という 時代を感じさせる名前の施設が その昔 下落合にあった。


いかにも古臭い 場末の馬券売り場のようなホールと 4辺を覆う掲示板と正面の電光版。


西武線の駅を降りて とぼとぼと歩き出すと それっぽい しょぼい服きた

どう見ても垢抜けない 男子学生の群れが 同じ方向を目指している。。


ここは 貧乏な学生のための その日暮らしバイトを斡旋してくれるところで、

短期だけど 結構払いのいいバイトを紹介してくれた。


掲示板に張られた紙には 簡単な仕事の内容と時間と報酬といった最低限の情報が書いてあり、

いい条件のものが見つかると その番号を記して 受付に申し込む。。


人気のあるものはあっと言う間に定員が埋まり、抽選とかもやっていた(と思う)

晴れて 権利を獲得すると 受付に呼ばれて そのバイト先の連絡方法などを教えてもらえる。



バイトの種類は それこそ いろいろで、、

道路工事の手伝いや イベントの手伝い、 引越し、 工場での臨時工、 交通整理、 ちらし配布、清掃。。。 とにかく短期肉体系のバイトが たくさんあった。


自分がやったのは 主に引越し(1日1万近くもらえて割りがいい)、パン工場の製造手伝い、駐車場の万人、中には運動会の出張手伝いで玉要れの籠を下から支えたりするバイトもあった。


コンサート会場の観客整理なんて面白そうなのもあったが、 そういう人気のあるのには

ついぞあたることはなかった。


それほど貧乏学生ではなかったけれど クラブに入っていたり、 長期旅行の資金をためるためとかで

結構 お世話になった。


引越しのバイトとかは 1日で3箇所とかを、 それこそ東京の端から端まで動き回り、

けっこう へとへとになったものだが、、 終わった後の油紙の封筒に8000円とか1万円とか入ったのをもらったときは やはりうれしかった。


自分が労働した まじりっけなしの報酬ですからね。

すごくシンプル。


いまは 働いて給料もらって当たり前、 みたいな感じで生活してて、

あの時もらったお金のありがたさは いまはすっかり 忘れてしまっている。。。





何故こんなこと書き始めたかというと 

実は 子どもたちの これからの学費のことを考えなければならず。。。

できる限り行きたいところに行かせてやりたいが、

2人とも志望校に合格すると 結構大変かもしれない。。。いや、ハンパない。


奨学金とってくれればありがたいが そうでなければ 教育ローン2連発、だ。


まさか このトシでまた副業で学生バイトというわけにもいかないだろうが、

すこしはどこかで内職でもしないと だめかもしれない。


バイクを 売りとばすようなことにまではならないにしても、

パーツから何から今までみたいに 欲しけりゃ買え、みたいなのは絶対無理だな、倹約しよ。

レースも選ばないと。。 てか食費もきりつめないと。


しかし 学徒に行ってた学生時代、遊びまわってても こんな自分に両親はちゃんと学費を払ってくれた。

ありがたいことである。。いや 申し訳ないことである。 

今更実感した。


子どもたちよ 学費を払うことは厭わないから 死ぬ気で勉強しろ とは言わないが、 

ちゃんと自分の夢に向かって学生時代を有意義に過ごしてほしいなあ。。

まずは 志望校に入ってもらうのが先決ですが。。


ではでは。