「21世紀を代表する会社を創る」ことは社会との関わり合いを抜きにして考えることはできない | CSR研究会

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サイバーエージェントのCSRについて考える会になります。

こんばんは。CSR研究会の上野です。



今日は、「当社のビジョンとCSR活動がどのように関係するのだろうか」という点について、
私なりの考えを書いてみたいと思います。




当社サイバーエージェントは、

21世紀を代表する会社を創る

というビジョンを掲げています。



20世紀を代表する企業として、TOYOTAやSONYの名があがるように、

世界中の多くの人々が使用するような優れたサービスを日本発で創りだし、
多くの利益をあげながら、日本という国と世界の経済をリードしていくような、
そして多くの優秀な人材が、生産性高く働き甲斐をもって働いているような、
そんな優れた会社組織を創りたいというビジョンを、
サイバーエージェントでは社員全員が共有しています。



そんな21世紀を代表する会社を創るにはどうすればいいか?
ということを考えたときに、
「社会との関わり合い」を抜きにしては語ることができないと思います。



21世紀に入って、最も世界にインパクトを与えている企業はどこでしょうか。


我々IT業界に身を置いているものからすると、まずはGoogle社の名前が思い浮かびます。


Googleは「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」
という理念をかかげ、検索エンジンを中心とする様々なインターネットサービスを提供し、
人々の生活と社会の在り方を一変させてきました。

Googleの提供するサービスは、今では社会のインフラと言っても過言ではないほど
人々の生活に無くてはならない存在となっており、
またそれによって年間660億ドル(約7.8兆円)もの莫大な売上を上げています。



一つの世紀を代表するような優れた企業は、どの時代においても、
人々の生活の在り方や社会の在り方を一変するような
革新的なサービスを生み出し、それによって多くの利益を得るとともに、
歴史に名を刻んでいる、ということです。



翻って、サイバーエージェントが21世紀を代表する会社になるためには
どのような事業やサービスがそれを成し遂げるでしょうか。



私は、サイバーエージェントのCSV事業の一つである
「小学生向けプログラミング教育事業」を、
サイバーエージェントが「21世紀を代表する会社」になるための一翼として、
社会に大きなインパクトを与える大きな事業に成長させたいと、真剣に考えています。



子供を対象としたプログラミング教育は、大きな可能性を秘めた領域です。


いま世界中で子供にプログラミングを教える国が増えています。

人類にとって必須ツールとなったITを使いこなせる人材が不足しているとか、
またテクノロジーの進化によって機械が人間の仕事を奪うようになると言われており、
そのような未来に向けて、コンピューターと対話ができる人材、
つまりプログラムをかける人材をもっと育てようという機運が世界的に高まっているのです。


一方、プログラミングを小さな子供に教えるという取り組みは、
歴史に例の無い試みでもあります。


正しいやり方、こうやれば上手くいくというノウハウが世界のどこにも無い中で、
それでも人類の進歩のためにチャレンジする必要がある仕事。
それが、子供を対象としたプログラミング教育だと思っています。



21世紀において必要とされるデジタルの力を育むための教育メソッド。
そして、公文式のように、世界のどこにいっても共通で通用する教育メソッド。

そんな教育サービスを創り上げることが出来たなら、
人類の進歩のために少しでも役に立つことができる、
そしてそれによって、サイバーエージェントをまた一歩、
「21世紀を代表する会社」に近づけることができるのではないだろうか。



CSRとかCSVとか、企業の社会的責任とか社会貢献とか言うと、
自分たちの日々の仕事とはあまり関係が無いような気がしてしまいがちですが、
そんな風に、社会の未来と自分たちの仕事をつなげて考えることができると、
いつもやり甲斐をもって仕事ができる気がします。



サイバーエージェントは、今後もプログラミング教育の普及発展に努めてまいりますぴかっ☆