M6アイボルト仕様の傘付きどんぐり型バードコール | 蜂坊主のブログ

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市販されているM6のアイボルトを使用した


傘付きどんぐり型のバードコールの作成手順です。


作成手順(加工工程)は、1つではなく


様々な手法が有りますので、参考までに!


使用機材

・テーブルソー(角材作成&長さ寸法にカット)

・ボール盤(センター下穴&M6下穴空け)

・ベルト/ディスクサンダー(ディスク部で面取り荒整形)

・ミニ木工旋盤

・ノミ(木工旋盤切削)

・突っ切りノミ(破損したドリルをサンダー整形)

・サンドペーパー(150~400番)


先ずは、作成したい形状の簡単図面起こし

(ラフな図面です)

角材を作成(今回は、テーブルソーですがバンドソーでも製材しています)して

長さを統一したワークを作成
端面のセンターを出して
アイボルトの傘(約14mm)部までの円(16mm径)を描き
切削目安の円筒形の円を描きます。

ミニ木工旋盤への装着は、私はM4の木工ビスを
チャックに咥えて装着していますので
ボール盤にてM3の木工ドリルにて下穴を
深さ3mm~5mm空けます。

ベルト/ディスクサンダーのディスク部で
荒切削整形します。

角材のワークのままでも

木工旋盤にて切削整形可能ですが

ディスクサンダーにて荒整形する事で

旋盤作業時間の短縮

ワークの欠けや刃物の保護が可能です。

旋盤にて、角材をそのまま加工してみれば判りますよ!

角材の角(かど)が高速回転していますので

刃物への衝撃が凄いです!

木材とメタルの刃物では

木材の方が、柔らかいですので

衝撃でワークが欠けたり折れたりする事も…

荒整形したワークを木工旋盤に装着して
円筒形に切削する目安のマーキングをして
切削整形します。

傘部とどんぐり本体部の境目をマーキングして
どんぐり本体側を切削整形します。
(ワークの準備時に判明していたクラック有りを使用しましたので、クラック部を取りきれませんでした)

どんぐりの傘側を切削整形して
突っ切りノミにて模様を付けて
サンドペーパーにて切削面研磨をします。
突っ切りノミは、折れたドリルをベルトサンダーにて整形した自作品です。

ボール盤にてアイボルトの下穴を空けます。
アイボルトにてネジを切ります。

下穴は、アイボルトのサイズに合わせて空けますが

私は、M6のアイボルトに下穴は

材の堅さに合わせてドリルを

5mm        柔らかい
5.3mm    基準
5.5mm    硬い

と使い分けています。

クラック有りの試作品ですが完成です。

日本製の加工精度の良いアイボルトではなく

500円にて販売しているので
(子供の喜ぶ顔が見たい為)

大陸製のアイボルトを購入使用していますので

ネジの精度が悪く
(径や、ネジ切り具合が統一ではない)

鳴りが安定せずに

本体が駄目に成ってしまったり

バードコールには、使用不可なアイボルトも…
(アンカーとしては、使用可能かな?)

完成後にガラスコーティングを施しています。

以前は、ワトコオイルフィニッシュを

ネジ切り前に施し

乾燥硬化後にネジ切りをしていましたが

木材によっては、オイルが悪さをして

鳴らなく成ってしまう事を考慮したからです。

私が作成しているバードコールの鳴る仕組みは

アイボルトのネジ部と本体側のネジ部との

摩擦を利用した鳴きですので

オイルがネジ部に付くのはNGだと判断して

本体をガラスコーティングにしました。


鳴らなく成ってしまったバードコールに

松ヤニを塗布すると良いと

ググると有りますが

松ヤニ(松脂)も脂(あぶら)

油(オイル)とは違うから大丈夫なのかな?

一般的な油の粘度よりも

松ヤニは、粘度が高いから?

摩擦熱で粘度が低く成ったら?

疑問が有るので自分で検証が必要ですね~!


簡単なバードコールの作成は

木材に下穴を空け

ネジを挿入してネジを切るだけで作成可能です。

簡単な仕組みで鳴り

簡単に作成可能ですので

お子様と作成してみては

いかがでしょうか?

ネジを回しやすくする為に

アイボルトや蝶ネジを使用すると回しやすいので

私は、アイボルトを使用しています。
(重いのが欠点です)

重くない傘付きどんぐり型のバードコールも作成予定です。
(一番最初の写真の簡単図面が有り)

こんなバードコールも実は作成しています。
(改善点有りの品です)

では、また(⌒0⌒)/ね~~