食後に歯を磨くのが習慣になっている人が多いのではないでしょうか?

でも本当は食前に歯を磨くほうが理想的なんです。



そもそも歯磨きは何の為にするのでしょうか?

プラークを取るものなんです 

で 

プラークって何?

プラークって9割りが細菌でできていて

バイオフィルムといって歯と化学的に結合しています。

なかなかこれがとれない!

で研磨剤とかでごしごしけずってとるわけ。

完全にとりきると歯は獲得ペリクルといって天然のコーティング材を

歯の表面にまといさらに唾液からカルシウムを取り込み強化されます。

で取りたいのはプラークだから食後に磨く必要はないんですよね。


食事中から唾液は酸性に傾き始めます。ですから食前にプラークつまり細菌を

取除いておけば酸性に傾くのを有る程度押さえられます。一度綺麗になった歯は

食後に軽くゆすいだだけで綺麗になる。


食後には口の中は酸性になります。pHが5を下回ると歯がとけはじめるんですね。

ところが歯磨き剤に一般的に使われているラウリル硫酸ナトリウムって発砲材は

昔安物のシャンプーに入っていた発砲材で 

フケがでて髪の毛がばさばさになっていたあれね!

炎症の原因になるんです。


炎症がおこると粘膜や皮膚や酸性に傾く 唾液はpH7.1とか pH7.2とかいう

アルカリ性で 食後のpHを30分~1時間位かけて中和していき 

その後口腔無いがアルカリ性にもどると

再石灰化といって酸性のときに失われたカルシウムを再度歯に吸着させます。

ところが粘膜が酸性になったら唾液のpHが7を下回りちっとも中和されない

安静時の唾液検査をすると酸性の唾液の人がいるのです。


あと歯磨き材で食後の唾液の分泌も抑制されてしまいます。

さらに中和されにくくなってしまいます。



それから目に炎症がおこると 目ヤニが出ますよね。
鼻に炎症がおこると 鼻水
耳に炎症がおこると 耳垂れ 耳かすが多くなります。
性器に炎症がおこれば オリモノ
口に炎症がおこれば プラークが多くなるのはあたりまえなんです。


食事前に歯磨き材を使えば 口腔内に悪影響のある歯磨き材が残ることは
殆どありません。



また食後に歯を磨いてはいけないということではありません。


食後にはみがきは歯科医師会がつくりあげた スローガンで

食後ということで一日3回は歯を磨くという習慣をつけることは大切ですが

食後に歯を磨く意味はあまりないと考えています。

もし食後に歯を磨くのであれば歯磨き材を使わないか

使ったとしても良くゆすいでもう一度は磨き材無しで磨いて新鮮な唾液で

口の中を満たすことが大切です。


この指導で安静時の唾液の pHが上がっていった症例が数多くあります。

また概ね歯はつるつるになり 舌苔がへり口臭の予防にもなります。