朴友鳩【伊耶那岐命】
伊耶那岐命は伊邪那美命とともに、国生みを行ったあと、さらに天照大御神をはじめ三十五神もの山や風や海の神々を生んだ父神。
最後に、伊邪那美が火の神・火之迦具土を産んだ時にその業火で焼かれ伊邪那美は死んでしまいます。
妻を失った伊邪那岐は嘆き悲しみ、怒りに任せて火之迦具土の首を跳ねられ…
その後、妻を追い黄泉国まで追いかけていかれます。
飯干未奈【伊邪那美命・黄泉津大神】
伊邪那岐命と伊邪那美命は、日本最初の夫婦として高天原の神様から誕生し、この夫婦神によって日本列島を生み出し、次に日本の様々な神様を誕生させます。
最後に火の神様 火之迦具土神が生まれた時、伊邪那美命は大やけどをして命を落とし、黄泉国を支配する黄泉大神となります。
イザナは、誘う の語源であり、誘い合う男と女を意味する言葉が生まれました。
イザナミは愛に生きた女神でもあります。
マユリ・ユキコ【弥都波能売神】
弥都波能売神は、伊邪那岐命と伊邪那美命の二神による国生み・神生みの終わりに、伊邪那美命が火の神迦具土命を生まれたとき、陰所を焼き苦しみ給うた折に尿より化生した水を司る女神。
神名の「ミヅハ」は「水走」と解して灌漑のための引き水のことを指したものとも、「水つ早」と解して水の出始め(泉、井戸など)のことともされています。
古事記には、他に闇御津羽神があり、これも同じ語源と考えられ、「ミツハ」に「罔象」の字が宛てられていますが、罔象は『准南子』などの中国の文献で、龍や小児などの姿をした水の精であると説明されているようです。
弥都波能売神は人間の前に現れるとき、うるわしい乙女の姿をしているといわれています。
華焔おーじ 【火之迦具土】
火之迦具土は、神生みにて伊邪那岐と伊邪那美の最後の子として産まれます。
しかし、火の神である火之迦具土を産んだ伊邪那美は女陰を焼かれてしまい死んでしまいます。
それに嘆き悲しみ怒った伊邪那岐は、天之尾羽張という十握りもある剣で火之迦具土の首をはねてしまわれるのです。
火之迦具土の死体からは火の神様、山の神様、剣の神様など様々な神様が生されました。
古いものを焼き、新たなエネルギーをもたらしてくれる炎を司っています。
真冬に私たちを暖めてくれるのも、火山を大爆発させるのも、火之迦具土神のエネルギー。
火之迦具土神の浄化の炎は、時空を超えた人と人との解決するべきカルマを燃やしてくれます。
公巫呼【菊理姫】
伊邪那美に逢いに黄泉を訪問した伊耶那岐は、伊邪那美の変わり果てた姿を見て逃げ出した。
しかし黄泉比良坂で追いつかれ、そこで伊耶那岐と口論になる。
そこに泉守道者が現れ、伊耶那岐の言葉を取継いで「一緒に帰ることはできない」と言い、菊理媛神が何かを言うと、伊耶那岐はそれを褒め、帰って行った、とある。
菊理媛神が何を言ったかは書かれてはいませんが、この説話から、菊理媛神は伊耶那岐と伊邪那美を仲直りさせたとして、縁結びの神とされています。
また、死者(伊邪那美)と生者(伊耶那岐)の間を取り持ったことからシャーマン(巫女)の女神ではないかとも言われているようです。
Asty【黄泉の醜女】
息の合ったクールビューティな踊りを魅せるダンスで黄泉の世界へ誘います。
今西玲子(箏)
箏とエレクトロニクスを用いた楽曲や即興演奏で国内外の表現者との共演を重ね、現代ならではの箏の音色を引き出す試みを続ける。
SonarSoundTokyo、CampOff-Tone、音泉温楽、JazzArtせんがわ等フェスからパリコレ、学校公演、伊勢神宮はじめ寺社での御奉納まで幅広いフィールドで伝統の上に立つ革新性としなやかな音楽的センスが注目される。
独自奏法による豊かで静謐な響きは聴き手に新鮮な体験をもたらす。
荻野恵美子(朗読)
学生時代より、CMナレーションや司会を経験。
その後、結婚出産、フリーアナウンサーとして、ラジオ番組のパーソナリティーやCMナレーターなど関西を中心に仕事をし、阪神・淡路大震災をきっかけに、「言葉」の伝え方の大切さや必要性を感じる。
そんな気持ちを持つ時に、周りから背中を押されて、タレントプロダクション「株式会社ことだま」を設立。
心を伝えるアナウンサーの育成や企業向け研修・講演をする一方、心を豊かに出来るメッセージがあると確信する。
古事記を各地に広めたいと日本の神話の朗読を行っている。