Today's Bathtime Eurobeats Vol.98 | Welcome to Eurobeater Ryu's blog!

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「Today's Bathtime Eurobeats」シリーズと銘打って2018年まで更新してましたが、現在停止中。

たまーに何かしらのネタがあれば更新してこうと思います!

一昨日ですかね、Sinclaire Style 公式Facebook にて、SEB Vol.234 に収録される前から話題になっていた「Fire Wire / Chai」のヴォーカリストさんと、彼の新曲のレコーディングの模様(かな?)を収めた動画が公開されました!

"Chai" の正体が誰かというと、名前は Francesco Cortinovisさん と言いまして、ルックスは雰囲気的に Gabriele Gozziさん に似ていると感じました。


今後の "Chai" の新曲に期待したいところですねっ!




ということで、本日も早速紹介していきます!



1. Don't Stop The Music / Lou Grant
(Di Marcantonio - Dall'Ora)
1997 Produced by G.Maiolini & S.Dall'Ora
Additional artistic production by D.Di Marcantonio
レーベル:Time Records
ヴォーカリスト:Davide Di Marcantonio
Super Eurobeat Vol. 85 収録


2. Letting Out A Deep Breath[Eurobeat Mix]/ globe
(Marc - T.Komuro)
Remixed by F.Rizzolo, R.Fiorillo & D.Rodgers
レーベル:Avex globe
ヴォーカリスト:小室 桂子
SEB presents Euro Global 収録


3. Photograph / Vicky Vale
(G.Foglia - C.Moroni)
1998 Produced by Newfield & Sinclaire
レーベル:SinclaireStyle
ヴォーカリスト:Clara Elena Moroni
Super Eurobeat Vol. 105 収録


4. Gettin' You Gettin' Me / J.Storm
(G.Pasquini - F.Contini)
Produced by Dave Rodgers
レーベル:A-Beat C Records
ヴォーカリスト:Fabio Tordiglione
Super Eurobeat Vol. 144 収録




~本日のおススメ楽曲レビュー~



Don't Stop The Music / Lou Grant
(Di Marcantonio - Dall'Ora)
1997 Produced by G.Maiolini & S.Dall'Ora
Additional artistic production by D.Di Marcantonio
レーベル:Time Records
ヴォーカリスト:Davide Di Marcantonio
Super Eurobeat Vol. 85 収録

今回は Time Records から、仁D の高橋啓介が「最強のグルーヴァー」と歌った J-Euro も一部で有名な、Time期の Dima を代表する作品の1つであるコチラの曲を紹介。


第2.5次~2000年以前に制作された第3次ユーロブームにおいての Time レーベル内部ほど激アツなものはないでしょうね。


最近じゃ、レーベルが色々と分裂していった関係で、「このレーベルだと必ずこの陣営が楽曲制作を担当する」っていう、一種の暗黙の了解みたいなのがありますけど、分裂が盛んになる前のレーベル内部は今じゃ有り得ない制作陣の組み合わせが揃い踏みでしたが、個人的には、今回紹介する曲も属する上記の時代の Time ほどユーロビーターを困らせるものは無い気がするんですよ。

なんというのか、あまりユーロビート界において極端に優劣をつけるのはナンセンスな気もするんですが、「90's後半の Time でどの陣営の作品が好き?」って聞かれた際に、少なくとも自分の場合は結構困るかなぁ、っていうのでそう書いてみました。


なんてたって、この頃の Time は Dall'Ora & Deganiコンビ の作品も、Pernici一派の作品も、今作のような Dima作品 も、全部最高じゃないですか?(笑)


この中でどれがナンバーワンかなんて決めようがありません…汗



そんな、Timeレーベル内部が地味に激アツだった頃のうちの1997年に Dima と Dall'Ora親父さん のタッグで制作された 2代目 "Lou Grant" を代表するナンバーが、今回紹介する「Don't Stop The Music」。


カタログナンバーは TRD 1694 で、その周辺には「Gimme Love / Robert Patton」や「I Wanna Be Your Lover / Chester」、「Lucky Man / Dr. Money」なんかもあります。

また、初収録は SEB Vol. 85 なんですが、今見ると今作含め仁Dユーロが比較的多く収録されてる感じで、Be My Babe, My Only Star そして今では仁Dを越えて海外での知名度が大きいアノ Running In The 90's も SEB Vol. 85 収録です。


本筋に戻りまして、今作は Dima & Dall'Ora が誇る爽やか系スピーディー&アグレッシブチューンで、比較的ロック系やダーク寄りな作品の傾向がある Dima プロデュースの作品としては後にも先にもないような唯一無二な作品になっているように感じます。

また、Time での Dima 作品の共通事項ではありますが、サウンドのほうがなかなか聴き応えがあるもので、多分「She's My Baby / Dee Dee」や「Call Me Now / Dee Dee」などとベースとなる機材は一緒のように感じるんですが、Time での作品のほうが重厚感があり、どこか細く感じる薄っぺらいシンセと厚めのキックのコンビネーションは、Vibration の作品とはまた違ったサウンドで、それを159BPMに乗っけるのはズルいぐらいにカッコいいです(笑)

もしかしたら Time と Vibration それぞれのレーベル用にプリセットされてたのかもしれませんね。楽曲提供先が EbF と SEB ってのもどこか影響してそうなニオイします。



まずイントロは、階段を上り入口を目指した感じを表したような段階を踏むサウンドで始まり、その入口に到達すると ウウィーーン と鳴き声みたく奏でられるギターサウンドが入り、その直後にタイトルコールが入ります。

その後は、ギターサウンドとタイトルコール、そして分厚いキックとが徐々に重なっていき、最後には「ドンストップ ザミュジトゥナイ」のサビ最後のタイトルコールが来て、リフへと移ります。


そして次にやってくるリフは、上記で書いたこととほぼほぼ変わらずですが、どこか未来的で独特な薄めなシンセリフが奏でるフレーズと分厚いキックのコンビネーションがいい味を出していて、BPMも相まってついついリズムをとってしまうことは間違いないでしょう(笑)


その後にやってくるのは Dima節 が炸裂するヴォーカルパートですが、作詞を Dall'Oraさん が担当している関係で、親父さんの得意技「-tion韻踏み」がAメロでくるのはもはやお決まり事項と言わんばかりなんですが、それ以外だと途中の変形パートでの Dima と Ferretti嬢 の掛け合いみたいな箇所がなかなか面白くて十分聴き応えがあるなと感じます。



初収録こそ SEB Vol. 85 でのEdit収録なんですけど、一応 SEB presents 頭文字D Absolute Album の啓介仕様のほうに Ext. が収録されてるので、なかなか見かけることが少なかったり、見かけてもまあまあ値が張るモノではあるかもしれませんが、見つけたらコノ曲と「Love & Money / Za-Za」の Ext. 目当てとして買ってみてください。

ちなみに、自分がブックオフで見つけた時は2000円以上はした気がします。それでも、上記が収録されてることやレアリティを考えて買っちゃいましたけどね。



それではまた次回!



※2018 4/28 に再編集済み