1965 De Tomaso Vallelunga
フォーミュラ・ジュニアのドライバーとしてキャリアをスタートした"アレッサンドロ・デ・トマソ"は自らコンストラクターとして数台のフォーミュラマシンを生み出した後、1962年、スポーツカーに進出する。Romeの北側に位置する"Vallelunga(ヴァレルンガ)"サーキットの名を冠した最初のスポーツカーは、1.5リッターエンジンをミッドに搭載する本格的なコンペティションモデルであった。"Vallelunga"のシャーシはバックボーンフレームの後方にエンジンを直接ボルト留めし、Colotti製のトランスミッションにサスペンションを取り付けた、フォーミュラマシンさながらの高度な設計であった。搭載するエンジンは英国フォード製の116E(1,500cc)ユニットで130馬力近くまでのチューンアップが可能とされた。デ・トマソのデザインとなる流麗なクーペはFissoreにより3台のプロトタイプがアルミで造られたが、量産型はGhiaがFRPで製作した。
50台ほどが作られた"Vallelunga"はその殆どがLHDであったが、2台のみRHDが
造られたと言われている。写真の個体はその内の1台で、この個体はファクトリー
のワークスマシン3台の内の1台とも言われている。フロントのパークランプ取付
位置やブレーキ冷却口など量販モデルと異なる部分が随所に見受けられる。エン
ジンはオリジナルのコルチナ116EOHVエンジンからロータスツインカムに変更され
ているが、これは珍しいことではない。オリジナルマグネシウムホイール、オリジ
ナルステアリングは別途付属されるとのこと。
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