小学校に赤ちゃん訪問 & 誕生学の講義を見学しました | もっくんカフェブログ

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茨城県つくば市在住、もっくんカフェや農園などで活動中の

もっくん&よっちゃん夫婦の奮闘期

金曜日、つくば市内の某小学校へ、
久々に赤ちゃん訪問授業のボランティアに
行って来ましたニコニコ

去年の11月に、つくばの子育て支援のNPO法人、
ままとーんのスタッフさんからスカウトされ
ボランティアに行き始めてから1年。

龍ちゃんも、だんだん赤ちゃんから幼児に
成長しつつあります。
14日で、1歳4ヶ月を迎えました。

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この1年で6校くらい行ったかな?
学年も色々、小学1年生から高校生まで
ほんとに楽しかったです ( *´艸`*)
月齢的に、そろそろ最後かな、と思います。


この赤ちゃん訪問の授業は、
『命の出前授業』といって、

実際に子供たちと触れ合って、
自分の体験を話したり、
赤ちゃんを抱っこしてもらったりした後に、

『誕生学』という、赤ちゃん誕生の仕組みと
その奇跡性を伝える講義がセットになっています。


子供たちの年齢によって、伝えるエピソードや、
伝え方も違うそうです。

去年、小学校の1,2年生向けの講義を聴いたのですが
誕生の仕組みがとてもわかりやすく、
またそれ以上に、とても感動的で、素晴らしいものでした。

今回は5年生が対象だったので、
どんな違いがあるのかな~と興味が出て
再度、見学させてもらうことにしました。

騒ぐ龍ちゃんが気がかりでしたが、
幸い途中でおっぱい寝落ち。
なんとか落ち着いて聞けました(^.^;

今回のお話も、とてもとても素晴らしかったです。
ひとつ、ぜひシェアしたいお話があります。
それは、ままとーんさんがお話くださった
ひとつのエピソードです。


むかしむかし
フリードリヒ2世という王様が
ある実験をしました。

赤ん坊に、一切言葉をかけずに育てたら
その赤ん坊は、最初、どんな言葉を話すのか。
それは、神の言葉なのでないか。

という前提のもと

国中から、孤児や、事情で親元で育てられない赤ん坊を集め
ある条件をつけて、召使にお世話をさせました。

それは、お腹がすいたらおっぱいをあげる
おしめが汚れたら取り替える
そういった最低限の世話はするが、
一切声もかけないし、笑顔も見せない、だっこもしない。

というものです。


その結果、子供たちはどうなったか?


残念ながら、この実験は失敗します。


なぜなら
子供たちは


1歳の誕生日を迎える前に
皆、死んでしまったのだそうです・・・。



とても、悲しいお話です。。。

言語に関する実験ではありましたが
このエピソードは、とても大切なことを教えてくれます。


赤ちゃんは、食欲を満たしても
からだを清潔に保っても
それだけでは、生きられないんですね。

声をかけてもらったり、抱っこしてもらったり

つまり、愛情をかけてもらわないと
育つことが、できない・・・。

だから、みんながここまで育ったのは
お父さん、お母さんが、
たくさん声をかけたり、抱っこしたり
かわいがってくれたおかげなんだよ、


ということでした。


・・・

私自身は、そんなに育児に苦労してる、
という気持ちは持っていませんが
(むしろ気楽にやれていると思っている)

それでも、

ああ、何はなくとも、
こうやって龍ちゃんが元気に育ってるのは

自分が愛情をかけて、毎日過ごしているからで、
自分の手柄なんだなあ。
ちょっとは自分をほめてやっても
バチは当たらないなあ・・・

としみじみ、元気づけられたのでしたしょぼん


ヒーリングの相談で、

「私は母性がないんじゃないかと思っている」

とすごく苦しそうに、おっしゃっていた方がいて、
その方の顔が浮かびました。


きっと、彼女の中には、理想の母親像があって、
それに達さない自分を責めている・・・
そう感じたので、その時は、
「そんなことないでしょ」という言葉とともに
彼女にそう伝えました。


改めて昨日、確信を持ったなあ。


そのお子さんが育ってるだけで、生きてるだけで、
あなたは十分、愛情をかけているよ!
それを母性と言わずして、なんというの?



彼女だけじゃない。

自分の子育てに不安や不満を持って、
自分を責めている母親のなんと多いことか。


もっと、教育をしないといけない
もっと、何かをしこまなきゃいけない
もっと、何かを食べさせなきゃいけない

もっと、もっと、もっと・・・

わたしが、親が、何かをしなきゃいけない・・・



社会に急かされるように
追い詰められる。

本当は幸せなはずの子育てが、
自分の首を締めていく。

どんな便利な情報も、
どんな便利な道具も、
自分の首を締めていく。


・・・・・・

こういう言葉にならない閉塞感が、
現代の子育てにはあるんだな~
って、うすうす感じていた。


誕生学の講義には、
そういうものを吹き飛ばすような
愛の力があります。


子供たちだけでなく、大人、
万人が聴いても、良い話です。

砂の一粒より小さいところから
生まれた自分のいのち。
どんなに貴重か、言葉では言い表せないもの。

大人も子供も

いのちが生まれることの奇跡、貴重さを、思い出して
自分を大切にできれば、

世の中は変わるんじゃないかって


そう思います。
言葉で書くのと、心の奥で実感するのでは
だいぶ距離がありますが・・・


どうして自分が、赤ちゃん訪問のボランティアに
すごく感化されて、何度も何度も
学校に足を運んだのか、わかりました。

こういうことが、伝えたかったんだと思います。


赤ちゃん訪問のボランティアは、
今後は、次産むまでは、しばらく行けないけどw


何か、何か、やりたいです。
子供たちと、母親たちへの勇気づけ。
すべての人達への勇気づけ。


あなたは、産まれて、生きてるだけで
十分な価値があるんだということを

伝えたい。


少しぐらい、性格に難があったって
人間関係に難があったって、
ちょっとうまくいかないことがあったって

生きてれば大丈夫ビックリマーク


ではまた、
おやすみなさいラブラブ