捨てるのなら2 | kamiの創作工房

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富士の麓で自営で建築業を営んでおります。座右の銘は「やる前から諦める奴が一番つまらない人」 
今日も当たって砕け散る多趣味な 父ちゃんの 中途半端なブログ

さて前回のデッキの廃材

使うはリフト付きトラックの荷台床へ貼る


自分のならどうでも良いが人の車 同じやるなら少しでもと先ずは色々探り工法を考える 


先ず疑問だが

このトラック 新車購入で1回目の車検ってレベルなのに荷台の傷みが激しすぎる 特に前後

ちなみに木床は新車購入時オプション施工だそう


推測するに前側の腐りは
 
見た目を綺麗に収めたかったのか鉄床に雨水を入れたく無かったのかアルミアングルで木床と車両壁の隙間を塞ぎ さらにコーキング処理

鉄床のままなら横に逃げ水するような構造になってるが その上に貼った床では横アオリの所まで水の逃げ場がないのでその分だけ木床上に雨水が貯まる


後ろは最初原因が解らなかったが木板を剥がし洗車した時 解った
 

通常後ろ側はアオリ板がありその隙間から雨水が流れ出るが

このようにリフト横床?がダムのように止め水を作ってしまってる

これでは雨日には木板は鉄床に一杯に貯まった水を吸収することになる

青空駐車場なのでこれが木床を早期に腐らせてしまった原因では・・・あくまで 推測だけどね


あとは

  
リフト床と荷台高さが違いすぎる

当然リフトは重いものを荷台高まで持ち上げ移すために付いてるのだが

これではリフトから移す際引っかかって木が凹んだり破損したりしてもおかしくない

何より積んで有った重いドラム缶などを移すとなると この段差はかなりストレスになってたかと


さて以上を頭に 無い知恵絞り作業開始


鉄床の山を根太とみて横貼りに鉄板ビス脳天打ちと決めた

横貼りにすると有る材料にかなり無駄が出るが 所詮廃材利用 気にもならない


板は10年以上雨風にさらされてきた物なのでもう暴れも少なく 雨日に少し膨らむ程度と仮定し気持ち隙間という経験値で後ろから貼っていく


いきなり荷台床とリフト補強床に2mm程の段差
 

もちろん建築屋に2mmはデカイのでシャクり取り合わせる

後は特に難もなく施工後では塗れない裏面や木口の防腐塗装をしながら貼り進み


最後に上面塗りして完了


例の対処として前は付いていたアングル見切りとコーキングを撤去し
  
あえて木床と車体壁の間に10mmほど隙間を空け下の鉄床へ雨水を落とし逃がす作戦

これは何年も同じやり方の自分のトラックと同じ

後ろは
  
一溝へ一ヶ所づつ水穴を空けた

後ろギリギリでないのは全く入り込まないと考えにくい砂ホコリなどが泥となり済に溜り固まると穴も塞いでしまう事を避けるためこの位置に


 

リフト床と荷台は当然バリアフリー

一応木口にリフトを使わない時の荷の積み下ろし破損対策でデカ低頭の鉄板ビスでLアングル止め


こんな感じで完了 返車


請求は買ってきたビスとアングルに在庫の防腐剤で5千円程頂くつもりで手間はやってやるよと言った自分のお節介なので奉仕するつもりだったが 払いたいという友人の希望と奉仕してしまうと次何か有った時

「あいつ金取らないから悪いから」と頼まれなくなる可能性が有るので あえて頂いておき 今度は自分にできない事を友人に頼み 手間は手間で返す事にする


その手間とは・・・


続く