18年、家族の一員だった柴犬の愛子が他界しました。
生後二か月から育て、一緒に遊んで、支えられた家族でした。
「おばこ」の千秋楽の22日の16時頃に亡くなりました。
前日一晩の部屋で眠ることが出来たのが、慰めです。
強く意志のしっかりした性格でした。寝たきりのようになり、夜中に唸り続ける日々でしたが、頭は最後までしっかりしていて、亡くなるまで、トイレを外でしたがっていました。
もう立てない足をずっとずっと動かしていました。
走り、歩くことが自分の仕事だと最後まで思っていたのだと思います。
小さい頃から誰にでも可愛がられ、撫でられる美人の愛子でした。
私がドラマで共演し、あまりのかわいらしさから別れがたく、貰ってきてしまったのです。
しつけ教室にも私が通いましたが、頭も良く、どの犬よりも理解が早い感じでした。
その時の獣医に先天的な病気があり、後一年くらいで死ぬだろうと不吉なことを言われましたが、
18年という柴犬の中でも長生きしたと言われます。正確に言うと17年と10か月。五月18日が誕生日でした。夫と祖母と同じ誕生日です。
10歳の時は至急膿腫になり、私が病院に連れていき、その場で緊急手術をした助かりました。
笑子とナナという二匹の娘を産み、ナナは柄本明さんの家で可愛がられて育ち、子供や孫に囲まれてくらしていると聞きました。
家には笑子がいますが、縄張り争いがあり、年老いた愛子がリビングから追いやられ、別の部屋で飼われることになってしまいました。目が見えず、耳も聞こえなくなってしまったからです。
愛子は飛行機にも平気で乗れて、新幹線でも車でも旅が大好きでした。助手席の窓を開けて風を感じるのが大好きだったのです。
北海道では牧場で馬を追いかけました。海辺で波を追いかけるのも大好きでした。
愛子を可愛がってくださった方々本当にありがとうございました。
愛子の遊び相手にともらい受けた猫の「夢彦」が昨年の3月1日に他界し、約一年で愛子も旅立ちました。
また愛子のことを書きたいと思います。