今を大切に生きる
ちっちゃい頃
幼稚園までの送り迎えは
いつもおじぃちゃんの
自転車の後ろでした
帰りに近所のスーパーで
ポッキンアイスを
買ってもらえるので
おじいちゃんのお迎えが
大好きでした
あたしが生まれた時は
70を越していて
それでも元気に
愛用のマイバイクで
河川敷まで出かけて行っては
野菜でかごをイッパイにして
帰ってくる
エネルギッシュなじぃじ
そのじぃじが
98年の人生を終え
明日、天国に旅立ちマス
うちにいて
いつも相撲ばかりみている
ぐーたらな彼。
腐ったものまで
ケロリ消化してしまう
強靭な胃袋をもつ彼。
わたしの知っていた
彼はこの辺までで
戦争に行って
流れ弾に当たった傷痕をもつ
ワイルドな彼。
抑留され、
長靴まで食べたという彼や
牛の世話をして
頭からふんまみれになった彼。
通夜の席で聞く彼の話は
いつもチャーミングに笑う
私の知りうるじいじの
またちがった姿。
激動の日本を生き抜き
1世紀もの間
イヤことも沢山み、
経験してきたんだと
改めて理解し、
今更ながら
尊敬と感謝の念が
沸々と湧いてきました
大往生彼の安らかな顔をみて
生きるということは
次に繋げる
いうことなのだと思いました。
だとするのなら
じぃじよりも
遥かに恵まれた時代を生きる
私は、彼の生きた証として
次によりヨィものを
繋いでいかなくちゃっ
今の時代を作ってくれた
おじいちゃんや
おじいちゃんの友達たちの
作ってくれた幸せを
活かすためにも
明日は最大の感謝とともに
送り出してあげたいと思います
おじいちゃん
本当にありがとぅぉ