昨年は、2月のここ風『トタン屋根でスキップ』以後、ことごとくお芝居の予定が中止、延期になり、とても残念でしたが、今年は、4月に静岡の駿府城公園で『野外劇 三文オペラ』、5〜6月に博品館とニッショーホールで『ッぱち!』(大阪公演は中止)と芝居をすることができました。
そして、来たる7月の8,9日にシアターRAKUという劇団の『夏の夜の夢 〜嗚呼! 大正浪漫編〜』に客演いたします!
シアターRAKUとは、流山児★事務所という演劇集団の主宰である流山児祥さんが、45歳以上の芝居をしてみたい人達を集めてワークショップを行ったことからできたシニア劇団です。平均年齢60歳以上で、皆さんぼくよりも年上です。
流山児★事務所は1984年に設立された劇団で主にアングラ作品を、アジアを中心に世界各地で上演し、高く評価されています。
シアターRAKUもシニア劇団とはいえ、20年以上の歴史があり、カナダのビクトリア演劇祭で賞をいただいたり、台湾で3回も公演をしたりしています。
ぼくもシアターRAKUの前身の楽塾には2014年からほとんど毎回客演として参加させていただいて、地方公演として仙台に1回、台湾に2回連れて行っていただきました。
で、今回の演目はシェイクスピアの『夏の夜の夢』を、山元清多(きよかず)さんが、こんにゃく座というミュージカル劇団のために舞台を大正時代の日本に移して潤色したものです。
山元清多さんは、黒テントという劇団の座付き作家、演出家として活躍。先程亡くなった田村正和さんが主演のドラマ『パパとなっちゃん』の脚本などテレビでも活躍されていました。2010年に71歳で亡くなりました。
その台本を流山児さんがシアターRAKUの為にさらに再構成、潤色、演出したお芝居が今回の『夏の夜の夢』です。懐かしの歌謡曲や浪曲、童謡、そして今回の為に作られたオリジナルの曲で歌って踊って走り回ります。
ぼくは、シェイクスピアの原作でいうと、アテネの公爵シーシュースと、職人たちのリーダー的な大工のクインスの二役をやります。
とにかく何が飛び出すかわからないはちゃめちゃなお芝居になりそうです。
是非観に来てください。
シアターRAKU 山元清多没後10+1年メモリアル
『あちゃらかオペラ 夏の夜の夢 〜嗚呼!大正浪漫編〜』
会場=三鷹市公会堂 光のホール
日時=2021年7月8日(木)15:00/19:00
9日(金)14:00
チケット=日時指定・全席自由(税込)
一般・・・3,800円
市民割引(三鷹市、武蔵野市)・・・2,000円
※当日、市民であることがわかるものを提示
オーバー80割(80歳以上)・・・2,500円
アンダー25割(25歳以下)・・・2,500円
中学生以下・・・1,000円
RYU'S会員割引・・・3,000円
チケット予約=https://www.quartet-online.net/ticket/raku2021?m=0acjjjf (後藤英樹扱い専用)
原作=W・シェイクスピア
台本=山元清多
演出=流山児祥
振付=北村真美
作曲=多良間通朗
出演=川本かず子、桐原三枝、杉山智子、高野あっこ、辻洋子、内藤美津枝、中尾レイ、永田たみ子、二階堂まり、西川みち子、原きよ、めぐろあや(以上、シアターRAKU)
後藤英樹(客演)
流山児祥、松永将典、本間隆斗(流山児★事務所)
あらすじ
若い恋人たちの逃避行、それをまた二人の男女が追いかけます。
迷い込んだ「三笠の森」には喧嘩してばかりいる妖精の王様と女王様。
いたずら者の妖精ガタロの振りかける不思議な花の汁で恋人たちはてんやわんや。
そこへ職人たちも、公爵と女優の結婚式に余興をお見せしようとやってきます。
妖精の女王様が恋に落ちたのは何と・・・!?
かくして夜の森は上を下への大騒ぎ。
おなじみ「夏の夜の夢」を昔懐かし浅草オペラ、童謡、子守唄、愛唱歌、そして数々のオリジナル曲にのせてお届けします。
嗚呼! 大正浪漫、自由恋愛花盛り!
長くなりましたが、感染症対策バッチリしてお待ちしております!