75年目の終戦の日に〜平和への祈り | フィフィ オフィシャルブログ「All about FIFI」by Ameba

75年目の終戦の日に〜平和への祈り

 75年を迎える終戦の日、2020815日、今日は世界の平和の友好のために祈り、そして未来のために何が出来るのかを考え、また国を守るため犠牲となった英霊を追悼する日であります。

 私の息子は日本人です。息子がこの先、生きていく未来に、美しい日本、平和な世界を繋いでいくために、ここに私の気持ちをまとめさせて頂きました。


 まず、日本における平和について今年は日本だけでなく、世界中に新型コロナウイルスの感染が拡大し、多くの人が亡くなり、また世界経済は大きなダメージを受けました。百年に一度あるかないかのこの疫病に世界が一丸となって乗り越えていこうという、そんなコロナ禍に日本はこれまでにないほど安全保障を脅かされている状況にあります。

 中国が連日、沖縄県の尖閣諸島周辺の領海に侵入しているのです。4月中旬から尖閣諸島周辺では実に111日も連続で中国当局の船が確認されています。これは、日本が尖閣の国有化を宣言して以降、最長記録です。

 中国船による領海侵入に対し、日本に制限する資格はないと言い放った中国、今後は中国による領海侵入がエスカレートすると見られています。

 これに対し、米英が協力して日本を守り抜くと約束をしているにも関わらず、日本国内ではこの問題について積極的な議論がされていると思いません。

 今日本は平和だ、この平和は憲法9条によって守られたそんな意見も聞きますが、そもそも憲法9条で守られた平和だったのでしょうか?しかもこの先、平和と言える状況が続くとも思えません。実際に憲法9条がある中で、こうして日本の平和と安全が脅かされているのです。


 防衛や安全保障、憲法改正について議論しようとすれば、戦争しようとしているの?戦争反対!と声を上げる人がいる。マスコミも一緒になって日本は戦争に向かっているといったニュアンスで報じる。

 彼らは日本が今抱える問題が見えていないのでしょうか?なぜ尖閣問題を見ようとしないのでしょうか?国際情勢を知らないのでしょうか?香港や台湾、それだけではありません。ウイグルやチベットでの問題に目を向けないのでしょうか?これらの地域で起きている中国による人権弾圧、人権侵害、侵略行為は対岸の火事では済まされません。明日は我が身、日本の将来の姿かもしれないのです。

 中国は本気で尖閣を狙っています。香港に国家安全法を強引に導入し、香港市民を次々と逮捕するのを見て、他人事と思う人もいるかも知れませんが、中国の野望が留まるわけはありません。

 ベトナム、インドネシアは小国ながら自分達の海を守るため必死に戦っています。インドも領土を守るため、台湾も併合を許さないために、みんな大国相手に抵抗しているんです。

 そして香港はまだ二十歳そこそこの若者達が香港の未来のために、自由と正義を守るために、命の危険も顧みず声を上げ運動しています。


 日本はアジアにおけるリーダーとして率先して彼らに協力し、支援するべきなのです。リーダーとしての責任を果たすべきです。

 先人が守り抜いてきた日本の海を他国の侵略から守るために、アメリカから言われたからやるのではなく、本来であれば日本から呼びかけて協力を促し、動くべきなのです。

 これは戦争への道ではありません。防衛です。戦争にならないための抑止力、国防の観点から、当然の行為なのです。

 私はそれすらしない、決断しない日本政府を残念に思います。そして自国を防衛する事すら許さない論調に情けなくなります。

 日本政府はいつも遺憾の意を繰り返すばかり、しかしこの大人の対応は国際社会では通用しません。日本がどれだけ穏便に、平和的な解決、手段を望んでも同じように考える相手ばかりではないのです。

 日本を守るために、日本は、日本人は何をすべきでしょうか?それを本気で考える時期に来ているのです。

 

 自分の国を愛することは、必ず世界平和に繋がります。日本で愛国を口にすれば、軍国主義的だ、排外主義的だと言う人がいますが、あまりに短絡的で偏見に満ちていると思います。戦後教育の影響かも知れません。メディアの伝え方にも問題があります。これらの誤解を与えた責任は大きいです。

 愛国心は自分の国を愛することだけではありません。自分の国を愛するからこそ、他の国の人が如何に同じく自分の国を愛しているのか受け止め、理解することができるのです。


 自分の国を知ること、自分の国の文化に触れること、歴史を学ぶこと、それで初めて自分の国を愛していると言えると思うのです。

 文化はブームで終わるものではありません。歴史は利用するものではありません。そして愛国心は装うものではないのです。

 本当に自分の国を愛しているなら、この日本を愛しているなら、それをもっと表現していいんです。そして、日本のために、この国の将来のために、世界の平和のために、今こそ行動すべきなんです。


 今日、815日は先人が残してくれたこの美しい日本を、日本人がどう次の世代に、そして未来に繋げ残していけるのかを、そして世界平和を考える日であると思うのです。

 いま改めて、戦争で命を犠牲にし、この日本を守ってくれた英霊に、心より感謝の意を表したいと思います。

          2020815日 フィフィ