フランスニースで苦労して、唯一やった感があったのは、旦那と喧嘩して家出したビーチで出会った一人の美女だった。

彼女は真っ白なコーデに身を包み、海側から圧倒的にエレガントな雰囲気で輩の多いビーチの砂浜を歩いていた。

私は影の壁にもたれて携帯をいじりながら、家出したものの今夜どこで過ごそうかと途方に暮れていた。


すると、あの美女が私の方に近寄ってくるではないか。

私は不安になったが、彼女も訳ありかと察して優しくしようと思っていた。

彼女は私に上品なブリティッシュ英語でこう語りかけた。
"失礼します。すみませんがインターネットをシェアさせていただけないでしょうか?"

私は快く受け入れて私の4Gをシェアしてあげた。

そして、パソコンを開いた彼女は何かを確認していた。


私もビーチで暇だったし、この同士にもなりうる美女に恐る恐るどこからきたのか、何があったのかそっと聞いてみた。

"あなたどこの出身?どこからきたの?何があったのかよかったら教えてくれる?"


するとやはり彼女はそんじょそこらの素人とは少し話が違った。

この界隈には皆無に等しい、しおらしく謙虚な態度で
"はい、私はラトビアのリガからきました。モナコに住んでおります。夫はカナダ人で、今日は彼と参加していたサントロペでのパーティーからクルーズに乗って逃がれてきました。"


続いて彼女はこうも話した
"もうコントロールしてくる夫やこの世界に疲れてたまらなくなって。明日は朝の便で母国に家族とボーイフレンドがいるので帰国します"

と。

え?ガチのお姫様?

オードリーヘプバーンに負けない美女を横目に夜の輩がすぐ近くにいる状況の暗いビーチで、私は直感的にこの人をこんなビーチに居させられないという正義に駆られた。


私は家出した身なのに、そんなの言ってられるかという心境になり、彼女の身の上話を聞きながら

"とりあえず、明日一人で母国に帰るんだよね?そんな大変じゃん。うちに一部屋と布団も風呂もあるから、私も旦那と喧嘩して出てきてるけど戻って泊まっていって。
明日の朝は旦那に頼んで車で空港まで送ってくようにする。ここは危ないし☜そんな美女なら輩が寄ってくるのも時間の問題と察知した。ね。行こう。"

それよりもさらに深く驚愕することが私のスピリットの中であり、私は彼女を助けているようで助けられていることを認識したのだ。

そう、私の霊感に基づく物語が、私の地元高知でのストーリーにも紐ずくわけで。

彼女とはまだ深くそこまで深く語り合えてないが、もし何か彼女に今後話ができたらラトビア の話も聞いたらものすごいことがわかる気がする。

そう、私が夫に出会う前から、私はエンティティと会話ができるようになっており、一人ラトビア 出身のおばあちゃんが守護につくようになり、ポーランドに旦那さんと暮らしていたがドイツ軍の影響で夫と生き別れたエンティティだと言う。

その方は私への気遣いで、好意により私を世界に連れ出すと決断したらしい。

この話はまたタイミングを見て綴りたいと思う。

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この物語は長大作になるような予感もしてきた。

#まさかの文章力