◆「人と向き合う」ということを生業にするということ | 組織を耕し、人間を育む ー組織開発のGen-BAからー presented by Anney

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最近、バズワードになっている「組織開発」という言葉。

こんばんは(こんにちは)。

今日もお読み頂いてありがとうございます。



今、日本には、「人と向き合う」ということを生業にされている方がとっても沢山いらっしゃいます。

カウンセラー、コーチ、セラピスト、ファシリテーターなどなど、なんだかよくわからない肩書きの職業も世には蔓延しているような気がしております。

1997年に、コーチングというものが日本に入って来てから17年余りが経過し、今や日本のそこかしこに「コーチ」というのを生業にされている方がいらっしゃる。

私も「コーチ」ではないけれど、「人と向き合う」ことを生業にしているものの1人です。
組織における人材開発:人づくりと、組織そのものの創造を支援する、組織開発コンサルタントという職業であります。

仕事を重ねれば重ねるほどに、つくづく思います。
この職業を生業とするプロフェッショナルとしての重さというものを。

しかしね、最近思うのは、余りに沢山の人と関わる職種が存在するようになったせいか、なんだかその重さをわきまえずに、それを生業にしようとする方々、私流に表現すると
金メッキカウンセラー
金メッキコーチ
金メッキセラピスト
金メッキファシリテーター
が、世の中に蔓延しているような気がしてならないんですよ

「人と向き合う」ということを生業にするということは、その向き合っている人の生き方に多大な影響を与えるということで、

それって言ってみれば、
その人の将来の生き方も共に「引き受ける」っていう「覚悟」が必要
なとっても重い職業だと思うのですよ。

さらに言うと、それだけじゃぁ済まないと思うのです。
「人と向き合う」というのは、その人の向こう側にいる家族や、関わりのある人達に対しての影響についても、ある意味「引き受ける」っていうことなんじゃぁないかと思っているのです。

だから本物の人は、そんな重たいことを引き受けるんだから、その「本質」を真摯に学び続け、自分自身にその資格を与えることができるようにと、日々努力し続けている…
それでも、まだまだ足りない、と思って、ひたすら真摯に学び続けている…

で、私が何を言いたいかって言いますと、
そういう「覚悟」とかなくて、「本質」を学ぼうとせずに、上っ面のスキルやテクニックを覚えただけで、安易に「人と向き合う」ことを職業にしている人が、多すぎなんじゃぁないでしょうか、ってことです。


そして、今や社会のマジョリティーになった「金メッキ○○○」っていう人達が、マイノリティの「純金○○○」に成り代わって、「人と向き合う」事を生業にしていることで、なんだか人生を翻弄されてしまったり、組織が崩壊してしまったり…
ってことになりつつあるんじゃぁないだろうか…

「悪貨が良貨を駆逐している社会」


「人と向き合う」「人との関わりに携わる」っていうことは、とっても凄い「覚悟」と「エネルギー」と「愛」が必要だと思っているんですけどね。
私は…

私は、よく「ものすごいエネルギーだね」とか「パワフルだね」って言われるのだけれど、

それはきっといっつも仕事の時は、「ものすごい覚悟」で向かい合っていて、それがきっと「ものすごいエネルギー」とか「ものすごいパワー」とかを産み出しているのだろうと思います。


1人の人間の人生を左右しかねない、
組織の存亡を左右しかねない、
そんなおっかないことを「引き受ける」を「覚悟」して立ち向かう恐怖をエネルギーに替えているのかもしれないなぁ、と思うのですよ。

自分が「金メッキ」か「純金」か、を決めるのは、自分じゃなくそれを必要としている人々であって、

だから私ができることというのは、ただひたすら必要として頂ける方にお役立ちするために「学ぶ」こと…
そして、
「現実」に目を背けることなく、「本質」を見失うことなく、目の前のことに真剣に向かい合うこと、だけなんだと思っています。


「人と向き合う」ということを職業にしている方には、今一度、自分の「在り方」を見つめて頂きたいな~と、心から願います。


今日も最後まで読んで頂いてありがとうございました。
それではまた、ご機嫌よう

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