さわりをつける | 三味線で繋ぐ和〜日本の音を楽しもう〜

三味線で繋ぐ和〜日本の音を楽しもう〜

三味線教室みつ音
竹山流津軽三味線栄香会
高橋栄香


三味線を弾く時にはまず調弦をします。

調子笛を吹いて、笛の音と一の糸の音を合わせ、二の糸、三の糸の音を合わせます。

ここまではなんとか出来ても
生徒のみなさん、なかなか苦戦をされるのが
「さわりをつける」ということ。

三味線には竿の上に
「さわり」というネジがついていて、
そのネジをくるくるまわして、
一の糸に触れるか触れないかのところに
合わせます。
そうすることで、
ビーーーンと音が伸びるんです。
響きですね。

この響きを出す事を
「さわりをつける」と言います。

さわりがついていないと
ピンピンした音のみで
音の伸びは全くありません。

同じ演奏でも、
さわりがきれいについているかどうかで
音楽の質が全く変わってくると言っても
過言ではないくらい
さわりって大切なんです。

ただ、
このさわりをつけるという作業・・・。
微妙な調整すぎて、
はじめはなかなかうまくつきません。

なので、
音が合わせられるようになってきた方には
さわりの付け方をがんばって頂いています。

弾けるようになった曲をさらに奇麗な音で
弾けたら上手にも聞こえますので、
ここはぜひうまくなってもらいたいところなんですね。

なかなかつかなくて、
もう嫌になった頃に私がやると

「えー!!!なんで先生がちょっと触っただけでこんなに響くの!?」って

言われますが(笑)

回数です。

何回も何回もやってると自然に
これくらいまわすとつくとか、
ここよりもっと響くところがあるとか
分かるようになります。

私も始めの頃はなかなかきれいにつけられなくて
師匠に「まだまだ三味線になめられてるな」と言われてました(笑)

演奏だけでなく、
音の合わせ方、糸のはり方・・・
いろいろありますが、
さわりがうまく付けられるように
なると練習もさらに
楽しくなってきますよ(^o^)/


栄香

高橋栄香津軽三味線教室
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