【国連大前座り込み10周年、難民保護法制定を求める10・4集会】

大切な情報が流れてきたので、転載する。

安倍になって更に悪化してる入管行政、あまりにも色んなことで目が届かないが、こちらも目を塞いではならない、と思う。

浅薄な知識ながら、人道的に許されないことが、ここでも起こっている。

クルドの人たちは、明らかに難民なのに、今まで、確か認定ゼロだったと思う。

こんなひどい国は、少なくとも先進国と呼ばれる国の中では皆無だろう。

ちなみに転載文の中でも触れられているスラジュさんの高裁での民事訴訟に先日参加した。それだけに重く受け止めたい。

(以下転載)

2004年の夏、東京・青山の国連大前で、トルコ国籍のクルド人2家族が、72日
間にわたる座り込みを敢行しました。

 カザンキランさん・ドーガンさんら2家族が、炎天下のコンクリートの上で、文字通り命をかけた座り込みを始めたのは、日本政府の難民行政のあまりにもひどい現状に抗議するためです。

難民条約を締結し、世界中に難民を保護することを約束しながら、その実、この約束を少しも守らず、難民認定を申請しても、ほんのわずかしか難民として認定せず、「不法滞在者」として収容所に収監したり、危険が待っている出身国に強制送還するといったことを、続けていたからです。

 今年は、この座り込みから10周年にあたります。日本政府は、05年には、認定を40数人に増やすなど、一時的には難民行政を改善するかに見えましたが、それも束の間、最近は、むしろ10年前より悪くなってさえいます。

安倍政権のもとでの昨年の難民認定は、たったの6人です。申請者の数は、10年前の10倍、3000人にも達しているのにです。しかも、ガーナ人難民のスラジュさんが、成田空港で、入管職員による不法な暴力によって窒息死させられたり、牛久の収容所で収容者が相次いで死亡するなど、入管・収容所の非人間的な処遇も、次々と明らかになっています。

 私たちは、この座り込みを契機に、難民支援の活動に参加するようになりました
が、このたび、10周年を機に、座り込みを想い起こし、また、入管行政の現状を学び、
少しでも日本の難民行政改善に向けた一歩を切り開くために、以下のような集会を開催することにしました。 

みなさんご多忙とは思いますが、ご都合のつく方は、ぜひご参加ください。メッセージをいただければ、とても幸いです。

国連大前座り込み10周年、難民保護法制定を求める10・4集会


◎新宿区元気館(副都心線西早稲田駅エレベーター口すぐ。都立戸山高校隣り。高田馬場駅から徒歩15分)。

≪プログラム≫・主催者の挨拶(難民を支援し連帯する会事務局さかい)、・講演
「難民行政の現状と難民保護法の展望」(石川美絵子さん。特定非営利活動法人なんみんフォーラム理事)、・難民および支援者からのアピール、・連帯の挨拶、・集会・アピールなど。

資料代500円(飲み物、おやつ少々あります)

主催:難民を支援し連帯する会(連絡先:04-2998-5501さかい)