新国立劇場バレエの『ロミオとジュリエット』をみてきました。
もちろん、本島美和さんがプリマをされる日です。
彼女の踊りを、これまで何度かみにいってます。
そのたびに、美しさとテクニックの安定感に、とてもすいこまれるのですが、
今回は、そこに圧倒的な表現力が加わり、引き込まれました。
友人のお陰で、とてもいい席で見られたこともプラスだったかもしれません。
オーケストラ・ピットに近い席なので、音に包まれる中で、
バレエを一体化して、感じられたのかもしれません。
でも、それだけではないと思います。
なぜなら、ロミオとジュリエットのパドデュウのとき、特別引き込まれたからです。
ロミオとジュリエットが恋をする、その「純愛」が、伝わってきた。
二人があえて、とてもうれしそうな顔をしたり、離れ離れになって、悲しそうな顔をしたり。
かつてパリ・オペラ座バレエをみたときに、本場の芸術ゆえの空気感に涙したことがありますが、
今回は、ストーリーに入り込んだ故の涙でした。
とてもいい時間を過ごすことができました。
なんだか本島美和さんがひたむきに芸にむかっている、そんな印象を受けました。
そしても、私も、今は、色々な技の基本を反復練習することで、もう一度、
これまでやってきた引出しの初心に戻りたいと思いました。
ちなみに、新国立劇場バレエのHPは↓です。
http://www.nntt.jac.go.jp/ballet/20000352_ballet.html
この夏は、そこを意識して過ごしたいと思います。きゃぁ意識することたくさんあるな。
でも、究極は、全部、同じポイントなんだろうなと思います。