのが交感神経。

交感神経は、目に光が入ることで活発になります。

ということは、夜も電気で明るく、テレビや、パソコン、スマホなど、ブルーライトが日常的な今の生活では交感神経は常に刺激を受けて働きづめになりやすいのです。

初めてヒト属(ホモ属)に属するホモ・ハビリスが現れたのが200万年前と言われています。夜は、星と月明り。

奈良時代くらいから蝋燭が使われ始め、行灯、ランプなどの明かりが江戸時代では使われていました。ちなみに行灯は、豆電球くらいの明るさだそうです。

『夜は暗いもの』という中でずっと暮らしてきたので、その地球のリズムに合わせて体のシステムが作られてきました。

電気が日本の家庭に入ってきたのがたった115年前。

夜になっても明るいという光の変化に体がなかなかついていきにくいので、今の私たちは自律神経の乱れが起こりやすいのです。

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◆◇ 明かりの仕組みを利用したセルフケア ◇◆
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今の生活はとても便利。
ですが、体はなかなかついていきにくい。かといって昔の生活に戻るというのも現実的な話ではないですよね

この便利な生活を続けていくならば、私たちはみんな、日頃からの自律神経のセルフケアをすることがとても大切になってくるのです。

もともと地球のリズムに合わせて作られた体のシステムなので、地球のリズムを感じることがセルフケアになるのですが、その中で具体的な方法を一つお伝えします。

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自律神経は、目から入ってくる明かりの強さで切り替わりやすくなるという性質を利用します。

肝心なのは夜。
蛍光灯は消して間接照明にしてみます。眠る時間の1~3時間前が目安。

明かりは直接目に入らないように壁に向けたりして工夫してみてください。

スマホやPCも一緒に眠る直前はお休みです。

キャンドルもいいですね。
アロマデュフーザーの明かりだと香りもプラスできます。ラベンダーやローマンカモミールなどリラックスするオイルもおすすめです。

夕食時や、お風呂タイム、眠る前のひと時にちょっと部屋を暗めにする。

毎日でなくても、週に1~2回そんな時間を作ってみる。
特に生理前はリラックスすることが大事。意識してやってあげるとよいです。

自律神経の勤務交代がたやすくできるようにサポートしてあげると、朝の目覚めが心地よく感じられます。

地球のリズム、月のリズム、太古から続いてきた体のリズムの声をぜひ聞いてみてください。


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