きっと皆それぞれに、いろいろな『どん底』を味わっていると思います
もちろん私も私なりに
どん底でもがいた経験があります
どん底だった時の気持ちは
愚痴がでそうになった時に
必ず立ち戻る気持ち、原点でもあります
ここが私のモチベーション
いまの私を底上げしてくれてます
この経験ができて良かった
な～～んて
本当に思えるようになったのは極々最近ですが…
けれど、その時のことを思うと
働くことができる幸せ
日々の健康と元気
家族や友人の笑顔
いまあるお金や食事
当たり前の毎日
が決して当たり前ではないことが
思い出されて
自然と感謝の気持ちが溢れてきます
なので、あの時感じた
惨めさ、悔しさ、切なさ、妬み、無力感、孤独感は一生忘れたくありません
私の一番キツかった時は
お金と子供の病気が重なった時
旦那さんの自営が行き詰まり、給料は1カ月で1万円
家族4人プラスお腹にはベビー
働き先を探して何件も面接を受けるも
『産んでから来てください』←当たり前（笑）
ついには貯金もなくなり
お米もお味噌も調味料も尽きて
財布の中には30円オンリー
給料日まではあと３週間以上ある…
惨めでした
完璧に終わったな…
と思いました
そして、同時期に子供が病気
病気の勢いが強くて
子供の病気が完治せず
一生 後遺症が残るとわかった時
泣いてるのを、子供にバレないように
子供をおぶって病室へもどった時の気持ち
一生忘れません
退院して、保育園に復帰した時
みんなの『退院おめでとう！』が本当に怖かった
完治ではなく、むしろスタートだったので
他のママ達となるべく顔を合わせないように
少ない時間帯にささっとお迎えに行って
ささっと足早に帰ったりしてました
その時
お金も健康もある人が死ぬほど羨ましかったです
その数年後
私の心を溶かしてくれた父の言葉があります
子供の手術を待つ間
父が一緒にいてくれました
（私はファザコンで、昔も今もお父さん大好きです
）
）私の子供が病気になった当時のことを思い出して…
『恵美ちゃん、あの時お父さんは正直もうダメだ
助からないと思ったよ
だから、命があって本当に良かった』
本当にそうだなと感じて
ぶわーーっと一気に涙があふれてきたのを覚えています
この言葉は私のお守りです
不平不満がでそうになったとき
あの時の気持ちに引き戻してくれます
きっと、こんなこと皆にあると思います
これ以上のことだって
皆にそれぞれの経験がある
だから、表面ではわからない
人の笑顔の奥にある
経験の深さを想像できる人でありたい
そう思います