川口ワンコ銀行、熱海支店・融資課長の半沢ELMOは、
半ば強引なむっく支店長の指示に従い、
Kスチールから5億円の融資契約を取り付けた。
しかも「無担保」で・・・・
むっく支店長:「社長、融資はお任せ下さい。」
「私の責任で融資は必ず実行させます。」
Kスチール社長:「支店長お願いしますよ。」
むっく支店長・K社長「(ムフッフッフ・・・)」⇐胸中の声
むっく支店長:「半澤ELMO君、なんとしてもKスチールに
5億円の融資を実行させるんだ。」
半沢ELMO:「新規の融資先ですし、優良企業とは思えません。」
むっく支店長:「なにかあったら俺が責任を取るから、何とかしろ」
(驚く半沢ELMO)
半沢ELMO:「もう少し調べさせて下さい。」
むっく支店長:「その必要はない。」
裏で着々と融資の準備を進めるむっく支店長・・・
この融資が実行できるかで最優良店舗になれるかが決まり、
栄転できるかが掛かっている・・・
しかし、表面上は優良企業に見えた同社は、
陰で莫大な負債を抱えており、それを隠すための粉飾決算が発覚。
融資からたった3カ月後、Kスチールはあっけなく倒産した。
結果として半沢ELMOたちは5億円の融資を騙し取られてしまったのだ。
(さすがに凹む半沢ELMO)
嫁G:「半沢ELMO、お前男だろ!」
「凹んでないで、元気ハツラツぅ?」
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出世に執念を燃やすむっく支店長は、
その全責任を半沢ELMO一人に負わせようと画策。
むっく支店長:「『全責任を負う』と言った事など無い。」
半沢ELMOは、5億を回収するため必至に泳ぎ回るのであった。
そんな矢先、Kスチールには回収するだけの金があることに勘づき
K社長を探すことに・・・
やっと見つけたKスチール社長
Kスチール社長:「何が悪いんだ!」
「銀行だって所詮、汚い金貸しと一緒じゃねーか?」
「取られてたまるか!」
愛人と逃げるKスチール社長
愛人(ぷく)が捕まりそうになるも・・・
あと一歩のところで取り逃がしてしまう半沢ELMO・・・
しかし、融資失敗に関して川口本店に呼ばれ、
審査部の聞き取り調査に出席した半沢ELMOは、
半沢ELMO:「しおらしくして5億が戻るならそうしますが、
そんなことをしても時間のムダだ。」
「くだらない茶番は終わらせてもらえませんか?」
唖然とする聞き取り担当者たち。
審査部:「いいかげんにしろっ!粉飾を見破れなかったのは
融資課長である君の責任だぞ!」
「ええ、そのとおり。」
「だがそれを言うならあなた達本部の審査部も同罪ですよ。」
「あなた方にも同じ資料を提出した。
融資部は3日もかけて認可したが粉飾を見抜けなかった。」
「お前がゴリ押ししたからだ!」
「ゴリ押しされれば稟議を認可するんですか?
なら、これからは毎回ゴリ押ししますよ。
それで通るならこんなに楽なことはない。」
「当行は現場主義だ。現場の判断が最も尊重される。
つまりそれは最終責任が現場にあることを意味している。」
「だったら、あんた達は何のためにいる?
責任が取れない本部審査に何の意味がある?
そんな融資部なら必要ないやめてしまえ!」
「さっきから都合のいいことばかり書いてんじゃねえぞ、記録!
今から言うことを書き留めとけ。」
「私は必ず5億を回収する!」
「二度と邪魔しないでいただきたい!」
「やられたやり返す!倍返しだ!!」
とまたまた拝借写真館を書いてみました。
写真・内容と全てオリジナル作品をインスパイアさせて
いただいています。
この写真に関連する実際の出来事は、
「むっくのファンシーライフ」
「ガッツ!ぷく松」をご参照ください。
尚、1枚だけ「P氏のつれづれ日記」から
使わせていただきました。
楽しい旅行をしてきました。
ご両家の皆さま、「ありがとうございました。」