今回の講演会で語り部を引き受けて下さったのは、登米市の仮設住宅に入居されている男性
佐藤さんと兼田さんのお二人でした
兼田さんはこの機会に関東にいる知人に会いたいとの事で、前日お一人で上京されているはずですが
佐藤さんは私たちと同じ列車‥
もちろんマザー牧場もご一緒していただきました
お二人はもともと南三陸町に住んでおられたんですが、津波の被害に遭い、登米市に避難してこられました
震災から1年以上が過ぎた今も、以前お二人が生活されていたあの町はあの日のまま‥
仮設に入り、生活の不安は解消されたかもしれませんが
帰る場所がないという不安は私たちにははかり知れないものがあるでしょう‥
慣れない土地での、慣れない仮設での生活
気持ちも生活も閉鎖的になってしまいますね
せめて今回、少しでも旅行気分を味わっていただければと、時間の余裕を持って来たんですが‥
(-.-;)y-~~~
子ブタのレースじゃなぁ‥
(;^^)
な‥なによ
(-.-:)y-~~~
観光というより‥
子守りじゃね?
(^▽^;)
そんなことないよ‥
何とか盛り上げようと
宿泊先に向かう道中の車内‥
( ̄▽+ ̄*)
君津って何が有名なの?
地元のかつみさんに無茶ブリしましたが
「有名って‥う~ん・・・」
ハンドルを握ったまま固まってしまいました
( ̄▽+ ̄*)
君津って犬がいっぱいいたから名物は犬だよきっと!
(-.-:)y-~~~
おい‥
(σ・∀・)σ
マザー牧場でも犬を連れてる人がいっぱいいたし‥
(;~_~)(;^_^A)(^。^;)
(・∀・))
ほら!ここにも‥
こっちにも!!
(-.-:)y-~~~
ドン引きだな‥
「あっ!ここにも」
救いの手を差し伸べてくれたのは、意外にも語り部の佐藤さんでした
佐藤さんが指差した先には
らーめん屋【ワンちゃん】
佐藤さんの一言で凍りついた車内の温度も一気に上がり‥
(* ̄- ̄)y-~~
助かったな‥
(≧▽≦)
はは‥
佐藤さんも緊張が解れた様で、私たちとも何となく打ち解けて下さった気がします
PM 5:00
語り部さんのために用意して頂いていた旅館に到着しました
前日に上京されていたもう一人の語り部、兼田さんとはここで待ち合わせ
無事合流できてひと安心です
そのまま語り部さんお二人と翌日の最終的な打ち合わせを済ませました
実はこの後、スタッフの打ち合わせを兼ねたお食事会だったのですが
語り部のお二人には少しでも旅行気分を味わって頂きたいと思って‥お二人にはここから翌日まで自由行動にしていただきました♪
旅館も私たちとは別にしたので?のんびりしていただけたんじゃないかと思います(#^.^#)
君津市にある、私たちの宿泊先に到着したのは5時30分過ぎだったでしょうか
お食事会が始まる7時までの僅かな時間‥
『なっちゃん、ゆっくりしてられないよ!助成金の申請書作らなきゃ』
(o´_`o)
あ‥そうだった
3月一杯で赤い羽根の助成が終わり、現在まで既に幾つかの基金に申請をしていますが
実はそのほとんどは申請を却下されています
まだお返事待ちのものもありますが、あまり期待はできないかもしれません
震災から1年以上が経過した今も、多くの方にサポートして頂いています
こんなお話をすれば、催促に受け取られるのではないか?
本当に良くして頂いている皆様に、更なるご負担をお願いしている様に受け取られるのは嫌だな‥
そう思うと報告もできませんでした
くれぐれもお伝えしたいのは、これは催促ではありません
何とか助成金を受けれる様
頑張りたいと思います
助成金があるのと無いのとでは、活動の幅や内容に大きく影響してきますから‥
私たちは、震災後
皆様からのご支援をきっかけに発足したボランティア団体です
言わば全員が素人の集まり‥唯一の経験者はかつみさんくらいです
正直言えば、未だに申請書の作成すら慣れていませんし
どんな活動が認められ、どんな活動は認められないのか
活動するにあたり、助成の対象になるとか、ならないとか
それすらも完全に把握しているわけではないんです
むしろそんなこと考えずにやってきましたから
必要だからやる
ただそれだけで‥
でもそれじゃダメなんですかね?