先日リリースもありましたが、私は来シーズンからフウガドールすみだというFリーグのクラブで監督をします。
始動は4月の頭になりますが、現在はその準備に追われています。
本日は、その準備の一部をご紹介したいと思います。
まずシーズン中、選手たちは体を酷使するので、オフの過ごし方も大事な仕事になってきます。なので、6週間のオフをどの様に過ごすのか、を伝えなくてはなりません。
簡単に説明すると、オンとオフのメリハリが重要なので、3週間は極力運動を避け、完全休養することを推奨しています。
その後の3週間は、休みつつも、新シーズンに備え、少しずつ体を作っていきます。
ただ、ボールトレーニングよりは、ウエイトトレーニングや有酸素系のランが主になります。
そして、シーズンが近づくにつれ、アジリティ等のトレーニングを行い、シーズン開始直後の怪我予防のことも考慮します。
私自身はと言うと。キックオフミーティングと呼ばれる、新チームの始動日に行うミーティングがあるのですが、その資料作りが最初の大きな仕事となります。
単なる一回のミーティングなのですが、最初にそこでチームにスイッチを入れられるかどうかが、とても大事なことだと感じています。
当然、就任1年目となると、その重要さは、より高まります。
日々全力を出し切ることやチームが一つになることなど、様々なことを伝えるのですが、心に響く様な伝え方ができるかどうかが、非常に大事なポイントになります。
その中でも、GRITと呼ばれる「やり抜く力」というものを大切にし、シーズンを全うしてほしいと伝えます。
その際より重点的に伝えることは、「情熱」、「意義」、「目的」といった部分です。
「情熱」を持つ為の原動力は、何と言っても楽しむことです。
なかなかシビアな世界なので、大変なことが多いのですが、好きでやっている仕事なので、楽しむ気持ちを忘れない様にしてほしいと伝えます。
苦しくても、本当に好きでやりたいものであれば、人は一心不乱に頑張れるものなので、そこは強調していきたい部分となります。
次は「意義」について。
これは人生を生きる意義という意味なのですが。
努力することこそが、生きる意義だと私は思っています。
最終的に目標に到達できるか、どうかは誰にもわかりません。
しかし、力の限りを尽くした結果であれば、例え、それが実らなかったとしても、我々は納得できるものなのではないでしょうか。
逆に、もう少し努力すれば、諦めずに頑張れれば成功したのではないか、という疑念の様なものを持つこと程、後味の悪いことはないと思います。
最後に「目的」ですが、これは応援してくれている方々に対してのものです。
我々は、周囲の人々に役に立つことができた時に、特別な満足感を得ることができます。
例えば、苦しい時期にでも、努力を続け、それを跳ね返す姿を見せることができれば、それで勇気づけられる人だっているはずです。
見てくれる人たちの模範になることが我々の大きな目的の一つだと言えます。
「誰かを喜ばせることは、自分をも喜びでいっぱいにする」
これは、哲学者ニーチェの言葉ですが、そう思えることが人生にとっては、とても大切なことの様に思います。
そういう様な精神を伝えられる様、今日も子供達と良いトレーニングを行なっていきたいと思います!
いよいよ来週で、江戸川フットサルアカデミーの活動も一区切りとなりますが、フウガドールすみだの活動状況等を、当ブログでご報告できたらと思います。
それではまた!