A Day in Our Life #1 | SAKAMICHI46 NOVEL⊿ 〜乃木坂46・櫻坂46・日向坂46小説〜

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 第1話 「恋愛入学式」


 4月6日、市川総合高校入学式当日


「ったくあいつら遅いな~早くしないとエライことになるのに・・・・・・」

俺は市川総合高校の制服を着て、待ち合わせ場所で待っていると・・・・・・

ヒロト  「悪い!悪い!遅れちまった!」

ショウ  「ちょっと寝過ぎちゃった。」

息を切らしながら制服を着たショウとヒロトがやって来た。

「お前ら遅いぞ!入学式早々遅刻なんてヤバイだろ。」

ヒロト  「しょうがねぇだろ!昨日夜遅くまで木製バット持って素振りしてたんだから!」

ショウ  「ヒロト!言い訳してる場合じゃないぞ!早く行かないと僕達本当に遅刻するぞ!」

「じゃあ早く行きますか!」

ショウ・ヒロト  「「おう!」」

三人で歩きだし、しばらくすると・・・・

サユリ  「ショウちゃーん❤おはよー❤」

ショウ  「サユリちゃん!おはよう!」

サユリちゃんと合流し、早速ショウとサユリちゃんは手をつなぎ歩き出した。

「お前ら人前でラブ握りやめろよ・・・・・」

ヒロト  「まあこの二人はバカップルなんだからしかたねぇよ!」

「お前が言うなよ!お前だってナナミちゃんと付き合ってんじゃん!」

ヒロト  「まあな・・・・(笑)」

ナナミ  「ヒロトくーん♪おはよう!」

噂をしているとナナミちゃんが手を振りながら現れた。

ヒロト  「ナナミちゃん、おはよう。」

ショウとサユリちゃんと同じように手をつなぎ始めるヒロトとナナミちゃん・・・・。

「リプレイかよ・・・・・さっきのリプレイかよ。」

ヒロト  「リュウ、なんか言ったか?」

「なんでもねぇよ。」

ナナミ  「あー!もしかしてリュウくん、羨ましいんでしょ?私とヒロトくん、ショウくんとまっつんが手をつなぎながら歩いているの(笑)」

「そんなわけねぇよ!急がないと遅刻するぞ!」

サユリ  「あのさリュウくん。もうすぐ市川総合高校に着くんだけど・・・・」

サユリちゃんの言うとおり、市川総合高校まであと800mに迫っていた。

ナナミ  「ねえリュウくん達は部活動はもちろん野球部に入るんだよね?」

「もちろん!」

ショウ  「僕も!」

ヒロト  「俺も。ナナミちゃんはどこに入るの?」

ナナミ  「私は・・・野球部のマネージャーになる。」

ヒロト  「えっ!マジで?ナナミちゃん、バスケ部に入らないの?」

ナナミ  「バスケはもういいの。これからは野球部のマネージャーとしてもヒロトくんを支えたいから。」

「彼氏が野球部員で彼女がマネージャーってベタすぎだろ!」

ヒロト・ナナミ  「「・・・・・・・・・/////」」

そう言われて顔を赤くする二人・・・・・


ショウ  「サユリちゃんは何部に入るんだ?」

サユリ  「まっちゅんは運動が好きじゃないから帰宅部に入る。」

ナナミ  「予想通りの解答だね(笑)」

話し合いながら歩るき、俺達は市川総合高校の校門をくぐった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

リュウ達から少し離れて歩いているマイ。

 マイはリュウ達と同じく市川総合高校の制服を着て長い茶色の長い髪をなびかせながら歩いていた。

マイが歩く度、男子生徒と女子生徒はざわざわと「誰なんだあの子?」や「かわいい」と囁いていた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 校庭を5人で歩いているとなにやら男子生徒や女子生徒がざわざわしていた。

「何でざわざわしてるんだろ?」

 ちなみに横で仲良く話をしているこの二組のカップルは気づいていない。

俺は後ろにふりかえってみると・・・・・

 スタイル抜群で白い肌を持つかわいい女の子が艶のある茶色の長い髪をなびかせながら歩いてきた。

サユリ  「え?何?あの子誰?」

先程までショウと話していたサユリちゃんも女の子を見て興奮しているようだった。

 するとその女の子は俺の隣を通り過ぎた。近くで見たら、すごくかわいい顔立ちだった。

 その時、女の子のポケットからピンク色のハンカチが地面に落ちてしまった。

俺はそのハンカチを拾って女の子に声をかけた。

「あ・・・あの!すいません!」

すると女の子は俺の方向に振り向いた。真正面で見た女の子の顔はさらに可愛かった。

「なんですか?」

「ハンカチ落としましたよ。」

そう言いながら俺は女の子にハンカチを渡す。

「ありがとうございます!ハンカチを拾ってくれて♪」

満面の笑顔で礼を言う女の子。

笑顔もかわいい・・・・・

「かわいいですね・・・・・」

「ハンカチですか?」

「いえ・・・・あなたが!」

俺は笑顔で女の子に言った。

「あ・・・ありがとうございます・・・・/////」

女の子は頬を赤くしていた。

「私、そろそろ行きますね!」

「あっ・・・・はい!」

女の子は校舎に向かっていった。


俺は一瞬で恋に落ちた。


これがマイちゃんとの出会いだった・・・・・。




つづく




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