おととい東ちずるさんからメールがあり、

「つながる。それから?」という展覧会の前夜祭

に招待して下さいました。

彼女が理事長をやっている「ゲットインタッチ」という

一般社団法人主催の展覧会です。

個性的で力のある絵画や粘土細工。そしてそれらの図柄をプリント

した布で作られた洋服なども展示され、作家の実演もあります。





彼は佐々木卓也さん。私の似顔絵を描いて下さいました。

三分ほどで暖かい絵を描ける天才です。

明るく知的なお母様が傍で佐々木さんの作品の解説

をして下さいます。



陸前高田にお住まいの田崎飛鳥さんのご家族と。

津波による被害で友人たちを亡くし、住まいを失った田崎さんはショックのあまり

長い間、絵が描けなくなってしまったそうです。


現在新たに描きだした作品群は、力強く

めりはりの効いた色彩に変化したそうです。




田崎さんの絵です。私の真後ろにあるのが

「希望の一本松」です。


画家たちはみんな自閉症という障害を抱えています。

しかし、他のだけにも描くことのできない素晴らしい個性

を持っています。

彼らを支援し、マイノリティーにとって暮らしやすい

世の中を作って行こうというのが会の目的なんですね。

10日と11日。11時から21時まで六本木ヒルズのテレ朝の一階

でやっています。


東さんがこういう会をやっているのを誘っていただくまで

知りませんでした。22年もやっていたそうですが、「障害者を食い物にしている」

などという人もいて、公にせずにコツコツ活動を進めていたそうなのですが、

東日本大震災の後にますます追いつめられて行く障害者たちの存在を感じ

外に広げていこうと決意したそうなのです。


障害、国籍、病気、「違い」ということがハンディになるのではなく、

特性としてアドバンテージできる。「違い」を面白がれる社会を作る。

というのが東さんの考えです。


演劇をやっている仲間たちにも、平面に書かれた文字などは全く読めないが

空間にすこぶる強い人や統合失調症の人、アスペルガー症候群の人など

も少なくないと言われています。

それが個性となって活躍している方も多くいるということですね。