再び、警察沙太? | TRAVELIN’ BLUES

TRAVELIN’ BLUES

夫婦で世界一周旅行!!
2011年12月25日スタート☆
旅の様子を随時アップしていきます。

オーストリアのウィーンからバスで約4時間

24ヵ国目チェコ



に入国し


首都プラハに到着


南米でのバス移動を経験していると4時間はほんとに短い

むしろもう少し乗ってたかった



さて、まずは地下鉄で予約してある宿まで行こう



現地語でまったく分からん…


噂によると切符の買い方を間違えたり、買った切符に印字をし忘れるとどこからともなく警官が現れ、容赦なく罰金を払わされるらしい


チェコに行った人の情報を事前にネットで見てたけど、罰金を取られて悔しがってる人も多かった

それだけはもちろん避けたいので慎重に事を運ぶ



この券売機、細かいお金しか入らん…

もちろんチェコに入国したばかりの俺たちはATMでおろした大きい札しか持っていない

てか観光客はみんなそうでしょ


実際に観光客らしき人たちはどうしたらいいのかわからずウロウロしている


仕方なく券売機の横にある改札口のカウンターで切符を買おうとすると



もう少し細かいお金はないのか?お釣りがないから無理だ





まじっすかチェコ…


噂通り観光客にあまり優しくないようだ


じゃあどうしたらいいんだ?としつこく聞くともう一つの切符売り場を教えてくれた


言われたように行くとこの改札口から結構離れたところにちっちゃな小窓があった


ここ?


むず!!


でもここで切符を無事に購入できた




しかーし!!


お釣りが全然違う(笑)


どこかで会った日本人の年配ご夫妻が「チェコはお店の人がお釣りをチョロまかしてくるから気をつけてね!」と教えてくれてたので気をつけてた


おばさん!お見通しやぞ!

お釣りが違うと訴えると細かいお札が無いみたいな事を言ってくる


あほう、今その引き出しにある大量のお札を見たわ

警察呼ぶぞ


するとおばさんはしぶしぶ残りのお釣りを出してきた


やれやれ


もうこんなやり取りも怒りもせずに落ち着いてできるようになってきた笑





チョロまかしおばさん



そして改札でちゃんと切符に印字をしてエスカレーターを降りていくと下で警官がいて切符をチェック

もちろん無事通過したけど別の観光客が罰金を払わされてた

かわいそう…


観光客からむしり取る罰金とチョロまかしでこの国は成り立ってるのか?と思えるようなシステム



気を付けよう






地下鉄で宿のある駅まで行き地図を見ながら15分ほど歩いてやっと着いた


宿のホームページに乗っていた目印の写真


で、この建物に入ってみるとそんな宿はこの建物には無いと


え?


ここからが大変だった

何十人に尋ねただろうか

毎回宿の名前と住所を見せるが


全員言ってることが違う


みんな親切に教えてくれるのはいいんだけど


誰一人わからない



どういうこっちゃ?



もう3時間もたらい回しにされ、かなりヘトヘト…


心が折れそう


キャンセル料を払って宿を変えるしかないのか


しばらく途方に暮れ、最後の力を振り絞る

荷物はまーちゃんに見ててもらい独りで歩き回って探す事にした


そこからまた1時間くらいたくさんの人に聴きながら歩き回るも見つからず…

ダメ元で目の前にある大きな工場の入口の警備員に聴くと


「その宿ならこの工場の向こうにあるよ」


はい?


うそでしょ

この馬鹿でかい工場の門をくぐり抜けるなんてホームページのどこにも書いてなかったし

半信半疑でとりあえず中まで進んでみた


やっぱり無い

戻って警備員に言うと

「いや、ある。もっともっと奥だ」


うそでしょ~

奥へ奥へ突き進み、



道なき道を歩き、





草むらをかき分け






あった






うそでしょ





絶対にわからんやん!


もっかい戻ってまーちゃん呼んで荷物担いでやってきた



とにもかくにもやっと着いた~


宿のベルを鳴らすとちょっとラリったおじさんが出てきた


名前と予約している事を伝えると驚愕の答えが返ってきた














「満室だ」












ふざけんなババア!!








いかんいかん落ち着けおれ

抗議するとおっさんは

「ノープロブレム!俺の友達がやってる○○ホテルがある。このメモを見せれば同じ値段で泊まれるはずだ。そこのトラム(路面電車)に乗って4つ目を降りたらすぐだ。さあ行くんだ!」







いやいやいや絶対に






うそでしょ?




もう何が何だか

これ以上このババア(おっさん)と話し合う気力も無い


ここは日本じゃない





とりあえずそこへ行ってみよう(笑)





すぐ近くにあったトラムの駅でトラムを待つ

どう探してもトラムの券売機は無い

トラムの中で買うのかな?



そしてトラムが来たので乗り込んで運転手にチケットが買えるか聴いてみた


「NO」


運転手がそう答えた時には既にトラムのドアは閉まり走り出していた


どういうこっちゃ?


するとすぐに私服の男が二人やってきて

「チケット プリーズ」


いやいや、それはこっちのセリフでしょ!


おれ「チケット プリーズ!」






私服の男「ペナルティ」




















うそでしょ














いやいやいや、どっこにも券売機無かったやん

まさか地下鉄の駅まで往復30分かけて歩いて買うとか言わんでしょ?

そうだとしたらトラムのチケット買いにトラムに乗りたいわ!








俺は夢を見ているのか…



もしくはドッキリ!?




この一連の流れ



全てがこの罰金を払わせるための布石




国民が全員グルなのか…



ウィーンでこの宿をネット予約したところからもう始まっていたのだろうか







もうわけわからん







そしておれは最近マイブームのこの言葉を口にした









「警察を呼んでくれ」







私服の男「ノープロブレム!次の駅を降りたところに警察署がある。」


そして次の駅で降り、目の前の警察署に入った


私服の男が警察官を呼び何かを話した


警察官は「そんなことでイチイチ呼ぶな」的な言葉を吐き捨てオフィスへ消えていった






はい罰金1600コロナ(二人分約6500円)お支払~い









こんな気持ちで









観光できるかーい!!



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