11月11日 桜児童クラブ
桜児童館に到着すると10名の子ども達が迎えてくれました
まず、高学年の男の子から始まりの会で感謝のお手紙を読んでもらいました
次に児童館の先生からのお話のあと私がお話しさせていただきました
事前に先生の方から震災から2年8か月を迎える月命日なので何かお話をしてほしいと言われていました
子ども達には少し難しいかなと思いましたが
語り部講演でお話しさせていただいた
なぜルイが亡くなったのかという経緯について抜粋して子ども達に話すことにしました
毎回なのですが震災の話をすると子ども達の表情も一段と引き締まる様子です
今一年生の子ども達も震災当日のことは覚えているようで
どんなことがあったのか話してくれる時もあります
五年生のお兄さんお姉さんは鮮明に覚えているようであまり話そうとはしてくれません
話が終わった後質問を受け付けました
すると先生から一つ質問がありました
自分と自分の大切な人が一緒に逃げていてその大切な人がもし津波に飲まれそうになったときはどうしたらよいですか?
という質問でした
先生によると
なぜそんな質問をしたかというと以前にこのことについて子ども達を話し合いをしたそうです
様々な意見があったようで
「その人も助けて自分も助かる」
「他に助けを呼ぶ」
という意見やいろんな話があったようです
私が思うにどれも正解だと思うのです
優しさを持っている子ども達ならなおさら大切な人を助けたいという気持ちがあって当然だと思います
しかし、いくら話あってもどの結論が正しいかなんてでないと思います
その状況や立場がそれぞれ違ければ答えは変わってくるからです
私が伝えたかったことはルイのように若い命を失わないために日頃から防災意識を持って生活してほしいということです
最初の30分は少ししんみりしましたが 子ども達がエプロンと三角巾を身に着けるとあっという間にたこやき作りの雰囲気になりました
たこ焼きづくりは二つの班に分かれ作ります
私はいつもライバル意識を持つ男の子と一緒の班でした(笑)
まず先生から作り方の説明をしていただきみんなで生地づくりをしました
私の班の子ども達はみんな積極的でやりたがりがいっぱいで順番に粉を混ぜていて、とても楽しそうでした
その間に鉄板を温めておいて生地ができると鉄板に流しいれみんなで具材を投入していきました
みんなで竹串を持って焼きあがるのを待ちます
少しずつ焼きあがるとみんな初めてとは思えないくらい上手にくるくるとたこ焼きをひっくり返していきました
15分ほどすると一回目のたこ焼きが出来上がりみんなで一緒にあつあつのたこ焼きをほおばりました
初めてたこ焼きづくりをする子もいたり買ったたこ焼きよりおいしいという子どももいたり みんな本当に嬉しそうでした
おいしそうに食べてくれました
二回目のたこ焼きはチョコレートを入れたりえびを入れたりユニークなたこ焼きが出来上がりました
この日参加した子ども達が10人という人数だったので材料が余ってしまうのではないかと心配でしたがさほど余ることもなくみんなたくさん食べてくれました
お腹もいっぱいになったところで後片付け
全員が後片付けのお手伝いをしとても感心させられました
40分ほど休憩しその後は体育館で運動をしたのですが先生の提案でまりつきをすることにしました
あんたがたどこさを知らない子ども達がたくさんいることにびっくりしました
知らない子ども達のためにあんたがたどこさの歌とやり方を教えてあげました
それが終わると各自めいめいいろんな運動をして遊んでいました
時間になり教室に戻り帰りの会をしました
帰りの会で子ども達が「ありがとう」という歌を歌って感謝の思いを伝えてくれました
みんなのありがとうが届きました私の心も温かくなりました