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ボブ・グリーンの父親日記 (中公文庫)
          /ボブ グリーン


前回の内容はこちらをお読みください

http://ameblo.jp/ehonnokuni/entry-10427255719.html


引き続き、ボブさんの日記を紹介しています


赤ん坊の生まれたときの気持ちを人はいろんな風にいう。

歓喜、安堵、めまい、陶酔。


自分の目の前で奇跡を見たという思いにかられるのだ。

自分がこういう気持ちになるだろうとはわかっていたし、実際

そういう気持ちを味わいもした。


しかし、僕の心の大部分はもっと基本的な感情で占められていた。

こわかったのだ。わかっていたことが確かにやってきたこと

へのおそれ、さらにわからないことへのもっと強いおそれがあった。


僕は自分のいたいことをやるのを信条とする世代の人間だ。

だが、赤ん坊を見つめていると突然僕の全人生は今終わったのだ、

ここで切り離されてしまって今からなんの準備もないまま新しい

何かに一歩踏み出してしまったのだという気がしてきた

これがわが子がこの世に誕生してくるのを見ていて僕の心の中

に広がってきた気持ちだ。

今までの人生で全く感じたことのない種類のおそれ

最大のおそれが潜んでいる場所から湧き出てくるおそれ。

全く未知のものに対するおそれの気持ちだ。


葛飾区・江戸川区集まれ母たち-妊婦さん、子連れで学ぶ・おけいこ・習い事


自分の子どもはびっくりするぐらい特別なのよねぇ。
でもって、新生児室をのぞいている親は多分わが子が特別光って
見えるんじゃないかと思う。うちの子一番かわいいって

その一方で私たちみたいに男女均等法の時代で、社会人経験も
あったら、今まで自分の努力次第でなんとかやってきて、
自分である程度コントロールできてきたと思う。

そんな中で赤ちゃんって生まれたときから一人の人間で、
あんなに小さいのに全く思い通りになんかならない。
これまで自分のことはなんとかしてきたけど、なんともできないの私?
という無力感。これは恐れに値すると思う。

葛飾区・江戸川区集まれ母たち-妊婦さん、子連れで学ぶ・おけいこ・習い事

再び本書より
赤ん坊が生まれるまでに、どれだけ本を読んでいたかなどまるで
関係ない。退院してきて孤立無援で過ごす最初の晩に赤ん坊が
泣いてどうしても泣き止んでくれず赤ん坊を腕に抱えて、
泣き声におどおどしているときの心の準備など、どの本にも
書いてなかった。

赤ん坊が大きな口をあけてわんわん泣いている図も漫画でなら
面白いが、初めてわが身に起こってみると実際どうしていいのか
全くわからない。
赤ん坊はよく泣くものだと頭ではわかっていても、実際に自分の
腕の中で泣いている我が子を目の前にするとどこか痛いんじゃないか
とか、それなのに自分はなにもしれやれないということしか考えられ
ない。

夜中ひとりで授乳してたりするとなんか妙に寂しくなっちゃったりして
これが永遠に続くんだろうかと思ったりして。

実際のところ10人に一人産後うつになるって言われていて、
サークルにも産後ノイローゼになったとあとからカミングアウトしてくれた
人もいました。
もちろん大変な時期を自分で乗り越えられる人もいるだろうけど
母親なんだからなんとかできるでしょう!なんていわれても何にも
できないのもまた現実なのよねぇ。

でそういうときに例え何にも出来なくても、大変だねって言ってくれたり
代わって抱っこしてくれたりってことがどんなに心の支えになるか

私は社会人経験より子育て経験の方が長くなって、
思えば子どもが私をお母さんにしてくれたなぁと言えるよ。
そしてそれが素晴らしいと思うから赤ちゃんに携わる仕事をしてると思う。
最初の出産から7年で育児用品はものすごい進化を遂げたけど、
やっぱり子育てしている母親を精神的に支えてあげられるのは
夫であり、家族なんだと思う。


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