彩乃ばあちゃんの若かりし頃〜☆

彩乃ばあちゃんの若かりし頃〜☆

劇団月とスカレッタ所属、中西彩乃。
三十路に突入したけど、
でもまー、
婆ちゃんになるまで私はこんな感じだろうな。
って感じで始めたブログ。
役者。ゲームセンタースタッフ。
お洋服、ぬいぐるみ、
動物(特に猫)大好き!
そんな私の日常やら脳内やら(笑)

Amebaでブログを始めよう!

『8/22(月)営業部の青木課長から赤井さんへのパワハラ対応方針検討』




が、終演しました!!タイトルが、長い!!(笑)

ご来場くださった皆様、応援してくださった皆様、様々なかたちでご協力くださった皆様、ありがとうございました!!










千秋楽の日から1週間半、くらい?たったのかな?


前回の「執事たちの沈黙」はtwitterでちょこちょこ裏話だけして終わっちゃったし、久しぶりに長文で作品後記的なの書いとくかー!って気分になったので、書きます!



あ、先に言っとくと、たぶん、長くなると思います!(笑)

あと、主に自分の思考の整理の為とか覚え書きみたいなのの為に書いてるんで、個人的なお話とかぶっちゃけて書いてる話が多くなると思うので、暇な人とか中西のことが大好きな人(笑)だけ読んでください!!つまり、みんな読んでも別に楽しくないよ!(笑)









はいっ!もう前置きしたので以下は自己責任でーす!つまんなくても苦情はうけつけませーん!!



(笑)すいません。うそです。なんか読んで思うことあればコメントください💦






いやー、今回は、久しぶりにやってて苦しい役でした💦こんなにやってて苦しかったの何年ぶりだろ???7〜6年ぶり??とか???

たぶん、トリプルキャストだった『楽屋』の公演のジャッロチームで1回目の女優A演った時とか「行けっ!風間山荘」の葉月さんとかをやってた時以来…くらい…かな。

あ、いや役の状況がうんぬんで〜とかではなく、ね。

思うようにできなくて、ここ数年の私にしては珍しく、なかなか役を100%楽しむとこまではいかなかったというか。あ、楽しかったんですけどね!

メチャクチャ難しかった…。や、役自体はそんな難しい役じゃないとは思うんですけど…なんか、ちょっとずつ絶妙にピンポイントに私と相性が悪いというか…(笑)いやもう単純にお前が下手なだけだろって言われたら「はいおっしゃる通りでまったく!」としか言えないんですけど。







まずね、配役に関しては、何度か役をシャッフルして読み合わせをして、出演者みんなで2案ずつ配役プラン出して少し話し合った上で、友香さんが色々考えて最終的に決めてくれました。



この段階ではまだ6人目のメンバー(真季さん)が決まってなかった。あと、この時額田さんが坂本役の希望を「誰か若いハニーに」と言ったことがユニット名の「ハニーズ」の部分の由来になってます。あ!もひとつついでに!ユニット名『月梯ハニーズ』の名付け親は私です!(笑)






私の役に関しては、もともと「相川さんはお芝居好きな人、お芝居楽しそうにやる人にやってもらいたいから彩乃さんにやって欲しい」という話を何度かされてたのと、配役投票では大原さんにも何票か入ってたのと、配役が最終決定する1週間前の段階で友香さんに「彩乃さんは山田さんがいいかも」という話をしてもらったのとで、自分は相川さんか大原さんか山田さんになるのかなと思ってました。というか、最終決定1週間前に「山田さん」と友香さんから話をされてたので、その段階では「ほーん山田さんやるのかあ…」と思ってました。友香さんがその時「彩乃さんはセリフの語頭から役の思ってることや主張が伝わってくるので山田さんのような主張する役がいいと思う」というような話をしてもらって「そうかー私ってそうなんだー」と思ったことも覚えている。


まあ、結局最終的に相川さんになったわけなんですけど。その相川さんをやるにあたって、山田さん役に向いてると言われた私の特性?がネックになってくるわけなんですが…。


そう。私、いつもそうってわけではないんですけど、わりと役の内声が表に出やすいタイプというか。今回の稽古でも何度か友香さんに「彩乃さん今やってる9割死んでて大丈夫です!」「もっと死んでて!」って言われてました(笑)


今回の相川さんを演る上での目標というか課題のひとつが【9割死ぬ】!!!(笑)



いや相川さんね!最初から最後までメチャクチャ思考量と感情量が多い役なんすよ。ずっとだまってるけど、ぼんやりしてる、なんとなくそこにいる、みたいな時間がほとんどないんですよね…。他の人事部の人たちと比べて会議に対する思い入れもかなりあるし、しかも、ずっと迷っていてその意志は揺れまくっている。

青木くんがパワハラなんてするはずがない、青木くんを助けたい、会議するならまだ何とかなるかも、等と思ってる一方で、私には無理、上司や営業部に逆らうなんて、フラれた私にはもう関係ないことなんじゃ…、自分は無力だ、もういっそ今日休んじゃえばよかった…、もう全部やだ…、等々と思ってその間をずーっと行ったり来たりしてる。

あんなぐるぐるグチャグチャ考えてたらそりゃ最終的に爆発しちゃうよねってなもんで(笑)



まあ、そんなわけで、思ってることも考えてることもモリモリな相川さんなんですけど、物語の都合とお客様への必要情報的なことを考えれば全部垂れ流していいわけではなく。むしろ、友香さんの言うように「9割死んでる」状態がベスト。


まあ、もっと言えば。必ずしも役者が役の感情に全部付き合う必要もないし、必要なとこだけ拾って必要なとこだけ表現すればそれが1番スマートなんですけどね。特に相川さんなんて、「飛び道具」の役割が強い役だし、もっとコミカルな役として感情もライトに処理したらいいとも思うんですけどね。きっと他のハニーズメンバーが相川さん演ったらそうするんだろうけど…私だって、今までそうやってやった役だって何度かあるし。そうすべきかもなぁ、とも何度か思った。でも今回は私はそうはできなかった…。


ひとつは、今回の作品が「人間」が折り重なったりぶつかったりして形成されてた方がいいなと思ったから。今回のこの作品、友香さんが「12人の怒れる男」みたいな作品がやりたくてぼんぐりさんにオーダーしたという話も聞いていたし、脚本を読んでも人の折り重なりで結末に向かう作品だと思った。

だから、相川さんという「人間」を諦めたくなかった。まあ、みさきちには「キャラクターっぽい」と言われちゃったし(笑)、お客様もそう思った人がほとんどだろうし、私自身、出来上がったものはけっこうキャラクターっぽいと思ってる(笑)でも、アレが私が最終的に出した今の私がやる相川さんの最適解かなと。人間の部分とコミカルなキャラっぽさのバランス的な話として。もちろん、もっと上手くできたはず、という思いはあるんですけど。でも「キャラ」的にはアレでいいかなと。「飛び道具」であることは大前提の上だし。嘘とほんとうのバランスとしては…うーーん……やっぱもっと上手くやれただろって思ってきた…(笑)いや、きっとアレはアレでよかったはず!!まあそもそも、そのへんはお客様が感じる領分ですしね!色々感じたり楽しんだりしてくれたお客様がたくさんいたことがその結果だと思って!ポジティブに考えておこう!!(笑)

まあ、とにかく、役の感情と演劇的表現とのバランスが難しかったって話です。もしくは、自分の下手さ不器用さを改めて実感したって話です(笑)






あと、相川さんの難しかったところが「隠キャ」なとこ。やー、「隠キャ」自体に苦手意識はないんですよ。どっちが得意かと言えば明るい役の方が得意だけど、特に隠キャが苦手だと思ったことはなくて…。でも、今回の相川さんにベストな隠キャぐあいというか、隠キャにも色々あるじゃないですか。それが相川さんとこの作品には何がベストか探すのにまず苦労しました。稽古しながらいっぱい微調整したな。稽古ごとに微妙にキャラ違ってた気がする(笑)

私ですね、たぶんお客様からしたら全然そんなふうに見えないと思うんですけど、役の思考回路がわからないと演ってて気持ち悪いタイプでして。相川さんの思考回路がわかるまでにけっこう試行錯誤したり悩んだりしました…。相川さんの思考回路をわかる上でキーだったのは、上の方で↑書いた、気持ちが行ったり来たりしてるってこと、でしたね。メチャクチャ頻繁に↑↓行ったり来たりしてるんだってことがわかったのは大きかったです。




あと、twitterでも書いたんですけど、私の声って、今まであんまコレは意識してなかったけど、わりと持ってる響きが強いな、と。あ、これ、たぶん友香さんが「山田さん役を」って言ってた理由と繋がってんだな。今つながったわ、うん。私の持ってる音がわりと強い…えーと、意志の強い音してて…。もしかしたらお客さんは気にならないことなのかもしれないけど、少なくとも自分がセリフ言いながらその音を耳で拾った時に凄い違和感というか、その音を拾いながら気持ちが強くなってしまう部分もあって、「あーこれではいけないな」と。隠キャだけど頑固、隠キャだけど気が弱いわけじゃない、みたいな役とかだったらそれでも全然気にならないんですけど、相川さんはそれだとダメだなーと。だから、なるべく音を抜いて、少し高めの声を意識して出すようにしてました。特に「相川無双」(笑)の前までは。「相川無双」のとこはもう強い音バンバン使ってましたけどね(笑)あと、「相川無双」以降は、ちょっと明るくなってもいいかなと思ったんで、前半ほどは音の強さは気にせずやりました。なーーーんて。お客様にはどーでもいいこだわりなんですけどね(笑)


まあ、そういうのの蓄積でお客様になるべくこちらの伝えたい姿の「相川さん」が伝わってたらいいな、という話ですね。




とりあえずお客様からの感想とか読んでると、ちゃんと伝わってそうで安心してます。全員ハマり役、みたいなご感想もチラホラあって、私の相川さんもお客様に楽しんで頂けたのかな、と。いっぱい悩んだけどなんとか間に合ったということかな、と。

あ、あと、「最初は、こういう人いるいる!って思ったけど全然いないキャラだった」みたいな感想があって笑っちゃったけどメチャクチャ嬉しかったですね!よかった。相川さんのことそう思ってもらえて。あと、大原次長はあの後心配だけど、相川さんはあんだけ暴れたらスッキリしただろうから心配してない。的なご意見もチラホラあって、それも笑っちゃった。嬉しい!!(笑)思いきり暴れた甲斐がありました(笑)






あ、そうそう。最初は相川さん、隠キャ設定じゃなかったんですよ!ふだんは普通に明るめなお姉さんだけど、青木くんの諸々で暗くなってる、って感じでした。でもやってくうちに隠キャの方がいい、っなって…そっからメチャクチャ大変だったけど、隠キャにしてよかったな。色々学びの多い役でした。

その分ハニーズのメンバーには迷惑かけたけど…本当に申し訳ない。こだわんなくていいことにこだわってしまってるのかもしれない…みたいな思いもあったんですけど…。

でも、千秋楽の帰り道、友香さんが「彩乃さんは舞台上での集中力が凄く高いから、誰かがトチって全体がガタついても、彩乃さんは絶対“その役で”セリフを出してくれるから絶対彩乃さんのとこでもち直せるので助かった」みたいなことを言ってくれて、私のなんかすげーめんどくさい部分も役に立ってたんだな、と思えて救われました(笑)友香さん優しいなぁ…。




あと難しかったのは…

最終的には動きほとんどなくす方向になったし、まあ↑で書いてたことほどは苦労してないんですけど、青木くんのマネする時に一時期「イケメンポーズして!」って演出ついてて(笑)「イケメンポーズってなんだ?!」ってなってました。みなさんの中でイケメンポーズってどんなっすか?!(笑)なんかネットで【イケメン ポーズ 画像】とか検索したり、稽古期間中コナンにハマってた友香さんから「安室さんか赤井さんを参考にしてみたら」って言われて(笑)YouTubeで安室さんのイケメンシーン集みたいなの色々見たりしてました(笑)

イケメンて難しいですね…私自身がイケメンにトキメくタイプではないのでなおさら…💦だって私、推しが猫(しかもエキゾ)な上に、好きな男性俳優が大泉洋さん、高橋克実さん、小木茂光さん、とかなので…。小木さんはイケオジだけど、むしろ緑川部長が似合う役者さん…ほあ…小木さんの緑川部長みたい…絶対カッコいい…💕私が大原さん役になってたら絶対緑川部長は小木さんでイメージしてた!!そんなん絶対惚れるわー!!💖

青木くんは…演ってる時は特にイメージの俳優さんとかなかったですけど、そう考えるとアレだな。山口馬木也さんがいいな💖あ、完全に個人的趣味の話になってますね(笑)山口さんも小木さんもお顔ピンとこない方多いかもですが、興味あれば検索してみて下さい。けっこう色んなドラマとか映画出てる方々なのでお顔みたら「ああ!」ってなると思います。



あ、青木くんといえば。観に来てくれた友達から「青木課長はナルシストっぽいからやめといた方がいいかもって相川さんにいってあげて」ってLINEきて笑ったんですけど、私の中であの青木くん(と緑川部長)は相川さんビジョンの青木くん(と緑川部長)なので、実際はあんなじゃないと思ってます。「ありのまま、伝えようと思いまして」っていってるけど、全然ありのままやってないと思う(笑)


あのモノマネについては、お客様から「イタコ」って言われたのも笑っちゃいました。あと、「オタクって自分の好きなキャラの話する時とかそのキャラ憑依したりするから“わかるー”ってなった」みたいな感想もありましたね。

私としても、隠キャコミュ障だけどコスプレすると豹変しちゃうオタク、みたいなイメージだなーと思ってやってたのでそういうイメージが共有できてて嬉しかったです。



あー。そのへん関連で。

以前twitterで「演る上ではイメージしてないけど脚本読むと脳内イメージの相川さんが東京03の角田さんで再生されがち」「でも隠キャにキャラ変したから角田成分はもうゼロになった」みたいなこと書いたんですけど、【相川無双】のシーンの「今無理しないでいつするんですか?!」のとこだけちょいちょい「あ、角田成分ちょっと入ってるなー(笑)」と思いながらやってました。セリフ言った後で頭の片隅で「あ、今ちょっと角田成分入ってたな」って(笑)いや誰にも伝わらない話ばかりさっきからしてるな、私(笑)






万が一にも「わかるわかる!」って方がいたら申し出てください。大歓迎します✨お友達になりましょう!!




あ、お友達といえば。

この作品、登場人物同士の関係性が色々あるので「このコンビが好き」「この2人の関係性素敵」みたいなのが観ててあったお客様もいたかと思うのですが、私のオススメはなんと言っても【山田さんと相川さん】です!自分の話かよ。いやでもこの2人の関係性もなかなかいいんですよ!【坂本さんと大原さん】とか【坂本さんと片桐さん】とか【大原さんと三浦部長】とかももちろん良いですが。

【山田さんと相川さん】の関係性もナニゲに素敵なのです。

最初は『赤井派』と『青木派』でいわば対立的立場だった2人が、一緒に再現お芝居したり、相川さんが暴れたり(笑)、一緒に真実を追っていったりしているうちに、なんだか仲良くなってません??みたいな(笑)謎解きパートのある部分では、「ちょっとコンビ感出てきてるのでは…?」みたいな部分もちらほらあって、最後会議室出てく時なんて山田さんが相川さんに「どら焼きあるから食べよう♪」とか言ってて最高ですね!(?)

このまま凸凹仲良しコンビになっていって欲しい…。全然わからないながらも山田さんが相川さんの趣味に付き合ってコラボカフェとかコミケとかに一緒に行って「私の知らない世界だ…!」って知的好奇心を刺激されたりすればいいんだ…!






えっと…あと何か書こうと思ってて忘れてることないかな?落ち着いたらブログ書こうと思ってると稽古中や公演中に思ってたこと忘れちゃいますね💦


まあ、充分長々書いたし、だいたい書きたかったことは書けたかな。




あ!あと!これだけ見て!!





私が珍しく弱音吐いた時に妹が送ってきたスタンプ!!!(笑)メッチャ笑った!!!このスタンプ、最高!!!

妹いいやつだな…。スタンプセンス抜群だな。ありがとう妹よ。前向けたよ(笑)







えーと。そんなとこかな(笑)


えー。とにかく、今回は新たに気づいた自分の苦手な部分とか、自分てマジ不器用だな!へったくそだな!!って思うこととかたくさんあって、マジで「こんなヘタクソなら役者やめちゃえばいいのに!」って自分に思うことも何度かあったけど、本当にたくさんの色々なことや人に支えてもらったり元気をもらったり応援して頂いたりして最後までがんばれました。本当に本当にありがとうございました。


お芝居は相変わらず大好きだけど、ここ2〜3年色々思うこともある中で、今回の公演では「役者続けてきてよかったな」「これからも続けていこう」と思えるようなことも色々ありました。

これからも、ヘタクソなりに観てくれた人がちょっと元気になれたりあったかくなれたりするようなお芝居ができたらいいな。



ではでは!

本当にありがとうございました!!✨


ここまで読んだ根気強い人ははたして何人いるのか…(笑)






ハニーズのメンバーに入れてもらえて本当によかった!!(笑)みんな大好き!!そして本当にありがとう💖

お客様にもスタッフさんたちにも、たくさんの愛と感謝をー!!💖みなさんに何かいいことがありますように!!!(笑)
























さて。次はアレだな。アレを世に出さねばだな…。