- 週刊 ダイヤモンド 2011年 1/15号 [雑誌]/著者不明
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これは楽しみでしたー。
私の関心事の一つである、電子書籍やスマートテレビとの共存という視点から、興味ありありでしたから。
広告費、大幅減による、テレビ業界への影響
週刊ダイヤモンドさん(以下、略して「Dさん」)の調査によると、
平成10年度、ホンダ、キャノン、NEC、トヨタ自動車は、(おそらく前年度比の)広告宣伝費・減少率が、40%~50%
こういう傾向が一般的だと、テレビ局へ与える影響は大きい
(これが新聞社のケースだと、「販売収入の減少」も加わりますね)
ここで新たな将来への対応策として、「インターネット事業への進出」、「コンテンツプロバイダ化」、などの試みが想定されるとのこと。
具体的には、昨年末、ヤフー傘下で無料のパソコン向けネットテレビ放送を展開しているGyaoが、
フジの「あいのり2」を配信した。
これがどう新しいかというと、今回は通信放送と同時にネットでも配信。
あと、私が「おおっ」と思ったのは、NHKが、昨年12月から、You Tubeで番組の無料配信をスタートさせたことです。
この仕組みとしては、グーグル(You Tube)側が、最低保証額1億円を支払い、NHKが人気番組700本あまりを3年間提供するという契約になっている模様。
新聞社の電子書籍端末への対応試み
昨年、電子書籍端末のリリースラッシュがめだちましたねー。
各新聞社も、電子端末での購読コースを用意したり。
日経さんなどは、新聞の紙面を、PDF化し、それを有料で読者が読めるようにしましたね。
(友達のをみせてもらったのですが、これ結構便利かも。)
でも、週刊Dさんによると、各新聞社さん、有料電子版の会員数、なかなか目標に到達せず、
自社の社員や、関係ある地方紙の方へ、入会を促したようですよ。
まだまだやっぱり紙で読むほうが読みやすいですよね。 紙を触りながら読むという習慣が、しみついちゃってるから、
きっと紙を触りながらっていう感覚と、文字が頭に入ってくるという感覚がリンクしているんだろうなと思うのです。
だから、メールとかも、たまにながーいメールを頂くと、読むの面倒だなとか思って、
やむなく印刷したりしませんか??
でも、きっとね、素人的な感覚ですが、エコの観点からも、技術進歩の観点からも、きっと電子版が主流になっていくんだろうなと思うのですね。
だからこそ、この紙の感覚をどう、電子版で再現していくかっていうところに注目されていくのではと、ちょっと思いました。
ネットテレビ業界
今、話題のネットテレビ。
私も先日お誕生日プレゼントにApple TVを頂き、なにせ、使ってるテレビが、地デジ対応じゃないもんで、
つなげ方をビックカメラさんにいって勉強しました。
そしたら、パナソニック・ソニー系列の「アクトビラ」、Ncom系の「ひかりTV]に関する宣伝がやたらと目につきました。
いまだ、配線や通信の仕組みは、かつてラストワンマイルなんていう言葉がはやった頃に通信回線事業者にいた人間であるのに、いまだよくわからなかった。
さて、アメリカでは、日本より先に、スマートテレビがはやってますね。
週刊Dさんによると「ネットフリックス」という会社が、注目を浴びているとのこと。
1997年に設立され、もともとDVD宅配レンタルの大手だったところ、動画配信サービスを開始し、
現在では約1600万人の会員がいるとのこと。
なんと、月わずか7.99ドルで映画やテレビ番組が見放題らしい。
この会社の成長を印象付ける出来事として、S&P500の対象企業からニューヨークタイムズがはずされ、
ネットフリックスが加わったという出来事。
1851年設立の老舗新聞社が新興企業にとってかわられたということ
個人的には、まずはAppleTVを実際に使うところから、新しいサービスを実感しつつ、
またつらつらとブログにレポートしたいなと思います。