「…ハァ、ハァ、…ヒョン…ハァ………」
「……毎週……は、もう、…絶対…無理…ですから……ね!!」
あちこち痛む身体で、起きあげることも出来ず、肩で息をしている僕の腰を引き寄せ、バツが悪そうに苦笑いをしているヒョン……
どうも、僕のヤキモチがかなりヒョンのつぼにハマったようで……
2人して熱を吐きだして……僕の中に挿ったまま、何やら話し出したヒョン…
「…なぁ、…どうして、そんな、気にすんの……?」
って、話を蒸し返してくるから…
「…………最愛の…友、なんでしょ…」
って、呟いたんだけど……
ヒョンの瞳がサッと憂いを帯び……すごい勢いで僕の中のヒョンが質量を増した
「……えっ…??ちょっ………!!…」
無言でまた、腰を揺らしはじめたヒョン
「……ヒョ…!……ヒョン……!!」
「……そんな事…言われちゃったら、止まんないんだけど…?」
本当に止まんないヒョンに僕は激しく後悔したんだけれど
……それからも、何度か挑発してくるヒョンに僕は終始無言を押し通して、やっと解放された
シャワー、浴びたいけど…身体は痛いし、あまりの眠気に瞼が自然におりてきて……
現実と夢の曖昧な意識の中、ヒョンが丁寧に身体を拭いてくれて、
何度も、何度も──好きだよ……って、おまえだけだから……って、囁くのが聞こえて、幸せな気持ちのまま寝てしまった………
朝、目覚めるとヒョンの腕の中………
身体の厚みは違うけど、身長なんてほとんど一緒なのに、ヒョンはいつも僕を胸に抱いて寝る
ヒョンの温かさに触れて、ヒョンの匂いに包まれて……バラバラのピースがひとつずつ組み合わさるように、どんどん近づいていく僕たちの関係………
半年前…初めて支店で会ってから、こんなふうになるなんて、予想もしていなかったけど……
今では、ヒョンのいない毎日が考えられないくらい僕の中はヒョンで埋め尽くされていて……
──気持ちよさそうに口を半開きにして寝息をたてるヒョンの顔を輪郭に沿うように触れるか触れないかの距離で撫でてみる
こそばゆそうに顔を捩るヒョンが可愛くて、……今度は、その唇に触れてみた…
………むにゃむにゃ、…言ってる…!!
その開いたり閉じたり、、子どものような口元に指を入れてみたくて、、、
恐る恐る………近づけて…………
パクッ…!!!!!
ぅわぁぁぁぁぁぁ////////!!!!!!!
すごい速さで指をくわえられて、思わず身を引いた勢いでヒョンが僕の上に跨がってきた…!!
「そんなに可愛いことして……もっと、喰っちゃって…いいの?」
「……ヒョ……ヒョン//////!!!」
「……た、狸寝入りなんて、…人が悪いですよ…!!!!」
……だって、おまえ、いつもやるじゃん?って、ニヤッと笑いながら…
赤くなってる僕の頬を撫でて、優しいキス……
───僕のくだらない嫉妬も、大した事ないよ……って全身で教えてくれるヒョン……
ヒョンの側に……ずっと、ずっと側にいたい…
ヒョンが、もう、いらない、って言うその日まで……僕は、側にいたいんだ