三番目の風 #42 | SAKAMICHI46 NOVEL⊿ 〜乃木坂46・櫻坂46・日向坂46小説〜

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 2021年2月上旬、佑斗がいる読売ジャイアンツは宮崎総合運動公園で春季キャンプを行っていた。



 佑斗 「・・・・・・・」


 佑斗は大きく振りかぶってストレートを投じた。


 パシッ!


 審判 「ストライーーク!」


 佑斗のストレートは捕手の小林が構えた低めに収まった。


 桑田投手チーフコーチ補佐 「さすが大物ルーキーの阿部。球速だけでなく球のキレもずば抜けてますね。」


 宮本投手チーフコーチ 「そうだな。ただ阿部はまだ10代だから長いイニングを投げるスタミナがない。見てみろ。」


 佑斗 「はぁ・・・はぁ・・・。」


 宮本投手チーフコーチ 「90球を投げ終えてから息切れが始まっている。」


 桑田投手チーフコーチ補佐 「確かに。制球力も荒れてきてますし。うちのチームは菅野みたいに長いイニングを投げられる投手が少ないですからね。」


 宮本投手チーフコーチ 「阿部の今後の課題はスタミナをつけさせることだな。」


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 佑斗 「はぁ・・・・疲れたー。」


 投げ込みを終えてブルペンから出てきた佑斗。


 タクヤ 「おい!佑斗!」


 佑斗 「あっ!北山さん!」


 打撃練習を終えて佑斗がいる場所にやってきたタクヤ。


 タクヤ 「今、投げ込みが終わったのか?」


 佑斗 「はい!この後、ランチを取ってバント練習会場の木の花ドームに行きます。」


 タクヤ 「そうか。大変だな。」


 佑斗 「はい。でも開幕一軍入りする為には監督やコーチの皆さんにアピールしなければいけませんからね。」


 タクヤ 「確かにアピールすることは大事だが自分の身体のことも大事にしろよ。」


 佑斗 「ご助言ありがとうございます!では失礼します!」


 佑斗は急いで木の花ドームに向かった。


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 その日の夜、佑斗はロビーで美月とスマホで会話していた。



 佑斗 「もしもし美月?」


 美月 「佑くん、練習お疲れ様!」


 佑斗 「ありがとう。美月も受験勉強で疲れてないか?」


 美月 「ううん。疲れてないよ。ところで佑くんは今日どんな練習をしたの?」


 佑斗 「投げ込みとバント練習とランニングだよ。明日は走り込みが中心のメニューをやるよ。」


 美月 「そうなんだ・・・。プロ野球選手のキャンプって本当大変だね。」


 佑斗 「まあな。でも俺はこのキャンプで原監督にアピールして必ず開幕一軍を勝ち取ってみせるよ。」


 美月 「佑くんならきっと出来るよ!だって私の自慢の彼氏なんだから♡」


 佑斗 「・・・・美月///あっ!そろそろ寝るから電話切るな。」


 美月 「わかったー!じゃあね佑くん!」


 佑斗は電話を切って自室に戻っていった。




 つづく




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