55f4f11e.jpg ←近所のもつ鍋屋さんにて。
もつなので敬遠してましたが野菜たっぷりなのでOKでした。


先日、バグジーと言う美容室の久保社長の講演会に行ってきました。
会社から行かせてもらってますが、リーダーを育てると言うテーマで
6回シリーズの2回目でした。


久々に大ヒットでした。
九州にあるバグジーは誰もが知ってるような大手サービス業の中でも
注目されていて、社長は大企業で講演したり、人材育成に関わってるようです。


このご時世で毎年2桁成長、再来店率は90%を超えると言う驚異的な
数字です。残りの数値の内訳は遠方から偵察に来る人だとか。

人が育つ組織とは・・・


 まず、会社として大切なのは活き活きとした職場である


リーダーがなすべきことは(あくまで久保社長が考えると言う点ですので
その点をご理解下さい)

 部下に好かれる
いい会社は社長が大好き。コミュニケーションを深めること。
弱い人から目を離さない

いい会社は本当に社長が大好きなんだなと思ったのは、
今コンサルティングを担当しているお客様がきっかけでした。
スタッフが社長を心底尊敬していて、カリスマ的。そして社長も
とても社員想い。


 権限付与
責任感が生まれる→自分で反省→成長する
いい仕事を与えて、やりがいを作る。


 評価基準
見える評価と見えない評価を必ず入れる
売上は、円(¥)ではなくて、人で評価する。


 社員に自信をつけさせる
そのためには、利他の活動を行う。バグジーでは月に1度寝たきりの方に
カットサービスに行くそうです。売上の2%も寄付。
次に自己革新を行う。例えばタバコをやめると「やめられた!」と
自分の中が生まれ変わったような自信が生まれます。


 個性を活かす
人間尊重、その人を認めることです。
そして長期雇用を促進します。


笑いのあるトークの中で、一度スタッフが激減して倒産の危機に
追い込まれた経験からにじみ出る言葉に引き込まれていきました。


今は美容師120名を越し、複数店舗を展開して年商6億の美容室に
なっています。


「売上を追求して高い目標を設定するのは必要。でもその目標を
受け入れることができるスタッフのモチベーションが生まれる環境が
ないと絶対にダメ」


「バグジーは自主活性型のスタッフばかりですよ。」と久保社長は言います。


あるスタッフは手書きのDMだけでなく、430人の顧客全員に
手作りのはんこを作って「はんこ作ったので来て下さいね!」と
書いたそうです。彼は12、1月の売上NO,1です。
確かに売上を上げるとか言うレベルを超えてます。


スタッフは入社すると必ずESとCSに分かれます。
ES(社員満足)とCS(顧客満足)をそれぞれ担当して、
いかに社員を楽しませるか、いかにお客様を喜ばせるかを日々考える
そうです。


CSは聞くけど、ESってなかなかないのでは?
あったとしても口先だけか、制度だけあって実施されてないか。


このセミナーは社長と私以外にも他のスタッフが参加していました。
スタッフでもともと希望していたのは私だけでしたが、2回目の講演予告を
聞いて「これはうちの会社に必要だから全員行かせたい」と思ったので
社長にお願いして他のスタッフも入れてもらいました。


それぞれ感じるポイントは違ったかもしれませんが、2日後に
「売上売上って言われて、僕もピリピリしてる状態で事務員さんに
接して悪かったなと反省しました」と言ってました。


これを聞けただけでも良かったです。


ただ・・・結局事務員さんは私物を全部持って帰っていたことに
気づいて、嘘をついて会社に来なくなったんだと分かりました


これまで事務員さんには必ず家庭の事情が発生していたので
「またか!」と思って全然疑いませんでした。
私が一次面接をして、もっとミスマッチを防げばよかったと悔やまれますが、
後の祭りです。


人を育てる組織の大切さを実感しています