生徒さんからの青森レポ② | 三味線で繋ぐ和〜日本の音を楽しもう〜

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三味線教室みつ音
竹山流津軽三味線栄香会
高橋栄香

かわって2日目は、

日中にたいへん美しい渓流

「奥入瀬渓流」、「十和田湖」行き、

夜は、「弘前ねぶた祭り」をみることにします。

 

「奥入瀬渓流」とは十和田湖から流れる奥入瀬川のことであり、14㎞の流れのことです。

ブナの林の木漏れ日の緑がたいへん美しく川も透き通っており、パワースポットとしてもたいへん人気があります。私も少し散策して穏やかな時間を過ごしていました。秋になると紅葉となり、また違った景色となることでしょう。





 

 次に「十和田湖」向かい、遊覧船に乗ることにしました。

 「十和田湖」は十和田火山の噴火でできたカルデラ湖でありたいへん大きな湖です。

かつては魚がいない湖で地元の人々から恐れられていたという湖だったそうですが、現在では養殖等で人為的に放流さており魚が生息しております。


毎年2月上旬ぐらいになりますと「十和田湖冬物語」が開催され、花火とイルミネーションが幻想的で評判が良いそうです。

 

夜になり、19時から「弘前ねぷた」が開始されます。

「弘前ねぷた」は「青森ねぶた」と違い、人形型ではなく扇型の形状をしています。掛け声にも違いがあり「ヤーヤードー」になります。

 

また、跳人はおらず、扇形ねぷたと太鼓と笛がメインとなっています。扇に描かれた絵には激しい戦の様子が描かれ、後ろには見返り美人とよばれる女性が描かれていいます。

「弘前ねぷた」は見返り美人で良さが決まるともいわれているようです。

「青森ねぶた」に比べて静かで幻想的でどことなく少し不気味な印象もあり、まるで妖怪の百鬼夜行をみているような様子で地元の中では全体的に暗いとの声もあるようですが私自身は一番好きなねぶたです。

 

 

 



ところでここまで読まれてお気づきの方もおられると思いますが
「青森ねぶた」と「弘前ねぷた」
読み方がなぜ違うのか、
一般的にそう呼んでいるだけで明確に説明できる根拠はないそうです。
おそらくは伝わった時に発音の違い等により呼び方が変わったのではないかと考えられています。


かわって3日目になります。この日は最終日でありますので青森空港に近い、五所川原市に飛行機の出発時刻まで滞在することにしました。

 

五所川原で有名なのは「立佞武多」です。大阪住んでいる方にはあまり知られていないのかもしれませんですが、迫力でいえばトップクラスになります。その名のとおり、立っている人形型のものですがその高さが20メートルにもなります。

 

「立佞武多」は明治時代から大正時代にかけて作られていたようですが、電線などが張り巡らされるようになり運行が困難となり、廃れてしまったようですが、復活させようと運動が始まり、五所川原市も支援を決め復活したそうです。

 この「立佞武多」は日中「立佞武多の館」という文化施設に格納されており、観覧できることができ、祭りの期間はここから出陣するとのことでした。





 今回は残念ながら、大阪に帰る日でありましたので祭りの様子をみることはできませんでしたので、次回の楽しみにとっておくことにしました。


 もう一つ五所川原で有名なところといえば、「走れメロス」、「人間失格」有名な「太宰治」の生家「斜陽館」であります。こちらは、かなりの豪邸であり、和洋折衷の当時としては近代的な建物であったと思われ、ファンであれば一度は訪れるべきではないでしょうか。

 

この後、「エルムの森」と呼ばれる大型ショッピングモールを訪れ、田舎といえども、大阪のショッピングモールに入っている店舗等と大差がなく、大阪と何ら変わりなく生活できなあと思いつつ、お土産もなども売っておりましたので買っておりました。

そんなことをしているうちに飛行機の出発の時間となってきましたので、青森空港に向かい帰路につきました。



 まとめとしては、青森はやはり、ねぶた祭りのある時期に行くことをお勧めさせていただきます。また、観光地はまだまだあり、「恐山」、「十三の砂山」、「十二湖」、「竜飛岬」などがあり、レンタカー等車を使うと各地をゆっくりとまわれるのではないかと思います。皆様、是非、青森の魅力にふれていただきたいと思います。