イオン(8267)を考える② | 『Free to FLY』 〜自由に羽ばたくための長期投資記録〜

『Free to FLY』 〜自由に羽ばたくための長期投資記録〜

アメリカ株とインデックスETFをBUY&HOLD。じっくりと資産が増えていってくれればいいんです。
気まぐれな市場に振り回されることなく、のんびりと…そして、何に縛られることも無くいつか自由に羽ばたく!

イオン分析の続きです。

前回は、利益が出ていないのに株価だけが上昇していることを問題視しましたが、そもそも企業の成長性にも問題があります。


私は成長性としてROE(株主資本利益率)をざっくりと見るのですが、イオンは悲しいぐらいの低ROEでした。

そもそもROEとは?

ROE = 利益 / 株主資本 
  = EPS(1
株当たり利益)/BPS(1株当たり資本)

であり、株主の資本を基に、どれだけ効率よく稼げたかの実績指標。
今回はこのROEを企業価値の利回りとして将来を占ってみることにします。

また、比較対象として、アメリカ株のコストコ(COST)を持ってきました。
私の近くにはコストコ座間店があり、たまに行きますので…


{A1D42FE1-07D7-48E3-9EB4-06E0B872E825:01}


イオン(8239)     : ROE =   3.6%
コストコ(COST) :ROE = 20.6%

仮に20万円(まぁ今のイオン一単元分ぐらいの値段)を投資したとして、
複利利回りがROEだとすると、10年後は…


イオン   = 20万円×(1+ 3.6%)^10 =  28万円
コストコ = 20万円×(1+20.6%)^10 = 130万円

※本当は株価PER変動や、為替影響もあるので正味の予測とは異なりますが、成長性優位さをROEで測る為の簡略計算です


20万投資して10年後に28万と130万になるならどっちを選ぶ?

株主優待(たったの3%OFF)という撒き餌で株主を囲いつつ、株主利益をおろそかにしている企業よりも
株主資本を有効活用して、企業価値を向上させている企業の方が
いいと考えるのは、自明ですよね。


波乗り翼の身近にあるスーパー
イオン vs コストコ
投資家としてどちらかを選ばなければいけないとすれば、間違いなくコストコ!!

消費と投資は別の話…