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メイラックス減薬、断薬中のブログ

メイラックスの断薬、離脱までの道のりを書きたいと思います。【ご注意】これれは、あくまでも著者が自己責任で行っている方法です。減薬、断薬は必ず医師の指導の元で行なってください。多くの方が、ベンゾジアセピンから離脱できることを願っています。


現在、メイラックス ( 抗不安薬 )を減薬後、断薬に挑戦しています。


【服用開始】
メイラックス は、ある出来事(家庭内の問題)で心に大きな不安材料ができ、不安、不眠が酷くなったので、駅前にある小さな心療内科クリニックに行き相談した結果、そこで医師より処方され、これまで約6年間、毎日2mgを飲んでいました。

初診は2006年11月25日(土)で、診療は5分間でした。最初に医師と少し話をすると、メイラックスとハルシオンの処方箋を書いてくれました。 (後半はマイスリーも追加)「メイラックスは作用時間がとても長く、非常に安全で、耐性も依存性もありません。」と医師から説明を受けて、その言葉をそのまま信じていました。その後は、4週間に1度の通院でした。毎回、少し話をして、処方箋を書いてもらうのみです。数ヵ月を過ぎたころからメイラックスは、あまり効果が感じられなくなりましたが惰性で処方してもらっていました。調子の悪い時には一日4mg分を処方してくれたので、一日4mgを飲んでいた頃もあります。(下の写真の右側は、古いシート、左側が新しいメイラックス1mg錠)
メイラックス減薬、断薬中のブログ-メイラックス
その後、今年(2012年)のはじめに、メイラックス、ハルシオン、マイスリーの減薬、断薬を検討、今年(2012年)の春からハルシオン、マイスリーの減薬(半減)を開始、7月1日からメイラックスの減薬を開始、7月中にハルシオン、マイスリーは断薬し、10月21日(26日)にメイラックスをを断薬しています。
寝る前に寝付きをよくするために、睡眠導入剤であるハルシオン0.25mgも初診のときからずっと処方され、最初の頃は毎晩、寝る前に服用していました。ハルシオンは、確か服用し始めてから3-4年目で、耐性ができたようで、効かなくなり医師に相談すると、マイスリー10mgが追加で処方されました。ハルシオン、マイスリーは、常用量依存にはらなかったようで、さらに2012年の春頃からは、処方量の半分づつ(ハルシオン0.125mg, マイスリー5mg)の服用に減薬し、2012年7月の一ヶ月間で、さらに漸減(処方量の1/4を経て)、断薬できましたので、ハルシオン、マイスリーに関しては省略します。(ハルシオン、マイスリーが当時簡単に断薬ができたのは、超長期型のメイラックスを服用中だったからだと思います) 

 超長期型の
メイラックスは毎日2mg(最大時は毎日4mg)を6年間欠かさずに服用してきたので、完全に「常用量依存」となっていたようでで、メイラックスの減薬、断薬には、最後まで手こずりました。

【減薬開始】
減薬開始の時に医師には減薬することは相談をしました。その時医師は、「いつでも好きな時にメイラックスはやめてもいいですよ」と、言いましたが、減薬、断薬のときの離脱症状の事、急に断薬すると危険な事などはまったく触ませんでした。いわゆる。患者を薬漬けにして金儲けをする悪い医師」ではなく、単にベンゾジアゼピンの離脱作用の苦しさを知らない「無知な医師」だと思います。ちなみに、参考文献 の所にリンクのある、厚生労働省/薬事委員会が認可したメイラックスの添付文書にも、何故かこれらについてほとんど記載がありません。
 具体的な減薬、断薬方法、スケジュールはすべて理学博士である自分で検討して決めました。減薬中は体調をみながら予定は随時変更しています。ちなみに私は、水泳が好きで、減薬中(7月~10月)は、毎日欠かさず、職場にある屋外プールで、毎日昼休みにクロールで2kmを泳いでいました。その毎日の適度な有酸素運動が、減薬中に離脱症状があまりでなかった理由かもしれません。断薬後は、職場の屋外プールはシーズンが終わり閉鎖になったので、水泳はスポーツクラブの温水プールになり、その頃は水泳に外出するのがおっくうになり、だいぶさぼったので、それが原因かどうかわかりませんが、後に記するようにいろいろな離脱症状がでています。

減薬、断薬の方法:完全に私の自己流です。減薬の後半の10月頃にアシュトンマニュアル に出会いました。

【ご注意】【免責事項】
 これは、あくまで私が自己責任行った方法です。人によって体質、体力、症状、減薬中に発源する離脱症状やその深刻さ等が異なるので、ここに書かれている減薬、断薬の方法をそのまま実行しないでください。同じ減薬の方法で他の人でも成功するエビデンスはありません。

 (*) この私の減薬のスピードは、一般的な減薬のスピードにくらべてかなり速いのでお気をつけください。ゆっくりと減薬をすることが、離脱成功への道だと思います。(減薬には、半年~1年ぐらいはかけたほうがいいように思います)

 減薬、断薬は必ず、信頼できる医師の指導の元で行ってください。医師の指導の元で、減薬、断薬を行なわないと、万が一、事故が起きても医療事故とはならず、すべて本人の責任となります。(医師の指導が得られない場合は自己責任で十分に気をつけてください。その際に、医師には減薬を行なっている事は相談したほうがいいと思います)

これまでの6年間のメイラックスの処方: 1日 2mg処方(朝、夜2回に各1mgづつ)されていま
した。 また<ときには 3mg, 4mgが続いたときもあります

  20127月1日より減薬開始(*)
7月1日から1ヵ月間 :1日 1.5mg (夜1mg, 朝0.5mg) 0.5mgは半分に割る。
8月1日から1ヵ月ちょっとの間: 1日 1.0mg、(朝、夜 各0.5mg)
9月12日から9月28日まで:1日 0.5mg(夜 0.5mg)
9月29日から10月10日まで:二日で 0.5mg (1日 0.25mg 相当) 1日おきに飲む
10月10日から10月19日まで:二日で 0.25mg (1/4に割る) (1日 0.125 mg相当)
10月21日、1/8錠、断薬に挑戦

10月26日、動悸が激しく(心臓がばくばくいう)、かなり厳しいので1/16錠(1/8錠を牛乳で薄めて半分だけ)追加(これが最後の服用):この10月26日が本当の断薬の開始日です。この日に、体内残っているメイラックスは、これまでの服用の蓄積の(1/16)錠相当と、この日に服用した(1/16)錠の合計で、1mg錠の (1/8)、すなわち、体内には 0.125 mg のメイラックスが残っていることになります。この日から本当の断薬です。

10月30日、今、もう、ほとんど体内にのこっていないから、もう全然大丈夫、とおもいきや
11月3日、すこし離脱症状がでてきました。

(*)メイラックス1mgは、中心に線がはいているので、安定した机の上にクッキングシートを敷けば包丁で1/2に容易に割れます。(ピルカッターより、この方法のが精度よく割れます)その1/2をさらに気をつければ1/4に割れます。さらに、その1/4を気をつければ1/8に割れますが、このあたりで大きさに不揃いがでてくるので、私には限界です。そこから先は、液体(牛乳等)に融かせて、分量で分けます。その時に使用しない分は破棄します。私が液体で希釈したしたのは1度だけです。中には錠剤を 
1/128  まで割れる強者もいるようです。

(*)減薬中の出来事:これまでメイラックス(ベンゾジアセピン)が脳内で結合し活性化されていたGABA受容体が、減薬によりそれまでの活性化が低減されるので、その結果「抑制系」が阻害され、脳内では「興奮系であるグルタミン酸の神経伝達物質が優位となり、そのような事象が多数起こりました。簡単にいうと、非常に気分がハイとなり、非常に攻撃的になったり気が大きくなってたりしていました。さらに軽度の ベンゾジアゼピン離脱症候群 激しい動悸等もいくつかあらわれていました
また断薬直後の10月29日には、職場で同室の上司の電話がとても五月蝿くて「五月蝿くて仕事ができやしない。もっと静かにするか、部屋の外で電話
してください!」と、怒鳴って追い出してしまった事があります。(余りの剣幕で、驚いたようです)

以下、【断薬後】 こちらのページ に続きます。

【食習慣】

筆者の食習慣は以下のようなものです。これは、メイラックス減薬、断薬に係らず、6年前ごろからこのようになっています。

【朝】生野菜サラダ 500gグリーンリーフ100g、トマト大1個、人参半分、ピーマン1個、海藻サラダ(人前)、かいわれ大根(1/3)パック、これにリケンノンオイルじそドレッシングをかけます。それに
トースト1枚、目玉焼き1個(DHA、ビタミンE強化 森のたまご 赤玉)+シャウエッセンソーセージ1本、Tropicana 100%マンゴーブレンドジュース(リンゴ、マンゴー)200cc, 牛乳200cc+ザバスホエイプロテイン21g (シェークする), ラクトフェリンとビフィズス菌ヨーグルト(宅配専用、森永)120g1個、エスプレッソ1杯(Saeco)


】職場の食堂(ヘルシーセット、あるいは適当に好きな物)+トマトジュース100% 180cc


【夜】職場の食堂(適当な定食メニュー)


【夜食】(スポーツクラブで水泳(~2km)をした後)Tropicana 100マンゴーブレンドジュース(リンゴ+マンゴー)200cc+ザバスホエイプロテイン21gをシェークしたもの1杯。寝る前に、晩酌として、アサヒ糖質ゼロ発泡酒 (350cc)2-4
缶。おつまみ少々、さらに、気が向いた時はダノンビオプレーンヨーグルト(砂糖不使用)1個【ご注意】メイラックス、ハルシオン、マイスリー等の薬の服用中にアルコールを摂取すると、アルコールの働きで薬効が強くですぎ、非常に危険なので、これらの薬を服用中は、アルコールの摂取は控えるのが賢明です(私の真似をしないでください)。

【参考】

メイラックスを減薬、断薬をするためには、メイラックス ベンゾジアゼピン離脱症候群 などについて熟知する必要があります。次のページにこれらの参考文献 のリンク集を作りました。まず、減薬に関して最初に必要な知識は、メイラックス添付文章に書かれています。


(次ページの)メイラックスの添付から以下を引用します。


【薬物動態】

薬物動態パラメータ
 Tmax(hr) = 0.8±0.3
 T1/2(hr) = 122±58.0

 すなわち、メイラックスは服用すると0.8時間後に血中濃度が最大となり、その後122時間後に、血中濃度が半分になります。さらに

「連続投与時の血漿中濃度は1~3週間程度で定常状態に到達すると考えられており、蓄積性は認められなかった。


と書かれているので、メイラックスは毎日服用している時は服用開始後、1~3週間程度で体内の血中濃度が一定になります。


さらに、メイラックスの【用法及び用量】は、上の添付文章に

用法及び用量

通常、成人には、ロフラゼプ酸エチルとして2mgを1日1~2回に分割経口投与する。なお、年齢、症状に応じて適宜増減する。

とあり、通常は1日2mgを服用します。著者もこれまで通常は1日2mg(1mg錠を朝夕1錠づつ服用)処方されてきました。


これらを考慮し、メイラックスを減薬する際は、減薬したあと2-4週間その量は維持し、体が十分に馴れてから、次の減薬のステップ(原則1/2に減薬)に進むことにしました。減薬の後半は、すこしあせって、これよりもハイペースで減薬してしまいましたが、なんとか無事に、メイラックスの減薬、断薬に成功しまた。


ちなみに、メイラックスの添付文章には、以下のような記述があります。

重大な副作用

1.
大量連用により、薬物依存(0.1%未満)を生じることがあるので、観察を十分に行い、用量を超えないよう慎重に投与すること。また、大量投与又は連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、痙攣発作(0.1%未満)、せん妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想等の離脱症状(0.1%未満)があらわれることがあるので、投与を中止する場合には徐々に減量するなど慎重に行うこと。


でも、この 0.1%未満は、どうもおかしいですね。その根拠は、たとえば、以下の文字列


メイラックス 断薬 離脱症状


でgoogleで検索すると約 44,200 件も Hitします。 これがわずか0.1%未満のはずがあるわけがありません。 また、上の検索結果をみると、メイラックスを減薬、断薬をされようとしている人が多数いるようですが、メイラックスの減薬、断薬に関する適切な情報が非常に乏しいことが伺えます。


【ご注意】

メイラックスを、例えば毎日2mg4週間以上服用している方は、急に断薬をするの危険ですの注意ください。医師もメイラックスの断薬に関して起こりう離脱症状を十分に把握していない場合が多いようです。例えば、以下のような事例もブログで報告されています。


只今メイラックスとパキシル減薬中 より、以下に最初の方を引用します。

只今メイラックスとパキシル減薬中
http://ameblo.jp/van515051505150/archive1-201210.html
2012-10-25 17:58:39
テーマ:離脱や減薬の情報交換

(補足:下の断薬をしたのは、今年2012年の2月頃のようです)

59日メイラックス服用 離脱BBSをみて怖くなり2mgからの一気切りで6日後 離脱がでる それはすさまじい症状で3日目にメイ1mgを再服用、この三日間は死にかけました、ほんと阿鼻叫喚 這いずりまわって寝ることもできない 不安感 焦燥感 絶望感 全身硬直 それでも仕事はいきました
何度も物を投げたり、奇声を発したり、目がいってたそうです。歯はガチガチいうし、貧乏ゆすりも激しくてカタカタいうし・・1mg服用ですべて収まりました。(これは飲んだ瞬間でした)

(以下略)


この方は、その後8ヵ月をかけ減薬し、(2012年10月26日)断薬に成功しています。

(ここから下は、無料ブログ利用の、スポンサーの広告で、本ブログの内容とは一切関係ありません