毎日ビミョ~なお天気続きで出かけるのも嫌になってくるね~
昨日は、『虎影』の大ヒット御礼舞台挨拶。
行きたかったんだけど、もうすでに予定が入ってて行けなかった~
やるならもっと早く教えてくれ~。
ほんとに残念…。行きたかったなぁ。
では、今週もTAKUMIZMレポ
相手が今 何を求めているか 何に苦しんでいるかを
想像する事が 思いやりです。
その思いやりが愛なのです。
瀬戸内寂聴さんの言葉より
今夜のTAKUMIZMは、「愛のかたち」
こんばんは。斎藤工です。
bayfm TAKUMIZM、ベイエリアに斎藤主義、TAKUMIZMを浸透させていきます。
7月に入りましたが、あの~、僕、ドラマとかがが終わると、
こう…、吹き出物とかができるんです
今ちょっと出来てるんですけど。
なんかこうねぇ、スケジュール的にさ、こう、長いものが終わったっていう事は、
物理的に分かってんですけど、こう、皮膚とかがさ、
こう、反応すんだよね。
お疲れ様でしたみたいな感じで。
結構正直な、体…な斎藤工です
そして、ただいま公開中の映画『虎影』
すでにご覧いただけましたよね?
エッヘ ご覧いただけましたでしょうか。
え~、先週まで「虎影スペシャル」と題して、
西村喜廣監督、芳賀優里亜さん、鳥居みゆきさんをゲストにお迎えして、
賑やかにお送りしてきましたが、え~、この『虎影』を始めですね、
え~、最近気になる邦画がたくさん上映されています。
今年のほうがのラインナップはねぇ、ものすごい強靭な、え~、気がします。
っていうのは、日本のこう、興行成績とかっていうだけじゃなくて、
世界何カ国、何十カ国で、え、上映みたいなね、事が、結構当たり前になってきたり。
うん。
なんか…って事は、本質的な、こう、ものを描いてる映画が多いんだというかね。
うん。そんなね、あの、素敵な邦画を紹介していきたいなと思います。
え~、最後までお聞き逃しなく。
斎藤工のTAKUMIZM、今夜はこの曲からスタート。
Wiz Khalifa Feat. Charlie Puth「See You Again」
「See You Again」がかかる
お送りしているのは、Wiz Khalifa Feat. Charlie Puth「See You Again」です。
今さら感ありますけど、この楽曲はですね、
え~、『ワイルドスピード』のスカイミッションに、
え~、使われていた曲ですね。
まぁ、映画とこう、主題歌の関係性みたいなものっていうのはやっぱ、
歴史があると思うんですよ。
遡るとチャップリンとかもね、自分で作曲をしたりして、
本編と同じぐらい大事に作っていたというね、事がありますけど。
やっぱこの曲を始め、PVもそうなんですけど、
こう、映画と音楽の関係性がさらに良くなっていった気がします。
はい。
お送りしたのは、Wiz Khalifa Feat. Charlie Puth「See You Again」でした。
bayfmからお届けしている斎藤工のTAKUMIZM、
今夜のTAKUMIZMは、「愛のかたち」です。
私が気になっている愛のある邦画を選んで、紹介していきます。
まずは、え~、見えない愛のかたちを描いたこちらの作品です。
『あん』です。
え~、監督はですね、『萌の朱雀』で史上最年少でカンヌ国際映画祭、新人監督賞を受賞、
そして『殯の森』では、グランプリを受賞した河瀬直美さん。
え~、今回はですね、ドリアン助川さんの小説を映画化したものです。
今回の『あん』はですね、え~、今年のカンヌ国際映画祭の
「ある視点」部門のオープニングを飾りました。
あの~、ま、日本を代表する河瀬直美さんで、
カンヌのね、映画祭の審査員長をやったりね、
もう、この人のフィールドは日本っていうよりはもう、
カンヌを軸とした、こう世界ですね。
え~、この、今回の『あん』ですが、え~、ストーリーを簡単に紹介しますと、
主人公はですねぇ、刑務所暮らしを終え、どら焼きやさんの雇われ店長となった千太郎、
そこにある日、老女・徳江が現れ、彼女が作る粒あんの美味しさによって
店が繁盛していきます。
しかし、徳江が昔、ハンセン病を患っていたという噂が流れ、
徳江を辞めさせなければならなくなった千太郎。
彼女の事が気にかかる彼は、近所の女子中学生・ワカナと共に、
徳江の人生の足跡を辿っていく、という物語ですね。
雇われ店長役の千太郎に永瀬正敏さん。
徳江役には、樹木希林さん。
そして女子中学生役、ワカナを演じたのは、
実際の樹木さんのお孫さんなんですね、え~、内田伽羅さんです。
あの、前回のね、『二つ目の窓』という作品でも、
村上虹郎というね、村淳さんの息子さんが、こう、
デビューして、実際のお父さんとね、親子を演じているんですけど。
これもね、オーディションなんですよ。
っで、今回の内田伽羅さんもオーディションで、
で、彼女は、内田伽羅さんはですねぇ、あの~、イギリスに留学してるんですね。
っで、その期間だけ、え~、日本に来てですねぇ、
で、スゴイのがね、実際にね、団地で14歳の子を一人暮らしさせるんですよ。
食事とかのケアはするみたいなんですけど。
っで、そっから実際の設定である、あの、お母さんがなかなか帰ってこない、
え~、母子家庭の家庭の女の子として、現場に呼ぶんですよね。
う~ん。
っで、永瀬さんがね、仰ってたんですけど、
あの~、ほとんどスタンバイ場所とかって楽屋がなくて、
その実際のどら焼きやさんの2階の千太郎が住んでいる部屋にずっと待機していて、
え~、タイミングで、あの、し…死角にいる助監督が「じゃぁ、どうぞ」っていうと、
どら焼きやさんに1階に降りていく。
その道中、どこを撮られているか分からない。
要はこう、台本で、どうどうどう撮りますよ、セリフがこうあって、っていうよりは、
いついかなる瞬間も、その役…を演じてるその人じゃなくて、
その人でなければならないというか。
それを、もう、見えないところから切り取ってるっていうのが、
河瀬さんのスタイルで。
後半ね、非常にこう、樹木さん演じる徳江さんと、
伽羅さん演じるワカナの会話があるんですけど、印象的なんですよ。
伽羅さんが、ワカナが飼っている鳥の話をするんですけど、
そこ全部アドリブだって聞いて、鳥肌がたちましたね。
そぅ、普段ね、僕らはこう、ドラマとかだと、
もちろん台本があって、こういうショットを撮りたいんだなぁっていう、
え~、感じが、みんなで共通理解して、リハーサルをしてテストをして、
え~、ランスルーっていう本番前のね、最終確認をして、
本番を撮るんですけど。
テスト一切なし。
うん。
まぁ、『虎影』の時もテストなしだったんですけど
意味が違います。
はい。
目に見えないもの…が、私たちの、なんていうんだろ?
周りに取り巻いていて、え~、それを、切り取るのが映画だっていう風に、
え~、河瀬監督は思ってらっしゃるんですよね。
だからほんとにね、身につまされましたね。
その見えないものの方が、リアリティがあるという風に、
え~、河瀬さんは映画で表現してますよね。
うん。
だからこそ、映画館で観る意義があるんですよ。
そういう作品こそ。
やっぱりその~、小さい画面でね、こう、一時停止ができる環境で、
スマホを手に見れる環境で観たらね、ちょっと失礼な映画だし、
本来の味わい方ができないなぁという風に思いますね。
ぜひ皆さん、この映画、『あん』、注目してください。
ここで1曲お送りしましょう。
え~、松本隆さんのですね、作詞活動45周年トリビュート『風街であひませう』から
「探偵物語」
「探偵物語」がかかる
中納さんの声、いいね~
めっちゃ落ち着く。この時間に流すのは最適だね
『あん』、ほんと、巧さんが言うとおり、
出演してた人達みんな、自分=役みたいに自然に存在してて、
本当にその世界があるみたいだった。
ちょっと前に行われた河瀬監督と工さんのトークショーの時にも撮影時の話をしてたんだけど、
現場を“セット”っていう作りはしてなくて、カメラも照明も配線の1本に至るまで、
役者には気づかせないような作り方をしてたり、
スタートがかかってない時からカメラが回ってたりするって話してた。
それってスタッフさんも役者さんも両方大変だけど、
そこまでするからこそ、こういう映像が生まれるんだろうね。
お送りしているのは、EGO-WRAPPIN'の中納良恵さん「探偵物語」です。
あの~、この松本隆さんのですねぇ、45周年トリビュートにはですねぇ、
あの、ポエトリーリーディングという、特典がですねぇ、
付いてるバージョンがありまして、いろんな役者さんが、
井浦新さんだったり、いろんな役者さんが、こう、朗読していて、
あの、是枝裕和監督が監修しているんですけど、
なんとわたくし、1曲目ですね。
「キャンディ」というね、え~、曲の、え~、朗読をさせていただいて…おります。
いや、松本隆…ぼく、はっぴぃえんど好きなので、
こう、松本さんの存在っていうのはそっからなんですけど。
あの曲もこの曲もっていう曲えすよね。
皆さん、ぜひですねぇ、え~、若い世代の方も含めて、
この機会に松本隆さんという、才能に触れてみてはいかがでしょうか。
お送りしたのは、EGO-WRAPPIN'の中納良恵さんで「探偵物語」でした。
bayfmからお届けしている斎藤工のTAKUMIZM、
今夜のTAKUMIZMは、「愛のかたち」です。
続いての邦画はですね、『きみはいい子』です。
この作品ねぇ、さっきの『あん』ももちろん素晴らしいんですが、
今のところ、もう、邦画No.1です。
今年観た作品の中で。
もう涙腺崩壊です。
『あん』もねぇ、あの~、号泣したんですけど。
ま、涙もろい私ではありますが、この作品はほんっとにこう、
琴線に触れましたね。
監督は、『そこのみにて光輝く』でモントリオール世界映画祭の
最優秀監督賞を受賞しましたね。
去年ですね。
呉美保監督です。
登場するのは、学級崩壊をさせてしまう新米教師、
自分が受けた虐待経験から、自ら子供を傷つけてしまう母親など。
子供達、そしてそれに関わる大人たちが抱える問題を通して、
人が人を愛する事の大切さを書き出していく作品です。
新米教師役に高良健吾さん。
え~、そしてね、その~、まぁ、自ら子供を傷つけてしまう、
難しいね、役を、母親役を演じました尾野真千子さん。
え~、そして、『そこのみにて光輝く』に続いて、
え~、出演している池脇千鶴さん、高橋和也さん、などです。
あの~、この作品はですね、呉美保さんっていうのは、
非常にこう、演出として、リアリティがあります。
あの~、ま、さっきとね、ほんとに通ずるんですよ。
北海道の方で撮ってたみたいなんですけど。この作品は。
あの~、まぁ、小学校の先生なので、小学生がいっぱい出てくるんですけど、
みんな一応、タレント事務所に所属したりしている小学生なんですね。
っで、ここは、もう高良くんに直接聞いちゃったんですけど、
後半に…、「宿題を出します」と。
家族、親でも兄弟でもいいから抱きしめられてきてくださいっていう宿題を出すんです。
っで、みんな「え~っ」って言いながらも、こう、帰っていきますよね。
っで、翌日、「どうだった?」って聞くんですけど、そのリアクションっていうのは、
実際に演じた子供たちに、実際出したお題なんですよ。
だから、彼らが役としてじゃなく、自分の親だったり、まぁ、家族に、
え~、それをしてもらってきたリアクションなんですよ。
もう、すんごい照れくさく、「ママにしてもらった」とかっていう子がいたり、
「いや、いつも私はしてますよ」とかっていう子もいたりして。
もうね、そこのリアリティっていうのが、もう凄すぎて。
あの、でもそこが軸になってる映画なんですよ。
なので、全編通して、う~ん。
全てこう、そこで起きていること…なんですね。
やっぱね、“本当”っていうのはね、僕は1回しか出ないと思うんですよ。
え~、何を撮ろうとしてるのかっていう、
こう、傾向が、ほんとに世界に通ずる監督の共通点…だなぁという気がしましたね。
っで、これ原作が、え~、中脇初枝さんのですねぇ、
え~、連作短編集なんですが、あの~、注目して欲しいのはこれ、ラストシーンです。
これ原作とね、またガラリと、ガラリとっていうかね、変えた、
す…、僕はね、こんな素晴らしいラストシーンはね、『セッション』以来ですね。
『セッション』に負けないラストシーンで、ファッと終わるんですよ。
これはね、是非ね、みなさん、劇場で体感して欲しいですね。
え~、この映画はですねぇ、第37回モスクワ国際映画祭のコンペティション部門に
日本から唯一出品されたと、え~、海外の映画界からも注目されている作品です。
え~、呉監督はですね、日本のどこにでもある街のどこにでもいる人を描きながら、
この映画はもしかしたら世界のどこかの誰かにも通じるのでは…
とこっそり思っていましたと、コメントです。
うん。
そういう事なんですよね。
おそらくこう、すごいスケールの、世界が抱えている問題を、
こう、打ち出す、映画で解き明かすっていうよりは、
こう、僕らの半径で、ほんとに起こっている、リアルなものを、
こう、むき出しで、こう、作品にした時に、私も…っていう声がですね、
こう、日本だけじゃなく、え~、世界から聞こえてくるという。
映画『きみはいい子』
現在、絶賛公開中です。
ぜひ、劇場で、え~、ご鑑賞ください。
それでは1曲お届けしましょう。
古賀小由実さんで「くものすきまに」
「くものすきまに」がかかる
『きみはいい子』、これまだ観てないんだ~
ストーリー聞いただけで、号泣するのが想像できちゃう映画って
観るタイミングをすごく迷うというか、考えるというか。
だから観れてない。
でも工さんが『セッション』に負けないラストっていうほどの映画、
これはやっぱ観に行かなきゃだよね~。
お送りしているのは、古賀小由実さんで「くものすきまに」です。
え~、いつもね、あの~、TAKUMIZMがこう、勝手に応援している古賀小由実、
あの、佐賀中心にこう、活動しているアーティストさんなんですけど、
新しいアルバムがね、『うちの妻が入院することになりました』っていうね
なかなかキャッチーなタイトルの、こう、アルバムを出されてですね。
っていうかさ、ピアノも歌もさ、どんどん進化…しているんですよね。
僕みたいな素人にもね、分かるこのレベルというか。
アルバムの状態もね、前はもうちょっとこう、
紙のジャケットだったり、手づくり感満載だったんスけど、
どんどんどんどんこう、プロフェッショナルな進化を遂げる古賀小由美さん。
え~、これからもですね、TAKUMIZMは応援していきたいと思います。
お送りしたのは、古賀小由実さんで「くものすきまに」でした。
斎藤工のbayfm TAKUMIZM、
今夜は、「愛のかたち」というTAKUMIZMでお送りしてきました。
それでは最後に私IZMメールをご紹介します。
ラジオネーム・Lさん。
私IZMは、アクセサリーを付けない事です。
つけてはいけない仕事なので、全く付けなくなりました。
体が必要としなくなったみたいです。拘りがなくなったのかな?
工さんのアクセサリーが気になります。
あの、僕もそうですね~。
どちらかというと、役者をやっていると、こう、衣装に着替えたり、
こう、役柄の状態になると、時代劇なんかもそうですけど。
こう、アクセサリーを外すので、一時期ね、全くしてなかったんですよ。
うん。
失くすしね。
スゴい確率でなくすんですよ。
取り外しをいっぱいするから。
でも、それこそ西村監督がですねぇ、ずっとスピーカーマンっていうね、
西村さんのほぼ処女作の、あの、キャラクターのね、ネックレスを、
たぶんここ20年ぐらいしてんですよ。取らずに。
サウナとかでどうなんだろう?
金属なんで…、と思うんですけど。
あの~、それはそれでいいなぁと思って。
なんかおまじないみたいにね、ミサンガじゃないけど、こう、付けてたり、
だから願掛けみたいな感じでね、僕もしてるアクセサリーは、あります。
でも、いずれなくなるものとは思ってますね。
オンオフのスイッチになったりは、してます。
付ける事で、こう、強くもなれるんですけど、
付けない状態で自分を保つっていう事も強さを感じますね。
番組ではまだまだ私IZMを募集しています。
そしてメール企画、最高の男にもご意見をお寄せください。
お題は、
「突然彼女が別れを切り出してきた。その時最高の男の引き止め方とは?」
絶妙なお題です。
はい。
メアド紹介
沢山のメールお待ちしております~。
それでは、今夜はこの辺で。
斎藤工のTAKUMIZM、
来週も土曜夜11時30分から。
じゃっば~い。
工さんが、願掛けみたいな感じでつけてるアクセサリーってなんだろ?
ずっと前からしてる茶色い革のバングルかなぁ?
そこまで教えて欲しかったなぁ
っで、映画ね、
私は6月6日に公開になった『トイレのピエタ』の世界から全然抜け出せてなくて、
プレミア上映、ヒューマントラスト渋谷で行った舞台挨拶、
この前ももう1回観に行ってきて、3度とも号泣で
ヒューマントラストで行われた舞台挨拶では、真正面に洋次郎がいて、
嬉しいのに、まだ上映前なのに、洋次郎の話聞いてたら涙出てきて、
そしたら一緒に行った友達も隣で泣いてた
その後にピエタ観て、もうほんとに号泣で、友達とそのあとに感想を話してても泣けてきて。
2人で「もうダメだね、私たち・・・」って言ったくらい。
本当にこれは主人公・宏が洋次郎そのもので、
洋次郎は実在してるし、生きてるんだけど、最期を見ちゃった気分にもなって、
ラストの洋次郎の顔がスゴくよくて、完全にドップリとハマってしまった。
観た後、
「eggちゃんが今日、舞台挨拶に来たのは、洋次郎の姿を確かめに来たんじゃないかと思ったよ」
って言われたんだけど、うん。そうだったのかもね。
私の中では宏と洋次郎がリンクしすぎて、
宏がいなくなっちゃったなら洋次郎は…、洋次郎はいるのになんで宏は…っていう風になった。
もう都内での公開は明日までみたいだけど、
これから公開する劇場とかも増えて、ジワジワと広まってて、
友達からも観たよ、良かったよって言葉を沢山もらって、
本当に嬉しい
もし観てない人がいたら、まだお近くで上映してたらぜひ観てくださいませ。
後半、本当にとても良いです。
ここまで泣くのは私達ぐらいだろうけど・・・
でも伝わるものはきっとあると思います。
そして、7月5日、今日は洋次郎の誕生日
おめでとう。よーじろー。
これからも生きてね。
希望をくれてありがとう。輝いててくれてありがとう。
幸せでいてね。