君が生きた証 第4章 #110 | SAKAMICHI46 NOVEL⊿ 〜乃木坂46・櫻坂46・日向坂46小説〜

SAKAMICHI46 NOVEL⊿ 〜乃木坂46・櫻坂46・日向坂46小説〜

乃木坂46・櫻坂46・日向坂46の小説と画像集を更新しています!
ゴーストライターは一切使っておらず、駄文書きですが読んで見てください!
坂道シリーズファンの方の訪問お待ちしてます!

 2027年7月上旬の土曜日の昼、北山家のマンションにて


 巧 「おかーさん、はやくはやく!」

 巨人のユニフォームや鳴り物を準備してテレビの前で待機している巧。

 まいまい 「はいはい!ちょっと待っててね。」

 家事を終えてテレビのチャンネルをCS放送に合わせるまいまい。

 まいまい 「奈子もパパを応援しよ!」

 奈子 「うん!」

 北山家は今からテレビでタクヤが出場する巨人戦を見るのだ。

 

 
 ウグイス嬢『三番セカンド北山拓哉。』

 テレビ画面にタクヤの姿が映し出される。

 巧 「おとーさん!がんばれー!」

 奈子 「パパー!」

 テレビ画面に映る父・タクヤに向けて手を振る巧と奈子。

 まいまい 「タクヤくん!頑張ってー!」

 テレビ画面に映る夫・タクヤに向けて声援を送るまいまい。

 ちなみに巨人は昨日からナゴヤドームで中日と三連戦を行なっている。



 試合は両チーム無失点のまま3回まで進み、中日は1アウトランナー1塁のチャンスを作った。


 実況 「さぁ高橋、第3球目を投げた!」

 ビシュッ!

 カーン!

 実況 「根尾打ったー!」

 根尾の打球はセンター方向に転がっていく。

 ザザーッ!パシッ!ビシュッ!パスッ!パスッ!

 タクヤが打球をスライディングキャッチし、二塁上にいたショート・吉川尚輝に送球し、二塁ランナーをアウトにし、さらに吉川は一塁の山下に送球して一塁ランナーもアウトになり、スリーアウトチェンジになった。

 巨人ファンの皆さん 「ワーーーーーーーッ!」

 タクヤのファインプレーを見て歓声をあげる巨人ファン。

 
 巧 「おとーさん!すごーい!」

 奈子 「しゅごーい!」

 まいまい 「本当だね〜!パパすごいねー!」

 テレビでタクヤのファインプレーを見て興奮する巧、奈子、まいまい。

 


 試合は2ー2と両チーム同点のまま7回まで進み、7回表に巨人は2死ランナー一塁とホームランが出れば勝ち越しのチャンスを作り、ここで迎えるバッターは・・・


 ウグイス嬢『三番セカンド北山。』

 ネクストバッターズサークルで素振りを終えて、右のバッターボックスに向かうタクヤ。

 ナゴヤドームの巨人ファンの皆さんはタクヤの登場曲を歌い始める。

 巧 「おとーさん!打ってー!」

 自宅でテレビで観戦している巧、奈子、まいまいもタクヤに向けて声援を送る。


 

 タクヤは追い込まれてもファールで粘り、カウントは3ボール2ストライクとなった。


 実況 「山本、振りかぶって第7球目を投げたー!」

 ブン!ビシュッ!

 カーーーーーン!

 実況 「打ったーー!打球はグングンと伸びていきレフトスタンドに入ったー!」

 無表情でダイヤモンドを一周するタクヤ。

 実況 「北山!勝ち越しの10号ツーランホームラン!」

 タクヤはダイヤモンドの一周を終えてベンチのチームメイトと笑顔でハイタッチしている。

 巨人ファンの皆さん 「ビーバー!ジャイアンツ〜♪輝ける男達よ〜♪ビーバージャイアンツ〜♪美しき男達よ〜♪光る大地を駆け抜けろ〜♪」

 オレンジタオルを振り回しながらビバ!ジャイアンツを歌う巨人ファン。


 巧 「やったー!おとーさんかっこいい!」

 奈子 「かっこいー!」

 まいまい 「やっぱりタクヤくんはかっこいいな〜!」

 テレビでタクヤがホームランを打ったのを見て喜ぶ巧、奈子、まいまい。



 その後試合は巨人が4ー2と勝利し、本日のヒーローに選ばれたのはもちろんタクヤだった。



 つづく



 いいね!も良いけど皆様の"コメント"をお待ちしてます!