先月16日、我が家の犬はなが12才で旅立ちました。







宣告通り、2ヶ月で天国に行きました。

ほぼ1ヶ月、ご飯も食べず、1ヶ月前からは水も飲めず、最後の2週間であっという間に痩せ衰えたけれど、死ぬ数日前まで歩いて散歩する生命力の強さに驚かされました。


でも、コロと同じような道を辿ると知っていたし、抗がん剤で血を吐いて、下血も止まらず、痩せ衰えた首には首輪も重く、骨ばった体では楽に寝られるはずもなく、綺麗だった歯は茶色くなり、あれほどツヤツヤしていた鼻がひび割れているのを見た時には、もう頑張らなくてもいい、楽にしてあげる…





安楽死を決意しました。








病院にも連絡して、次の日に行く手筈を整えた日、ひと声鳴きました。


コロも同じように鳴いて家へ入って死んだ。


不吉に感じて慌てて家に入れました。


血を2回ほど吐き出して、布団に横たわり、少し落ち着いたと思っていました。



その後、数分で彼女は息を引き取りました。




お前は病院嫌いだったよね。


車も大っ嫌い。



私が苦しくないようにしてあげるからねと撫でながら言ったから、慌てて、旅立ったのかな。


だとしたら、見事な幕引きだったのかもしれない。


もうやれるだけのことをしたし、最後はできることもほとんどなかった。コロの時のように後悔がないようにと思っていたので、不思議に後悔や辛さはなくて、彼女がそんな負の部分を全て持っていったのかなと思いました。



体を拭き、出血しないように鼻や口、肛門、耳に綿を詰めて足を折り曲げ、白い布団に寝かせて、翌日にはシルクのシーツをかけて、葬儀業者に託し、荼毘に付しました。


火葬には付き添わない。お墓は作らない。



空や花を眺めて彼女を忍びます。



だから晴れた日は


はな日和です。


なんか今も透明なヤツがそのあたりで寝そべってる気がする。


思い出す時、気配を感じる時は笑顔です。


多分、泣くことはないです。


ありがとう、はなやん。




毎日、食べられる物が減っていく。


日一日と体の丸みが取れていく。


今はヨーグルトをスプーン一杯も食べられなくなっている。


コロの時と同じように。



天国に行く前に現世の肉体を削ぎ落とし、体を軽くして空に飛び立つ準備をしているみたいに…



でも、不思議なのが、元気な時よりずっと散歩に気合が入っていて、かなり長い距離を休むことなく小走りに歩くはなやん。


病気の苦しさを見せることなく、食べることも忘れている。


そのせいなのか、私も彼女のしたいことをお手伝いすることで悲しみを感じることもなくなって、毎日、ささやかな幸せを楽しんでいるようだ。



彼女が命を終わらせたら、間違いなく大泣きするだろうけれど、コロの時よりもほんの少しだけ、はなの為にできることをできて良かったと思うかもしれない。

緑内障になり、今も眼薬は必要なはなやん。
左眼は失明しましたが、結構元気です。

でも、右太腿にシコリがあることに気がつき、目の治療を受けている獣医師に診てもらうと、腫瘍だと言われ、内部の組織をとって検査してもらうことになりました。

その後でた結果は最悪のもので、悪性腫瘍が早い速度で拡がっているという診断結果でした。

なんとなく予想はしていたけれど、涙も出ない。

多分、コロの時の経験のせいなのかな。

組織をとったあとの傷は今でも癒てなく、血も血小板も凝固してないので血が布団に滲み、患部は硬くなりました。

散歩とご飯の時以外はずっとエリザベスカラーを巻いたまま。

でも、元気でご飯食べられるし、ビオフェルミンでお腹もなんとか保ててるので、悲壮感はそれほどないです。

医師から四つほど提案があり、1つは切除手術。これは犬も耐えられるかわからないし、再発を考えると無理かなと断り、実際、左肩に転移が見られたのでやっぱり無理でした。

2つめは放射線治療。
これも遠距離いかないと行けない病院だし、遠距離ドライブは死ぬほど辛い犬には到底複数回は不可能。金額的にも不可能。

3つめは抗がん剤治療。
これも副作用の辛さを考えると無理。

4つめは抗がん剤よりキツくなく、腫瘍の元となる細胞を攻撃する薬治療。

延命の可能性はあるけれど、この薬は効かない場合もあるので試すか、どうかは飼い主次第。

悩みましたが、4つめをお願いすることにしました。

これでダメなら緩和ケアに換えます。

傷から血が滴ってても、エリザベスカラーつけてても、うちのはなやん元気だもんなぁ。

とりあえず、明日病院で診察受けて、大丈夫そうならこの薬を投与されます。

薬代…😂

続くかな…

外ではなやんが体地面に擦り付けてます。
やっぱりストレス溜まってるんだな。